キャンプツーリングをしてみたい!どんなバイクがオススメ?
最近「一人で楽しめる趣味」として、人気が上がっているキャンプツーリング。たまには大自然の中で、リラックスした時間を過ごしてみませんか?
ですが、キャンプをするとなると荷物が多くなるので、しっかり荷物の積めるバイクでないと困りますよね。また、キャンプ場への道がスムーズに走れるかどうかも、チェックしたいポイントです。
そこで今回は、キャンプツーリングにオススメなバイクを5つ紹介します!積載量の大きいバイクで、キャンプツーリングを楽しみましょう!
目次
オススメバイク①:ホンダ CT125ハンターカブ
完成度が高いバイクとして大人気のカブシリーズには、様々な派生モデルがありますが、ひときわユニークなモデルがハンターカブです。
ハンターカブは1961年に販売が始まりました。オフロード向けのタイヤが装着されているので悪路向けのバイクとして、または農業や狩猟目的で海外でも大人気のCTシリーズとなりました。
1981年に販売されたCT110ハンターカブから長らく新モデルは出ていませんでしたが、2020年にCT125ハンターカブが登場しました。
CT125はリアキャリアが大きいので、大型リヤボックスや大きな荷物を積載することができます。また、マフラーがアップマフラーで、エアクリーナーの吸気口がリアキャリアの下まで伸びているので、オフロードの走行もある程度出来ますよ。林道や砂利道などで、CT125の走破性の良さを発揮できます。
また、右側にはリアキャリア近くまでマフラーがありますが、左側にはスペースがあるので、サイドバッグを取り付けることでさらに荷物を積むことが出来ます。
カブシリーズは元々荷物を積んで走るビジネスバイクとして使われているので、荷物を積んだ状態でも安定して乗ることが出来ますよ。
(※2023年式(現行)のデータ)
- 全長:1965mm
- 全幅:805mm
- 全高:1085mm
- シート高:800mm
- 最低地上高:165mm
- 車両重量:118kg
- 最高出力:9.1PS
- 始動方式:セルフ・キック併用式
- 燃料タンク容量:5.3L(レギュラー)
オススメバイク②:スズキ Vストローム250
Vストローム250は2017年に販売が開始されました。
フェンダーがくちばしのように伸びていたり、ウィンドシールドが付いていたりして、アドべンチャーモデルのような外観になっていますが、オンロードモデルのGSR250やGSX250Rと同じ並列2気筒エンジンが搭載されています。タンク容量が多く、燃費が良いです。
また、オンロードバイクと同じ、前後17インチのタイヤサイズなので優れた燃費で長距離ツーリングに最適なバイクです。Vストローム250は純正オプションでパニアケースをトップケース1個、サイドケース2個の合計3個付けることができます。
トップケースは容量23L、サイドケースで各20Lなので約60Lの容量があります。キャンプツーリングで使うものやお土産など、多くの荷物をパニアケースに入れてツーリングができます。
オンロード走行用のタイヤやサスペンションのセッティングになっていますが、フラットな林道など、激しくない不整地であれば走行することができます。オフロードもいけるようなタイヤにするとさらに楽しく走行できる道が増えていきますよ。
(※2023年式のデータ)
- 全長:2150mm
- 全幅:880mm
- 全高:1295mm
- シート高:800mm
- 最低地上高:160mm
- 車両重量:191kg
- 最高出力:24PS
- 始動方式:セルフスターター式
- 燃料タンク容量:17L(レギュラー)
オススメバイク③:カワサキ ヴェルシスX250 ツアラー
ヴェルシスX250は、ニンジャ250系の250ccパラレルツインエンジンを搭載したマルチパーパスモデルとして2017年に販売開始されました。
250ccのマルチパーパスモデルとしては、1990年代のKLE250アネーロ以来となる久しぶりの新型モデルになりました。
アドベンチャーツアラーとしてオフロードのような見た目ですが、フロント19インチ、リア17インチのロードタイヤでオンロード向けのバイクになっています。
ヴェルシス250から派生したモデルのヴェルシスX250は純正オプションでパニアケースを左右に取り付けることができます。
販売当初はパニアケースの有無を選択できましたが、現行モデルではパニアケースやDCソケットが標準で装備されています。パニアケースはボルト固定式になっており、また、積載能力は高めですよ。
他にも大きめのウィンドスクリーンで走行風を逃がしたり、ハンドガードや大型のクラッシュバーが付いたりしています。
このようにオフロードベースですが多くの装備が付いたツアラー仕様になっているので長距離ツーリングでも疲れにくいです。
また、燃料タンク容量も17Lと多いのもポイントですよ。
(※2022年式のデータ)
- 全長:2170mm
- 全幅:940mm
- 全高:1390mm
- シート高:815mm
- 最低地上高:180mm
- 車両重量:183kg
- 最高出力:33PS
- 始動方式:セルフスターター式
- 燃料タンク容量:17L(レギュラー)
オススメバイク④:ヤマハ テネレ700
テネレ700は2019年の新型モデルとして、2018年のEICMA(ミラノ・モーターサイクル・ショー)で発表されました。
このモデルはXT500(1976年)に始まったラリーレースへの参戦、その中でもパリ・ダカールラリーへの挑戦を経て、「テネレ」という名前を持つようになったものです。
ミドルクラスのテネレはXT600テネレ(1983年)からXT660Zテネレ(2008年~2015年)までは単気筒エンジンを搭載していましたが、テネレ700はMT-07やXSR700の並列2気筒エンジンをアドベンチャーモデル向けへのセッティングが行われた状態で搭載されました。2気筒になりましたが、テネレらしいスリムさは健在ですよ。
ビッグアドベンチャーなので、車重はそこそこありますが、馬力の大きさやタンク容量の多さ、燃費の良さから長距離ツーリングに最適です。
また、サイドにはメーカーオプションのアルミサイドケースを取り付けることができます。サイドケース片方の容量は35〜37L、積載量は5kgなので左右に多くの荷物を積んでツーリングができますよ。
新車時のタイヤはオン・オフ両方走行できるものです。車重があるので激しい場所でなければ無理なく不整地を走行可能です。
メーカーサイトによると、トップケースも取り付け可能ですが、サイドケース左右とトップケースの3点を装着すると走行風の影響を受けたり重量のバランスが崩れたりすることがあるので、止めた方がよいとのことです。
シート高が875mmで足つきに不安が残りますが、メーカーオプションのローシートにすると約20mm下げることができますよ。
(※2023年式(現行)のデータ)
- 全長:2370mm
- 全幅:905mm
- 全高:1455mm
- シート高:875mm
- 最低地上高:240mm
- 車両重量:205kg
- 最高出力:73PS
- 始動方式:セルフスターター方式
- 燃料タンク容量:16L(レギュラー)
オススメバイク⑤:ホンダ スーパーカブ50
1958年のスーパーカブC100を初代モデルとする50ccのスーパーカブ。
エンジンが1966年にOHVからOHC化されてから、2012年のフルモデルチェンジまで45年の歴史を刻みました。その後は中国生産になりましたが2017年に再び日本生産になり、伝統の丸目ヘッドライトが復活しました。
スーパーカブ50は原付1種なので普通免許を持っていれば運転することができます。燃料タンク容量は4.3Lで少なく感じますが、105km/L(30km/hで走行時)の驚異の燃費を誇ります。
荷台のキャリアが大きいので、大きな荷物やリアボックスを取り付けることが出来ます。サイドバッグもステーを使って装着可能です。
フロントにはメーカーオプションの小さなキャリアを付けることで、前かごを取り付けることができ、ちょっとした荷物を積めるようになります。
このようにカブシリーズは前後、もしくはサイドに荷物を積んでも安定して走行できるような前提になっているので他の50ccクラスよりも積載量を増やす事が出来ますよ。
原付の積載制限は30kgまでなので、必要なものだけ積むようにしましょう。
スーパーカブはハンターカブと違って車高も低いので、林道は厳しいかもしれません。
オンロードのみの走行と考えるかタイヤの種類をオフロード寄りにして、キャンプ地までの道路を走りきりましょう。
(※2022年式のデータ)
- 全長:1860mm
- 全幅:695mm
- 全高:1040mm
- シート高:735mm
- 最低地上高:135mm
- 車両重量:96kg
- 最高出力:3.7PS
- 始動方式:セルフ・キック併用式
- 燃料タンク容量:4.3L(レギュラー)
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はキャンプツーリングに最適なバイクを紹介しました。
キャンプ場に行くまでの道のりは楽しいものですが、不整地になることも多いです。
不整地をある程度走行できて、荷物も詰めるバイクといえばアドベンチャーバイクになりますが、ハンターカブのように小さなバイクでも、注意すれば充分走行することが出来ます。
キャンプ場までの道のりやツーリングコースの距離、荷物の量をある程度イメージしながら、最適なバイクを選びましょう。