恋人やパートナーに、バイク趣味を理解してほしい……!!

独身の頃は、気ままに楽しめたバイク趣味。
恋人やパートナーができたとき、「バイク趣味は危ないからやめて!」と反対されて、肩身の狭い思いをされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、

・バイク趣味を続ける上で揉めやすいポイント
・バイク趣味を恋人・パートナーに理解してもらう方法

について解説します。

大切な人と良い関係を保ったまま、バイク趣味を続けたい方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

バイク趣味のどこが不満の種になりやすいのか

解決法①:事故などのリスクに対して対策を取っていることを説明する

解決法②:排気量の小さいバイクに乗り換える、レンタルバイクを活用する

解決法③:相手の要望に耳を傾ける・普段から相手への気遣いを欠かさない

解決法④:ウェアは自分で洗う、バイクグッズは自分のスペース内に収まる量にする

まとめ

番外:恋人・パートナーがバイク乗りで困っている、バイク趣味をやめさせたい方へ

 

 

バイク趣味のどこが不満の種になりやすいのか

まず、バイクが趣味の方と、そうでない方の間で揉めやすいポイントを見ていきましょう。

・事故に遭う・ケガをするリスクが高い
・バイクの維持費・修理代などで出費がかさむ
・免許がないと楽しめない趣味なので、一緒にいたいタイプの人からすると置き去りにされたようでさみしい
・ウェアがくさい、バイクグッズが家族の共有スペースを侵食している

……恋人やパートナーに言われたことを思い返すと、なんとなく当てはまるところがあるのでは?

「ウッ……思い当たるところがたくさんある……」と、冷や汗が出てきた方!

ご安心ください!大切な方ときちんと話し合ったり、これからの行動を改めれば、大抵の場合はなんとかなります!

ここからはそれぞれの問題の解決法を伝授しますので、大切な人と良い関係を保てるよう、一つずつ取り組んで行きましょう!

 

解決法①:事故などのリスクに対して対策を取っていることを説明する

「バイク趣味をやめてほしい」と言われたとき、ほとんどの場合「危ないから」「事故に遭うから」がセットになっているのではないでしょうか。

そんなとき、何の備えもしていない状態では、いくらあなたが「大丈夫!」と言っても「何を根拠に言っているの?」と思われてしまいます。

ですので、大切な方とバイク趣味について話し合う前に、できることはやっておきましょう!

プロテクターをつける・効果について説明する

大切な人を安心させるため、また、あなたの身を守るためにも、プロテクターをつけましょう。

胸部・脊椎等の重要な部分を守るものだけでなく、膝・肘にもプロテクターを装備できると、なお良いですね。

バイク乗りの間では「よくあること」と思われている大根おろし(※転倒して肘・膝がえぐれる)も、慣れていない方は肝を冷やします。

何も対策せず、転倒してすりむいてしまった日には、傷口の見た目のひどさに「もう乗らないで!!」と言われてしまう……かもしれません。

そうならないためにも、プロテクターをつけましょう。

また、バイク趣味に詳しくない方は、プロテクターがどんなものか知らないこともあります。

そんなときは、プロテクターがどんな装備なのか、何のために着用するのか説明してあげてくださいね。

任意保険・生命保険・医療保険に入る

もしものときに備えて各種保険に加入するのも、バイク趣味を理解してもらう上では大切なことです。

「危ないから」で反対されている方の心の中には、事故の金銭的なリスクを心配している部分もあるでしょう。

そこをしっかりフォローする姿勢を見せることで、お相手様からも「この人はきちんと考えているんだな」と思ってもらえますし、信頼を深めることにも繋がります。

また、養うべき家族がいる場合は生命保険にも加入するのがベター。

「結局お金の問題?」と不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが……。

お相手様の不安要素の中にお金の問題が含まれている限り、そこに対して効果的なアプローチをしないと、説得するのは難しいのではないでしょうか。

大切な方との話し合いだからこそ、お相手様がどんなところに不安を感じていらっしゃるのか、どうすればその不安を取り除けるのか、一度考えてみてくださいね。

走る予定のツーリングコースを共有する

大切な方に走る予定のツーリングコースを共有するのも、理解してもらうためにオススメな方法です。

バイク趣味のことをよく知らない方は、暴走族などのイメージで「バイク乗りは峠を高速で走ろうとするものだ」と思い込んでいることもあります。

あなたがもし、海沿いや下道をのんびり走るのが好きなら、「次はこんなところを走るつもりなんだ」と写真を見せたり、Googleマップなどで行先を紹介してみましょう。


※南房総フラワーラインの写真。こうしたゆるいコースなら、安心してもらいやすいかも?

そうすれば誤解もとけて、気持ちよく送り出してくれるようになる……かもしれません!

 

解決法②:排気量の小さいバイクに乗り換える、レンタルバイクを活用する

バイクを所有していると、気になってくるのが維持費。

恋人・パートナーの方が「他のこと(老後の貯金、子供の教育資金など)にお金を使いたいのに、バイクの維持費が家計を圧迫している」ということになると、トラブルが起きがちです。

「そろそろ、将来のことも考えないと」と感じていらっしゃる方は、家計に負担をかけないバイク趣味の楽しみ方を検討してみましょう。

排気量の小さいバイクに乗り換えて、維持費を下げる

大型バイク・車検が必要なバイクに乗っていらっしゃる方は、バイクを乗り換えるのも一つの方法です。

250cc以下のバイクに乗り換えることで、車検代をカットしたり、バイクにかかる税金を安くすることができますよ。

「今のバイクを売って、このバイクに乗り換えると〇〇円の節約になる。これなら予算の範囲内に収まるから、バイク趣味を続けさせてほしい」

維持費のことを聞かれたとき、そんな風に返事ができると、お相手様も納得しやすいのではないでしょうか。

また、最近は魅力的な小型バイクも増えてきています。


※スズキ GSX-R125。125ccながら、スポーティーな走りを楽しめる車種として人気です。


※ヤマハ MT-125。スタイリッシュなデザインがカッコイイ!

元々大型派だった方も、小型バイクの世界を知ってみると……意外とハマってしまうかもしれません。

「我慢」や「妥協」ではなく、「新しいバイクとの出会いがあった」と捉えてみると、受け入れやすくなると思います。

「スケールダウンで家計に貢献!小型バイクの世界も知れてラッキー♪」と考えてみると、バイク趣味が一層楽しくなりますよ!

レンタルバイクを活用する

恋人と一緒に過ごす時間が増えた、子育てに時間がかかるなどの事情でバイクに乗る頻度が減ってきた方は、レンタルバイクに切り替えるのもオススメです。

レンタルバイクなら維持費がお店持ち(※レンタル料金に含まれている)になりますので、そちらに切り替えるとバイクに乗らない月の支出を減らすことができますよ。

また、レンタルバイクには「バイク趣味にいくらかかるかを説明しやすい」というメリットもあります。

レンタルバイクの料金は車検代・保険料などがコミコミになった金額なので、「〇回借りたら△円になる」という見通しが立てやすいんですよね。

大切な方にレンタルバイクの料金表を見せて、「1回のレンタル料金が△△円だから、月1回ならお小遣いの範囲に収まるよ!」とアピールしてみましょう。

そうすれば、「お小遣いの範囲でやりくりしてるならOK!」と思ってもらえるかもしれません。

▼バイクを売却して、レンタルを利用する予定の方のインタビュー記事もどうぞ▼
【レビュー】バイクの売却に一括査定サイトを使ってみた感想

 

解決法③:相手の要望に耳を傾ける・普段から相手への気遣いを欠かさない

「バイクと恋人(家族)、どっちが大事!?」

……今時こんなベタな言葉が飛んでくることはないでしょうが、片方だけが不満をため込んでいると、恋人・パートナーとの関係が悪化してしまいます。

大切な方との関係にヒビが入る前に、自分の行動を少し振り返ってみませんか?

相手の要望を聞く・応える

お相手様が「さみしい」「一緒にいる時間を増やしてほしい」といった言葉を発している場合は、その気持ちに寄り添った行動を取りましょう。

付き合い始めた頃のように、大切な方のことを気遣ったり、デートをして一緒にいる時間を増やしたり、感謝のメッセージを送ったりしてみてください。

最初は「急にどうしたの?」と思われてしまうかもしれませんが……

辛抱強く続けていれば、そのうち「優しくなったね!」「一緒にいる時間が増えて嬉しい!」と喜んでくれるようになるはずです!

家庭円満の秘訣は、普段の気遣い!

続いて「家庭・趣味の両立の秘訣」ですが……

それについては、実際に仲良く過ごしている方に聞くのが一番!

というわけで、趣味と家庭を両立させている先輩に、夫婦円満の秘訣をインタビューしてみました。

先輩曰く……

・相手に文句を言わない。不満があってもお互い様と割り切る。
・自分に割り振られた家事は忘れず果たす(毎回きっちりやることで、信用してもらう)
・相手が「自分も趣味の時間を楽しみたい!」と言ってきたら、自分が子供を預かって送り出してあげる
・自分一人で遠出をしたら、家族が喜ぶようなお土産を買って帰る

上の4つを心がけることで、パートナーの方と良い関係を保ったまま、趣味を継続できているとのことです。

人によって家庭の状況はさまざまなので、一概に「こうしたら絶対にうまくいく!」とは言えませんが……

「自分に割り振られた家事は忘れず果たす」「遠出をしたら家族の喜ぶお土産を買って帰る」あたりは、最初の一歩として取り組みやすいポイントではないでしょうか。

家事のことが分からなければ、一度ネットでやり方を検索したり、パートナーの方から教えてもらったことをメモして、できることから始めていきましょう。

 

解決法④:ウェアは自分で洗う、バイクグッズは自分のスペース内に収まる量にする

「臭くなったウェアを玄関に放置」「バイクグッズがリビングの一角を占領している」などなど……

自分は気にならなくても、一緒に暮らしている方からすると「良くない!困る!」ということもありますよ。

大切な方が不満を積み上げてしまう前に、次のことに取り組んでみてください。

バイクウェアは自分ですぐ洗う

ツーリングして汚れたウェアは、帰ってきたらすぐに自分で洗いましょう。

バイクウェアが排ガスやオイルのにおいで臭くなるのは、バイクがむき身で乗るものである以上避けられないところではありますが……

そのまま他の人がいるところに放置するか、すぐ洗うかは、自分で決められることですよね。

「自分のことは自分でする」がステキなバイク乗りのポイント!

最近は手洗いOKのバイクウェアも増えていますので、一度洗濯に挑戦してみませんか?

ウェアのベタベタした汚れが落ちて、スッキリした気持ちになれる!……かもしれません。

▼バイクウェアの洗い方はコチラ▼
バイクウェアの臭い対策!不快な汗・排気ガス・オイルの臭いを解決!

バイクグッズは自分のスペースに収まる量にする・断捨離する

バイクグッズを置くのは、自分の部屋だけにしましょう。
共有スペースにはみ出していると、「通りにくい」「見た目がちょっと」など、不快な思いをさせてしまいます。

また、共有スペースにモノを出しっぱなしにしていると、グッズの大事さを分かっていない家族が、うっかり触って破損させてしまう……ということも。

(正直、高いお金をかけて買ったカスタムパーツがへこんだりしたら、かなりショックではないでしょうか……)

愛車のためにも、家族のためにも、趣味のものは自分のスペースに収納するのが大切!

家族で持ち物のルール(自分の部屋からはみ出さないようにする等)を決めている場合は、ルールを守れるよう、バイクグッズを整理整頓しましょう。

整理整頓してみても、決められたスペースに収まらないときは、断捨離にもトライしてみてください。

▼バイク乗り向けの断捨離法を知る!▼
使わないバイクウェア・バイクグッズはどうする?バイク乗り向けの断捨離法
 

まとめ

ここまで「バイク趣味を恋人・パートナーに理解してもらうためにできること」について書いてみましたが、いかがでしょうか?

「全部は無理かも……」と思った方も、心配ご無用!
少しでも自分の行動を変えていけば、自然とお相手様の気持ちも変わっていきます。

「一つずつ、できそうなところから」を合言葉に、毎日の行動を変えていきましょう!

 

番外:恋人・パートナーがバイク乗りで困っている、バイク趣味をやめさせたい方へ

もしかしたら、「恋人・パートナーがバイク趣味で困っている」「バイク趣味をやめさせたい」と思って、この記事にたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、皆さんはなにも「単にむかつくから、バイク趣味をやめてほしい」「大切な人の楽しみを取り上げていじめたい」と思っているわけではないですよね。

「恋人が自分を放ってツーリングに行ってしまう。休みの日はもっと一緒にいたいのに……」
「休みのたびにバイクをいじっているけど、何が面白いのかよく分からない」

そんなときは一度、大切な方とバイク趣味について、しっかり話してみてください。

ネットで調べるだけではなく、バイク趣味についてその方がどう考えているか・どういうところを楽しんでいるかを、本人から聞いてみてほしいのです。

そうして話し合った結果、

「楽しそうだから続けてほしいけど、ケガが心配だから絶対プロテクターはつけてほしい」
「いつも家事を引き受けてくれるから、自分も明るく『いってらっしゃい!』と送り出そう!」

……と思っていただけたら、筆者としては嬉しいです。