ガレージに飾って楽しむ!盆栽バイクのすゝめ のコピー

ツーリングに出かけると、必ず立ち寄るカフェがあります。
そこには、めちゃくちゃカッコいいアメリカンバイクが飾られていて、マスターに聞いたら「盆栽バイクだよ」と言われたことがあります。

エンジンが焼き付いて走れなくなったそうですが、廃車にしたくなくて自分の店に飾っているのだとか。若年層のライダーには馴染みのない言葉かもしれませんが、大人の嗜みとして盆栽バイクが注目されています。

本記事では、盆栽バイクとは?盆栽バイクの楽しみ方などをご紹介します。

若いころの愛車、お手入れせずに置いておくのは勿体ない!

バイクは維持費もかかるので、仕事が忙しく時間がなくなってきたり、結婚や子どもが生れたのをきっかけに「バイクを手放す」選択が頭によぎる人もいるのではないでしょうか。

ちょっと待った待ったー!!
確かにバイクは走るのが醍醐味ではありますが、カスタマイズした機能美を眺めて楽しめる、美術品としての楽しみ方もあります。

乗らなくなった・乗れなくなった愛車は、お手入れさえ怠らなければ輝いていた当時のまま、その姿をインテリアとして残すことができるんです。

バイクを買ってすぐに嬉しくて撮った写真や、ソロツーリング先で出会った仲間のロングツーリング。思い出せばキリがないくらいに、たくさんの思い出を愛車と共に作ってきたはずですよね。そんな愛車を簡単には手放したくない!でも、バイクの置き場所に困っている人も多いでしょう。

自宅前に駐車したことで「盗難にあった」ニュースを見ると、へたな場所にはバイクを駐車しておけませんよね。でも安心してください!自宅に置く場所がなくても大丈夫!屋根付きのガレージで、「愛車を眺める」休日を味わってみませんか?

盆栽バイクとは?眺めて楽しむカタチのバイク。

天皇陛下は中学時代から「盆栽」を嗜む芸術的な感性をお持ちだったそうですね。
サザエさんでは波平さんが、盆栽を大切にしている描写があるなど「高齢者の趣味」と捉えられることが多かった盆栽。近年では「日本の芸術品」として鯉に並ぶ人気だそうです。

盆栽は植物の造形美を、試行錯誤しながら丹精込めて仕上げる芸術品であり、完成したものを鑑賞して楽しむものです。

そして盆栽バイクとは「パーツの隅々まで大切に磨き上げたバイクを鑑賞する」、大人の趣味の1つです。「鑑賞するだけ?」「バイクは走ってなんぼでしょ!」と憤慨する人もいるとは思いますが、盆栽バイクはそれだけが目的ではないのです。

飾るのは目的じゃなく愛車を大切にするための手段

通常は乗り心地や走りにこだわってパーツを組み換えカスタムしますが、盆栽バイクの場合には「見た目を美しく・カッコよく」するためにカスタマイズする人が多いです。

乗らない・乗れないからと放置するのではなく、定期的にメンテナンス手入れが行き届いているバイクを盆栽バイクと定義します。盆栽バイクを始める理由は様々で、愛車を手放したくない・思い入れのあるバイクを子どもにも見せたいと飾る人もいるでしょう。

知り合いの人は、友人のバイクを引き取って修理し大切に保管することで、思い出を形として残したいと始めたそうです。

また、身体的な理由からバイクに乗りたくても乗れない…それなら、好きなバイクを身近に置いて楽しみたい人もいます。「飾るだけなんて!」と思うライダーもいるとは思いますが、それぞれに色々な思いや理由があって盆栽バイクをやっているんです。

その思いをしっかり汲み取り、理解しリスペクトすることが、同じライダーとしての礼儀ではないでしょうか。

盆栽に適した車種は?眺めて良しの大型?カスタムがしやすい小型?

もちろん愛車をそのまま盆栽バイクにする人もいれば、「将来的に盆栽バイクにする」ことを考えてバイクを乗り回したり購入する人もいるでしょう。

ここからは「もし盆栽バイクを始めるなら」として、人気のある車種を紹介します!

スズキ カタナシリーズ

世代を超えて人気がある「スズキ カタナ」は、他のバイクにはない存在感とデザインに魅力があります。「刀」というだけあって、サムライスピリッツ的な何かを、どのシリーズにも感じてしまいませんか?

洗練された美しさとは違った、無骨さもありつつ、最新の電子制御に頼りすぎない「いい塩梅」なところが乗って良し・見ても良しの二刀流なんです。

カワサキ ニンジャシリーズ

スズキは「刀」と言えば、カワサキは「忍者!」目立つニンジャも珍しいのですが、カワサキカラーでもあるライムグリーンが眩いスポーツバイクです。

中型から大型クラスまで、様々なラインナップが魅力なニンジャですが、操作性の高さと走行性の快適さからも多くのバイカーを虜にしています。一番人気のライムグリーンはもちろんですが、赤、青、黒、白と好みで選べるのも魅力です。

ヤマハ YZFシリーズ

スーパースポーツバイクの真骨頂「ヤマハ YZF」は、コーナリングに定評のあるバイクで、ツーリングで峠を走る際にその実力を発揮すると言われてきました。走って良し・見た目もSSらしい大きなカウルで、国内だけでなく海外でも非常に人気のあるバイクです。

海外モデルはもちろんのこと、排気量によって個性的なボディと雰囲気が魅力で盆栽バイクとしてだけでなくレース用バイクとしても愛され続けています。

ホンダ モンキー

コンパクトで軽い上にパワフルなところが魅力の1つです。
車体の重さや足つきを気にしなくていいので気軽にバイクを楽しめます。

ミニチュア感さえも愛おしくなるホンダ モンキーは、スーパーカーブームが冷めやらぬ1967年に登場しました。

当時は「スーパーカブ」と人気を二分する人気バイクで、カスタムバイクとしても有名です。
現在は実用性の高い125ccのみが販売されていて、パーツ価格が低くサイズも小さいのでカスタムしやすいのが魅力です。

50cc時代のモンキーはとにかく高い人気ですが、プレミア価格で入手困難な本体も多いので盆栽バイクとして購入するのにはよく考える必要がありそうです。

とはいえ、乗るのが一番のメンテナンスかも?たまにはバイクを走らせよう

「走るチャンスがない」からこそ、愛でて楽しむのが盆栽バイクですが、愛車をそのまま錆つかせてしまうのはもったいない!

バイクは定期的にメンテナンスしていても、エンジンを動かさないでいると錆ついてしまいます。
仕事が忙しい・ツーリング仲間がいないなど、乗らない理由は様々ですが、天気のよい休日などには愛車で出かけてみませんか?

コンビニまで走らせるだけでも、バイクは生き生きとしますし、感覚が戻れば飾ってあるだけではもったいないと感じるはずです。

バイクを走らせると得られるメリット

悲しいですが、バイクはメンテナンスしても走らなければ劣化していきます。
特にバッテリーは上がってしまいますし、タンクに入ったままのオイルも経年劣化によって汚れます。

そのままにしておくと、見た目だけがいい「ガラクタ」同然になってしまうのです…。

愛車を大切に思っているのなら、定期的にエンジンをかけて走ってください。
そうすることで、機能の劣化を食い止め、錆からもバイクを守ることができますし、エンジンやパーツの異常に気づきやすくなるので、バイクを長持ちさせられます。

また、「カバーがかかっているからキレイだろう」と洗車せずに放置するのもよくないことです。
乗っても・乗らなくても、定期的にふき取り洗車でバイクを磨いておきましょう。

盆栽バイクだからといって、ガレージにしまい込んでおかず、ふき取り洗車でピカピカに磨いておけば「乗りたい」気持ちがうずうずしてくるはず。

忘れていたバイクを走らせる楽しみを思い出させるためにも、ふき取り洗車は忘れずに!洗車をまめに行うことで、バイクに乗ることがさらに楽しくなります。

当社ではガレージ物件も取り扱っております!

バイクに乗らなくはなったけれど処分はしたくない、家に置いておくと肩身が狭い…など、乗らなくなってしまったバイクをどこにしまい込むのか、飾っておくかで迷っていませんか?

そんな時は、ガレージの利用をオススメします。
今回オススメする当社の物件「魁町ガレージ」は、閑散とした住宅街の中にあり、名古屋市道名古屋環状線からも近く、駐車場からは左折・右折共に出庫が可能となっています。

雨風に強いシャッターガレージで、スペースの許す限りは何台でも入庫OKです。シャッターはリモコンで開閉できるので、バイクに乗ったまま操作できるのが嬉しいところ!

外からはバイクを見ることはできませんので、防犯の意味でもセキュリティが高く安心して駐車できます。

広々としたガレージ内部は、入れるものへの制限がないのでタイヤの保管場所として使ったり工具を持ち込んで保管場所としても使えます。

キャンプ用品なども保管できるので、椅子をおいて眺めても誰にとがめられることはありません。
自宅から自転車でガレージにきた場合にも、自転車スペースもたっぷりあるので、中に駐車してシャッターを降せば防犯対策になるので安心です。

中にはコンセントもあるので、防寒グッズの充電からEV車・電動バイクの充電も可能になっています。また、換気扇付きなので、バイクのカスタム作業や盆栽バイクを楽しむ時間も快適に過ごせます。

詳しくはこちらから!

まとめ

盆栽バイクは「乗る楽しみよりもカスタムして眺めて愛でる」偏ったバイク趣味と思われていますが、実はそれだけではありません。

保管するための場所の確保やメンテナンス、定期的な運転で大切なバイクを守っている人もいます。乗りたいけれど、バイクに乗れなくなった人にとって、盆栽バイクは第二のバイクライフにもなるでしょう。

バイクの楽しみ方は人それぞれですし、本人が満足しているなら他人が口を出すことでもありません。走る楽しみも見る楽しみも、バイクがなければ始まりません!
皆さんも、自分だけのバイクライフを見つけてワクワクする毎日を送りましょう。