夏のバイクあるある~バイク駐車場特集編~
夏ですね!皆さんは夏の時期、バイクの保管に対してどんな工夫をしていますか?冬の寒さが厳しい季節と比べて、夏はバイクに気軽に乗れる気候の日が多く、イベント等も多いので愛車の出番も多いと思います。
次のバイクに乗る予定まで簡単なカバーをかけるだけ、屋根があるところにカバー無しで保管、最近人気が出てきたバイク用ガレージで保管などいろいろな保管方法がありますね。
気温が高い・湿気が多い夏はバイクに乗らないときも油断できません。カバーをかけて保管していても、夏の暑さ・湿気が合わさるとマシントラブルに繋がることもあります。
梅雨時期でなくとも、夏は突然豪雨になることもあります。雨が降ってもカバーをしているから安心と思っていても、数日して見てみたら、湿気でハンドルグリップやシートやシート下から部屋干しのような臭い、メッキや鉄の部分のサビが発生するなど愛車が残念な事に。。。
凹んでしまうような夏のバイク保管の思わぬトラブルが隠れています。
というわけで、今回は「夏のバイク駐車場あるある」についてまとめました。解決のためのワンポイントアドバイスについても書いていますので、是非最後までご覧ください!
目次
土、結露、サビ……恐怖の湿気×バイク駐車場あるある!
土の駐車場での結露
バイクの保管が庭や未舗装の駐車場という方。梅雨の時期、雨除けにカバーをかけたままにしていて、カバーを外すと湿気でバイクが濡れていた、という経験はありませんか?
これはアスファルトやコンクリートと違い、地面から湿気を吸ってしまってその後蒸発してバイクに水をかけたように水滴が付着してしまうからです。
バイクに限らず、機械に湿気は禁物です。晴れた時はカバーを外して中の湿気を逃がしたり、気付いた時に拭き取ったり、こまめに乾かしたりして、湿気を逃す必要があります。
また、対策として、自宅の庭など自由にできるスペースをお持ちの方は、しっかりと固めた土の上にレジャーシートやブルーシートなど湿気を通さないものを敷いて下からの湿気を防ぎ、その上にバイクを置くことで、湿気が上がってバイクが結露まみれになるトラブルを大幅に軽減できますよ。
防水性能だけでは蒸れる!?
防水性能が高いバイクカバーと聞くと一見バイクも濡れずに完璧なカバーと思われがちですが落とし穴があります!それは蒸れとの戦いです!
防水性能が高くても通気性がなければ確実に蒸れます!
例えば、分厚いだけのレインスーツを着ると中にこもった湿気が逃げず、中が蒸れて不快な気持ちになったことはありませんか?
それはバイクでも同じです。バイクカバーとはいえ密閉まではできません。空気中の湿気はカバーの中にも入ってしまいます。
そんな時は、バイクカバーに雨が侵入しないような場所に小さな穴をあけたり、取り扱いに少し注意や手間がはかかりますが、ホームセンターなどにある、建物の外壁に使うような小さめな通気口を付けたりしてカバーの中に湿気が抜ける空気の通り道を作ってあげることで、蒸れ対策ができますよ。
気温の差+湿気の結露でサビ発生!
バイクカバーを求めてバイク用品店に行くと、様々な機能をもった数多くのバイクカバーが置いてある大きなコーナーがありますよね。
バイクカバーといっても、ロックの為の穴や頑丈な素材で防犯性能に力を入れているもの、車などから暗い中でもバイクの保管場所に気付けるように反射材が多いもの、内側のバイク面に柔らかい生地を使い愛車にキズが付きにくいもの、中でも防水に特化したカバーが数多くあります。
当然愛車を雨に濡らしたくないので防水性能が良いものを最優先に選びがちですが、防水性だけが高すぎると、バイクカバー内にたまった湿気の逃げ場がなくいつまでも湿気が残ってしまい、水分に弱いメッキや鉄の部分、フロントフォークなどの走りに影響する所にもトラブルを起こす原因になってきます。
そこで、防水性能だけが優れたものではなく透湿性が重要になってきます。しっかりとしたガレージで保管されている方は気にしなくてもいい点ですが、屋外保管の方は、防水性能はもちろん透湿性もしっかりとチェックするポイントになります!
透湿性があると、雨が止んだ後、気温が高くなって蒸発した水分がバイクカバー内にたまる事で起きる結露がかなり改善されます!上から降ってくる雨をしっかり防ぐのはもちろんですが、その後の下からの湿気に注意することも重要です。
防水性+透湿性、これである程度バイクへのダメージは防げますが、長期間乗らない、バイクに関わらない時期があると不安になるものですよね。
自分でできる対策として、サビが発生しそうな金属、メッキの部分にはメッキ保護材やワックスを塗ることでサビの進行を抑えることができるので、いつものメンテナンスにプラスしてみるのもおすすめですよ。
とは言っても、気づかないうちに付いてしまったサビを見つけてしまうかもしれません。
大事な愛車のサビ、すごくショックですが諦めなくても大丈夫かもしれませんよ。
▼▼▼詳しくはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。▼▼▼
土・砂利でお悩みの方は、コンクリート駐車場への借り換えがオススメ!
また、バイク駐車場の地面が砂利・土ならではのお悩みを抱えている方は、コンクリート打ちのバイク駐車場に借り換えるのも一つの手ですよ。
同じ屋根なしの駐車場でも、コンクリートと土の上では湿気の溜まり方が違います!
湿気や結露、サビにお悩みの方は是非借り換えをご検討ください。
アスファルトが溶ける!?熱×バイク駐車場のあるある
アスファルトにサイドスタンドがめり込む
ツーリングの休憩や食事などお出かけ先の駐輪場が炎天下というのもよくある光景です。そんな炎天下にバイクを駐輪することはよくありますが、その時に気を付けたいのはサイドスタンドを立てる場所です!
長時間の炎天下でアスファルトは柔らかくなっている時があります。そこへサイドスタンドの小さな接地面でバイクの100キロをゆうに超える重量をかけてしまうと、柔らかくなったアスファルトにゆっくりとめり込んでいき、バイクのバランスがサイドスタンドだけでは保てなくなっていきます。
その結果、ちゃんと駐車したはずなのに食事から帰ってきたら倒れていたという悲劇。。。。バイク乗りなら年に数回は聞く話ですよね。
ですが、原因が分かれば対策もできます。それは、サイドスタンドがアスファルトにつく面積を増やすことです!アフターパーツでサイドスタンドプレートやホルダーを使用するとめり込む危険性から解放されます!金額も様々ですが、比較的安価な商品が多いサイドスタンドホルダーをツーリングバッグに入れておくのもおすすめですよ。
壁に囲まれた駐車場だと熱気がこもる
バイクは車と違ってエンジンやマフラーなど高温の物が多くむき出しになっています。特にマフラーやエンジン回りをふいに触ってヤケドしてしまった経験、1度や2度はあるはず。
走り終えた後はバイク全体が灼熱地獄になっている事もしばしばあります。熱が冷めないうちにバイクを三方がコンクリートに囲まれた熱の逃げ場のない駐車場に止めると、その熱気がこもり、熱に弱い樹脂パーツやメッキパーツの傷みが進行してしまうことがあります。
長時間バイクに乗ったあとは、すぐに駐車場に戻す前に日陰などでクールダウンさせてから駐車場に戻すことがバイクや大事なパーツを長持ちさせるポイントになってきます。
熱でタイヤが削れる、跡が残る
タイヤはゴムなので削れて少しずつ減っていきます!真夏など炎天下であればゴムが柔らかくなり、コンクリートでより多く、そして早く削れてしまうことがあります。
そうならないためにタイヤにワックスを塗ることをおススメします!ワックスといっても油性ではありませんよ。油性だと逆にタイヤを傷つけてしまいます。水性のタイヤワックスをご使用ください!
タイヤにワックスを塗ることに抵抗がある方は、駐車場のコンクリートの方に摩耗防止のためのコーティング剤を塗ったりモデリング塗装をすることでタイヤが削れにくく、タイヤ跡も目立ちにくくなります!
熱でのトラブルでお困りの方は、広々とした屋内駐車場がオススメ!
タイヤが熱ダレする、アスファルトにサイドスタンドがめり込むなど、熱に関するトラブルでお困りの方には、広々とした屋内駐車場がオススメです。
直射日光が当たらないので温度が上がりにくく、スペースが広いおかげで熱もこもりにくいので、熱トラブルでお困りの方にピッタリです。
また、珍しいところでは自動車用の屋内駐車場を、バイク駐車場として貸し出していることもあります。
元々自動車用に設計されているので、バイク駐車場としては広々としたスペースをご利用いただけます!
夕立はもうイヤッ!炎天下もヤバい!自然×バイク駐車場のあるある
早くカバーをかけたいのに、マフラーが熱くてかけられない
夏は突然の夕立に遭遇することが多くあります。朝は天気が良かったのに帰りはずぶ濡れになりながら帰宅なんてことも….そんな中一刻も早くバイクにカバーをかけたくなりますが、エンジンやマフラーなど高温の場所にカバーが触れると一瞬で溶けてしまうこともあります!溶けた際には嫌な臭いがするし後の処理もとても大変ですよね。
マフラーにこびりついたカバーを、キズができないように何時間もかけて削り落としていく……
一度カバーが溶けてしまうと、そうした虚しくなる作業が発生してしまいます。
そんなときは、バイクから降りてすぐにかけることができる耐熱加工が施されたバイクカバーがおすすめです!また、バイク用のテントのようなバイクカバーもあります。設置は場所の準備や手間等いろいろと大変ですが、バイクカバーの擦れによる細かいキズを防げるので一度探してみるのもおすすめですよ。
ガソリンの臭いや漏れにヒヤッとする
炎天下にバイクを屋外に止めているとバイクの下にガソリンが垂れて、臭いがしていることがあります。また、エンジンもかけてないのにガソリン臭がする時もあります。そのような状況に遭遇するとちょっとした恐怖を感じますね。
ガソリンは寒暖差で膨張することがあるので、給油する際に給油口ギリギリまで欲張って入れると、タンクの中で気化したガソリンが給油口のキャップから少しずつ出てきたり、ブリーザーホースから漏れてきたりしてしまいます。
ガソリンの入れる上限は車種によって決まりがあるので、特に夏はガソリンが膨張することも視野に入れた量を入れるようにすると、ガソリンの垂れや臭いを未然に防ぐことができます。
ヘルメットで駐車場内の虫に気付けない
ヘルメットを被ると大きな音は聞こえますが、虫などの小さな音は聞こえません。自宅に戻って虫が湧いていてその状態でヘルメットを取ると卒倒する可能性があります!
苦手でなくても虫刺されによる腫れができたりすることもあります。
そんな時は事前にバイクを止めるスペースに虫よけ剤を吊るしておくのが良いでしょう!虫よけスプレーを使う事も効果的です!
また、最近は虫刺されを抑える服もありますので、スプレーや薬剤が苦手な方は試すのもアリですよ。
雨・風が気になる方は、バイクガレージのご利用がオススメ!
この見出しでは「自然×バイク駐車場のお悩み」について紹介してきましたが、そうした自然(天災)由来のお悩みの解決法としてオススメなのが、「バイクコンテナ(ガレージ)を借りる」ことです。
バイクコンテナであれば、屋根と壁がありますので、カバーをかける必要がありません。
「マフラーが熱いけど、雨が降っているから早く屋根付きの駐車場に入れたいな」というときも、すぐに入庫できます!
また、バイクコンテナは台風にも強いので、「夏は台風でバイクが倒れないか心配……」とお考えの方にもオススメです。
愛車をガッチリ守りたい方は、バイクコンテナのご利用を検討されてみてはいかがでしょうか?
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よろしければ是非ご覧くださいませ。
▼バイクガレージ・コンテナ物件の特集はこちら▼
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まとめ
いかがだったでしょうか。バイクの駐車場での保管や悩みに関するあれこれを紹介しました。
冬と違い夏は寒暖差や雨の影響でサビや腐食、臭いが発生する可能性が高いので、事前にケミカルや対策グッズなどでバイクやパーツを保護することが大切です!
自分のバイクに乗るスタイルや頻度、駐輪場の場所や地面の材質を考慮に入れてバイクカバーやスタンドホルダーを使う事、防虫対策をしっかりしておき、バイクだけでなく自分自身もしっかり守っていくことで、夏の炎天下や梅雨時期など変化しやすい季節でも安心してバイクの保管ができますよ。
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