家の近くを走るうるさいバイク……あれってわざとなの?

近所を走っていると迷惑な、爆音バイク。

何度も大きな音を出して走るのを繰り返されると「あれってわざとなのかな?」と思うこともありますよね。

ですが全てのバイクが、わざとうるさくしているとは限りません。

バイク乗りの中には、自分のバイクの立てる音の大きさに気づいていない方もいます。

そんな人に直接不満を伝えると、喧嘩などのトラブルになってしまうことも。

皆さんも流石にそれは困りますよね。

そこで今回は、バイクがうるさくなる原因と、バイク乗りの本音、そして対処法を解説します!バイクの騒音にお困りの方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

バイクがうるさい原因

原因①:社外品のマフラーを使っている・マフラーが壊れている

ここでは、社外マフラーに交換していたり、マフラーが壊れてしまっていることによって、排気音が大きくなっていることについて紹介します。

社外品のマフラーに交換されている

社外品のマフラーは排気効率を高めるために純正のマフラーよりも抜けがよくなっているものが多く、大きな音が出やすくなっています。

メーカー品で保安基準に通る程よいものから、意図的に大きな音が出るようなマフラーなどさまざまなマフラーがあります。

中古車で社外マフラーに交換されていると知らずに乗っている人も多いです。

自分のバイクが他と比べて響くときには、ノーマルのマフラーか、社外のものかを確認してみましょう。

マフラーに穴が開いている

マフラーはノーマルなのに音が大きくなっているバイクがあります。

マフラーやエキゾーストパイプが経年劣化で錆びて穴が開き、その穴から排気音が漏れることによって通常よりも大きな音が出てしまうことがあります。

ノーマルのマフラーは鉄製のものが多く、熱が入りやすいので錆びやすいです。

消音機の役割も果たしているマフラーに穴が開いてしまうと大きな音が出るので、カスタムしていないバイクでうるさくなってしまったときは、錆による排気漏れを確認しましょう。

原因②:乗っている本人には音が聞こえづらい

ここでは、バイクに乗っている本人には音が聞こえづらいという問題を紹介します。

ヘルメットで音が遮断されている

バイクに乗るときにはヘルメットを被ります。

最近のヘルメットは防音性や遮音性に優れているため、周りの音が遮断されてしまいます。

そのため、乗っている本人にはマフラー音が静かに聞こえてしまうことがあり、気にならないということがあります。

周囲の人はヘルメットを被っていないため、本人が思っているよりも大きな音で聞こえています。

マフラーがバイクの後ろ側にある

バイクのマフラーは多くの場合、後ろ側にあることが多く、ライダーから音の発生源が遠くなっています。

信号待ちなどでは、アイドリングストップやエンジンを停止させているため比較的静かで、ライダーには大きな音が聞こえていない可能性があります。

走行中は音が大きくなりますが、走行風などで本人にはあまり大きな音として聞こえていないこともあります。

本人が慣れてしまっている

バイクに乗っている本人は音に慣れてしまい、大きな音に気づかなくなっていることがあります。

大きな音は慣れてしまうと心地よい音に聞こえてくるので、なかなか本人では気づきません。

原因③:バイクの音を鳴らすのがかっこいいと思っている

残念なことに、ごく一部のバイク乗りの中には意図的に大きな音を鳴らしている人がいます。

バイクに乗らない人たちからすれば、バイクに乗っている時点で迷惑であり、うるさいと感じていることがあります。

その中でほとんどのバイク乗りは気を遣って走行していますが、周囲の迷惑を考えない一部の人(暴走族・珍走団の方々)が、周囲にカッコよさをアピールするためにわざとマフラーに細工をして大きな音を出してしまっています。

うるさいバイクに対して、バイク乗りはどう思ってるの?バイク乗りの本音を紹介!

ここでは、うるさいバイクに対するバイク乗りの意見を紹介します。

同じバイク乗りと思われたくない

同じバイク乗りと思われたくないという声がありました。

うるさいバイクが周りに迷惑をかけるため、安全に楽しく乗っているライダーもまとめて印象が下がってしまうようです。

バイク乗りからしても恥ずかしい

街中でうるさいバイクが走行しているのを見かけたとき、バイク乗りから見ても恥ずかしく感じるという声がありました。

バイクにはさまざまな形があり、多様性もありますが、わざと大きな音を出している人たちを見て自分が恥ずかしく感じてしまうようです。

自分が迷惑をかけている可能性もある

うるさいバイクを見て自分のバイクが同じようになっていないか不安だという声がありました。

ヘルメットを被ると前の見出しで紹介したようにマフラー音は実際よりも小さく聞こえます。

うるさいバイク乗りに対して迷惑だと感じる一方、自分のバイクが大丈夫かどうか不安になることがあり、もしうるさいときには教えてほしいと考えているようです。

このようにバイク乗りにとっても、うるさいバイクには迷惑していると感じているようです。

うるさいバイクの対処法

対処法①:管理会社・大家さんを通して手紙を書く

ここでは、うるさいバイクに対して管理会社や大家さんを通して手紙を書くという方法を紹介します。

管理会社や大家さんを仲介にして手紙を書く

マンションやアパートの駐輪場でうるさくしているバイクを見つけたときには、管理会社や大家さんに仲介してもらって手紙を書きましょう。

うるさいからと言って本人に直接注意してしまうと、うるさくしている人はともかく、自覚がない人などによってはトラブルに発展する可能性があるので注意しましょう。

具体的な内容にする

手紙はただうるさいからと書くのではなく、夜9時以降はエンジンをかけないでほしい、社外マフラーからノーマルマフラーに戻してほしい、といった具体的な要望を伝えましょう。

うるさくしている自覚がない人は解決までの道のりが長いので、怒りを伝えるのではなく、柔らかくアプローチして早めの解決を目指しましょう。

対処法②:110番する・#9110で警察に相談する・自治体に相談する

ここでは、警察に通報・相談する方法を紹介します。

警察に110番する

うるさいバイクを見つけたときには警察に110番するのも良いですよ。

現時点でうるさいバイクがあるときには通報や相談をしてください。

エンジンがかかっていなかったり、所有者やバイクごと無くなっている場合は警察もなす術がなく、通報の意味がなくなってしまうので注意が必要です。

事前に警察や自治体に相談する

110番だけではなく#9110(警察の相談用ダイヤル)や自治体に相談することをオススメします。

警察や自治体に相談することでパトロールをしてくれたり、騒音禁止の看板などを立ててくれたりします。

そして通報時の注意点や決まりも教えてくれることがあるので、通報ではなく事前に相談することから始めてみましょう。

対処法③:ナンバーを控えて運輸局に報告

うるさいバイクを見つけたときはナンバーを控えて運輸局に報告する方法があります。

運輸局のホームページには不正改造車の情報提供書があります。

通り過ぎるバイクのナンバーを控えるのは大変ですが、メモができたら情報提供書に必要事項を記入して各支局へFAXまたは連絡しましょう。

「自分のバイクがうるさいかも?」と思ったバイク乗りの方は、こちらの記事を読んで解決!

この記事を読んで、もしかしたら自分のバイクがうるさいのかもしれないと気づいてしまうことがあるかもしれません。

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バイク乗りのご近所付き合いに悩んでいる方におすすめの記事

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この記事ではバイクの騒音で実際に通報や苦情が来てしまったときの対処方法や、通報・苦情が来ないようにするための対策方法を紹介しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はバイクがうるさくなってしまう理由や、それによるバイク乗りの意見を紹介しました。

以前よりは少なくなりましたが、走り去るときの音が大きかったり、うるさくしていたりするバイクがまだまだ多くいます。

中には無自覚でバイクに乗っている人もいます。

バイク乗りの肩身が狭くならないように、バイクがうるさい原因や対処法を理解しましょう。

バイク乗りやそうでない人も、騒音に困っているときはトラブルにならないような通報の仕方や注意の仕方を実践して、これ以上騒音を出されないようにしていきましょう。