バイクに電圧計を取り付けたい!……けど、どこから電源を引けばいいの!?

バッテリーの端子を触らなくても、電圧を確認できる便利なアイテム、電圧計。

電圧計をつけるかどうか、つけるにしてもどこから電源を引いたら良いか、迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、バイクの電圧計の取り付け方について解説します!

特にバッテリーから電気を引いている装備品をたくさんつけている方、バッテリーの端子を出しにくい車種の方は、つけておくと便利ですよ。

この記事と電圧計の説明書を読んで、バイクに電圧計を取り付けちゃいましょう!

バイクに電圧計を取り付ける方法

ここでは、バイクに電圧計を取り付ける方法を紹介します。

キーオン(アクセサリー)電源に接続

電圧計には、バイク全体の電圧を表示させる必要があります。

その為、電圧計はキーをオンにした時に流れるアクセサリー電源に接続しましょう。

アクセサリー電源は、常時点灯しているヘッドライトやテールライト、バッテリーと同じ12Vの電圧が流れているブレーキスイッチから配線を分岐させると、電圧を確認することができます。

メーカーオプションカプラーに接続

以前のバイクにはオプションの電源カプラーはありませんでした。

しかし2010年代からのバイクには、アクセサリー電源を簡単に取り付けられるように、あらかじめなにも接続されていないカプラーがあります。

そこに専用のカプラーを取り付ければ電圧を見れるようになります。メーカーオプションカプラーはシート下や燃料タンク下にあり、バイクごとに異なることがあるので注意しましょう。

バッテリーに直接接続しない

電圧計ということで、バッテリーに直接取り付けてしまう例もあります。

この方法はバッテリーの電圧を直接知ることができますが、バイクの電源を入れていなくても電圧計の電源が入り続けてしまうので、バッテリーが上がります。電圧計はアクセサリー電源に接続しましょう。

このように、電圧計はバッテリーに直接接続せずに、キーオンで電源が流れる配線に割り込ませて接続するのが良いですよ。

最近のバイクであれば簡単な場合もありますが、低年式は専用のカプラーがあるので簡単に取り付けることができますが、難しいと感じた場合は、バイク屋さんに依頼することをオススメします。

バイクに電圧計をつけるメリット・役に立つ場面

バイクに電圧計を取り付けると走行中も確認できて便利ですよ。ここでは、バイクに電圧計を取り付けるメリットや役に立つ場面を紹介します。

バイクの電圧を把握できる

バイクのバッテリーは車より小さいものが多く、半年くらい放置したらバッテリーがあがってしまうこともあります。バッテリーを通常通り使っていたとして、2〜3年ほどで交換を考えたほうが良いです。

ツーリング中や普段使いしているときに突然バッテリーが上がってしまうと、立ち往生してしまったり、周りに迷惑がかかってしまいます。

電圧計を付けていると、バイクを始動するときの電圧やアイドリング状態での電圧を把握できます。電圧が下がっていれば、バッテリーの充電をしたり、電気系統の点検ができます。

バッテリーのチェックが難しいバイクに便利

バイクによってはバッテリーが奥深くにあったり、端子がすぐには見えないようなものがあります。

このようなバイクは気軽にバッテリーのチェックができないので、ついつい後回しになってしまいます。バッテリーの電圧が簡単にチェックできないバイクに電圧計を取り付けることによって、キーオンですぐにどのような状態か把握できます。

電装品を多くつけているバイクの電圧のチェック

バイクにナビやドライブレコーダー、USB電源、ETC、フォグランプなど、ツーリングや長旅に便利な電装品を多くつけていると、それだけ電気を使うことになります。

電装品を限定して使うなら良いのですが、同時に何個も使うこともありますよね。

その場合はバイクが発電する量が足らなくなり、次第にバッテリーを消耗してしまいます。

電圧計を取り付けることで、電装品の使用によってバッテリーをどれだけ消費するのかを観察できるようになります。

電装品を制限して使うことにより、バッテリーをいたわることができますよ。

バイクに電圧計を取り付けるのがオススメな人の特徴

ここでは、バイクに電圧計を取り付けるのがオススメな人の特徴を紹介します。

低年式のバイクに乗っている人

旧車や低年式のバイクに乗っている人は、電圧計を取り付けていたほうが電気周りの異変をすぐに発見できる可能性があります。

バイクは新車のうちは電気周りも全ての純正パーツがそろっていますが、古くなってくると、廃盤になるパーツが多くなります。

外装パーツならどうにかなるかもしれませんが電気周りの部品は純正パーツがないと修理が不可能になるケースもあります。

古いバイクに電圧計を付けていれば、電圧の異常にすぐに気づくので、故障範囲を広げてしまう可能性が少なくなります。古いバイクに乗っている人はかなり役立ちます。

電圧のチェックに時間がかかる人

最近のバイクはシート下にバッテリーが入っていますが、これは以前のバイクと変わりません。

しかし、キャブレターからインジェクションになったり、ABSになったりして配線やセンサーなど、電気周りの部品が増えたので旧式のバイクよりもシート下部品が複雑になっています。現在のモデルは以前ほどバッテリーが丸見えではなくなりました。

車両のバッテリーチェックは簡単ではないので電圧計を取り付けるとスムーズにチェックができます。

電気周りのカスタムをしたい人

バイクにフォグランプやデイライト、グリップヒーターなど、消費電力が大きな電装品を取り付けたいと思っている人には電圧計がオススメです。

寒い状態で夜に乗ったりすると、フォグランプとグリップヒーターの同時使用の時に電圧計を見て、しっかりと電圧が維持・充電されているかを確認しながら走ることができますよ。

オススメのバイク用電圧計

ここではオススメのバイク用電圧計を紹介します。

デイトナ アクアプローバ コンパクトボルトメーター

オススメポイント

イグニッションキーに連動して電源のオン・オフが可能な電圧計です。

バッテリー端子間の電圧を直接測る事ができますが、接続場所を変えることによってアクセサリー電源など様々な電圧を測ることが可能です。

バックライトは白色で、夜でも視認性が良くなっています。12V未満になるとバックライトが赤くなり、バッテリーの異常を知らせてくれます。メーターの電源がオフの時は消費電流が0mAなので省エネ使用ができます。

デイトナについて

静岡に本社を置くデイトナは、1972年の創業以来多くのバイク用品を開発、販売してきました。

独自の企画力、開発力を発揮して、世界のバイクライダーのニーズに対応する商品・サービスを提供することで、世界中のライダーに支持されるブランドを目指しています。

  • 商品名:デイトナ アクアプローバ コンパクトボルトメーター
  • バックライト:有り(通常は白、低電圧時は赤)
  • 作動電圧:直流7.5~18V
  • 価格:税込3,850円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

キジマ Batt Check バッテリーチェッカー

オススメポイント

キジマのバッテリーチェッカーは、バッテリーに繋ぐことで電圧をチェックすることが可能です。

本体とスマホをBluetoothで接続し、専用のアプリを使うことでスマホでバイクの電圧を知ることができます。

6V・12V・24Vの車両に使うことができるのでバイクはもちろん、様々な車種に使用可能です。

アプリでは様々な機能があります。バッテリーの機能を診断したり、スマホと接続してる間の電圧変化を確認できます。さらに、オルタネーターの故障やレギュレーターの故障を検知し、お知らせしてくれます。

キジマについて

東京都にあるキジマは、1958年の創業以来、国産や外車、ハーレーなどに適合する、カスタムパーツや電装品など多くのバイク用品を開発・販売してきました。

  • 商品名:キジマ Batt Check バッテリーチェッカー
  • 待機電流:2.0mA以下
  • 通信規格:Bluetooth4.0(BLE)
  • 作動電圧:直流4V~32V
  • 価格:税込7,040円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はバイクに取り付ける電圧計について紹介しました。

バイクに電圧計を取り付けると、バッテリーの状態や、オルタネーター・レギュレーターなどの電装品のチェックができます。

バイクは車と違いバッテリーがすぐに見えないことがあるので電圧計を取り付けたほうが便利ですよ。

また、バッテリーに直接つなぐのではなく、アクセサリー電源に接続すればバッテリー上がりの心配がありません。

今回紹介した電圧計の取り付け方やメリット、便利な場面などを理解して、愛車のバッテリーやバイクの電装品の状態をチェックしてみましょう。