「ライダーハウスに泊まりたい!」……泊まる前に、どんなところか知っておこう!

北海道ツーリングや日本一周旅などで、格安の宿としてよく名前が挙がる「ライダーハウス」。バイク旅のプランを立てたとき、「料金が格安だから、泊まるならライダーハウスにしようかな」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。

ですが、「ライダーハウスでは盗難などの事件が起こっている」と聞いて、不安な思いをしている方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで今回は、ライダーハウスがどんなところかについて解説します。また、過去に起きた事件とその対策についても解説しますので、ライダーハウスに慣れていない方は、ぜひ最後まで読んでいってください。

そもそも、ライダーハウスってどんなところ?

ライダーハウスといってもたくさんのスタイルがあります。ここでは、ライダーハウスがどんなところかを紹介します。

格安で泊まれる

ライダーハウスとは、建物のオーナーさんが、無料または格安の料金で提供してくれている宿泊施設です。自転車やバイクで旅をしている人向けに用意されています。

できるだけ安くツーリングをしたい!という方も多いと思います。ロングツーリング時には宿泊費用を抑えることができるのでおすすめです。

部屋は様々なスタイルがある

ライダーハウスの建物は様々なスタイルがあり、多くは相部屋になっているパターンが多いです。

空き家や空き倉庫、お土産屋さんや居酒屋の空きスペースなどを利用していることもあり、バリエーションに富んでいます。

中には素泊まりで寝具がなく、食堂もない場合もあるので、ある程度の準備が必要なときもあります。

プライバシーは低め

相部屋になっていたり、簡易的な仕切りだけになっていたりする部屋が多いです。

場合によっては、宴会が始まったり、長話になったりするので、一人になる時間やプライベートな時間は少なくなる可能性があります。

情報交換ができる場所

自転車やバイクに乗っている人がたくさん宿泊しているのがライダーハウスです。様々な情報を持っている人にも出会えるかもしれません。

これから走る予定の場所や絶景スポット、ワインディングなどの情報を交換し合うことができるので、ツーリングがより有意義なものになりますよ。

また、オーナーさんもバイク乗りだったり、アウトドア好きだったりするので、楽しく交流することができます。

ライダーハウスが危ないと言われる理由

このようにバイク乗り同士で気軽に交流ができるところがライダーハウスです。

しかし、ライダーハウスは危ないと言われることもありますよね。ここでは注意したい点についてお話しします。

荷物が盗まれる

ライダーハウスは相部屋だったり、部屋に鍵がついていない場合もあったりします。

就寝時に近くに荷物を置いていたのに、朝になると無くなっていたということも…。

どのホテルでも言えることですが、どのような人が宿泊しているか分かりません。プライバシーがない環境なので貴重品の管理には注意しましょう。

ケンカに巻き込まれる

仲良くなった人たちで宴会が開かれることもあります。バイク乗り同士なのでお酒が入るとさらに話が盛り上がります。

しかし、中には酒癖が悪い人や、ちょっとした言い合いからケンカに発展することがあります。

ケンカに巻き込まれてしまったり飲み過ぎで迷惑をかけてしまう場合も…。他の宿泊者達と余計なトラブルにならないように飲み過ぎには注意しましょう。

セクハラ

ライダーハウスは相部屋になっていることが多いです。

最近では女性ライダーも増えてきたので男女別の部屋が用意されているところも増えてきました。

しかしどうしても女性が少ないので、絡まれてしまったり付きまとわれてしまったりすることがあります。ひどい時には深刻なトラブルになりかねないので注意が必要です。

このように、ライダーハウスは便利で楽しい反面、危ない一面もあります。ライダーハウスは本来、楽しく過ごせる場所ですが、今回紹介した以外にも危険は潜んでいるので注意しましょう。

ライダーハウスではどんな事件が起きたの?トラブルへの対策はある?

ここではライダーハウスで実際に起きた事件を紹介します。

お酒の席で揉める

ライダー同士で朝までお酒を飲んでいたが、次第にヒートアップして揉めてしまったという事件もあるようです。

時にはオーナーも絡んで大事になり、警察沙汰になってしまったことも…。

知らない人同士でも、趣味が同じということですぐに仲良くなれることが良い点ですが、趣味へのこだわりでどうしても譲れない!など、ついついヒートアップしてしまうことも起こりえます。

宴会と事件の組み合わせは非常に多いので、宴会への参加、飲み過ぎはほどほどにしておきましょう。

女性をターゲットに絡んでくる

どうしても男性が多いので女性ライダーがライダーハウスに来ると目立つことがあります。

全員がそうとは限らないですが、人によってはツーリングやお酒の高揚感で馴れ馴れしく絡んだりする人もいるので特に女性は必要以上に仲良くならないほうがいいでしょう。

また、バイクの修理をしないといけないといって近づいてくる人もいるので注意が必要です。

連泊者とのトラブル

ライダーハウスには連泊者がいるときがあります。利用者の中には数か月など長期滞在している人も。そこのオーナーかのように仕切っていることもあります。

自分のルールを押し付けてきたり、不当な要求をしてくることがあるかもしれません。

そのような人がライダーハウスにいるときには、できるだけ接触しないように、または別のライダーハウスに行くのがオススメです。

オススメのライダーハウスはどこ?女性でも泊まれるところはある?

ここでは、オススメのライダーハウスを紹介します。

北海道 バイカーズステーション稚内

北海道には帯広や稚内にレッドバロンが運営しているライダーズハウスがあります。

日本最北端の稚内のバイカーズステーションには個室があります。他にも20名規模で泊まれる大部屋や、女性専用棟があるので用途に合わせて使うことができます。

レッドバロンが運営しているため、軽いPIT作業もできます。

シャワーや洗濯機、自販機もあるので充実した宿泊が可能です。キャンプも可能で、レンタル用品とともに手ぶらでキャンプをすることもできますよ。

稚内、帯広は夏の間だけの営業となるので注意しましょう。

  • 施設:バイカーズステーション稚内
  • 営業期間:7~9月
  • チェックイン:15:00~20:00
  • チェックアウト:~10:00
  • 予約:3か月前から3日前まで(全国のレッドバロン店舗で予約)
    バイクステーション稚内は6月1日から予約可能
  • 利用料金:【個室】 会員 税込2,200円(ビジター 税込4,400円)
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

長野県 ライダーハウス ゆず

長野県松本市にあるライダーハウス ゆずは、トレーラーを改造して作られているライダーズハウスです。

男女別の相部屋になっているので安心です。屋根付き駐輪場なのでバイクに荷物を満載していても濡れにくいですよ。

シャワーや冷蔵庫、Wi-Fiもあるので、体を休めながら翌日以降の計画を立てられます。布団もレンタルできるので荷物がかさばりません。

  • 施設:ライダーズハウス ゆず
  • 住所:長野県松本市平田西2-13-2
  • チェックイン:14:00~
  • チェックアウト:~12:00
  • 予約:電話にて予約
    070-6561-1958/090-8451-7279
  • 利用料金:1日1,700円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

京都府 ライダーズハウス福知山

京都府福知山市にはライダーズハウス福知山があります。

北海道から舞鶴へフェリーで上陸してもチェックインが23:00までとなっているので気軽に利用することができます。

ライダーハウスには寝袋がないので自分で寝具を用意するのが必要となりますが、レンタルが可能になっています。

また、Wi-Fiやシャワー利用料は宿泊代金に含まれています。

最近はキャンピングトレーラーを改造して作った女性専用棟も完備されたのでセキュリティー的にも安心して使うことができます。

  • 施設:ライダーズハウス福知山
  • 住所:京都府福知山市厚東町193
  • チェックイン:16:00~23:00
  • チェックアウト:10:00
  • 予約:電話 0773-22-5819
  • 利用料金:1日2,500円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はライダーズハウスについて紹介しました。

ライダーズハウスはバイク好きが集まって宿泊するところなので楽しいところです。

しかし、ライダーズハウスの中には相部屋でプライバシーが皆無だったり、トラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

今回紹介したライダーハウスに宿泊するときの注意事項やオススメのライダーズハウスを参考にして、安全で楽しいライダーハウスに泊まってみましょう。