「バイクを軽トラに乗せたい!」……なら、しっかり固定しよう!

バイクを軽トラに積めると、行動範囲がすごく広がりますよね。

皆さんも、「バイクを軽トラで運びたい」「トランポで遠くまで行きたい」と思うことがあるのではないでしょうか。

ですが、バイクを軽トラで運ぶときは、固定の仕方が甘いと危険です。

荷台でバイクが転倒して故障……ということは、なるべく起こらないようにしたいものです。

そこで今回は、バイクを軽トラにしっかり固定する方法について解説します!

また、ラダーがないときの対処法や、下ろすときの手順、バイクを軽トラに乗せるときにオススメな道具についても説明しますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

手順①:バイクを荷台に上げる(ラダーなしの場合は、板を使う)

ここでは、バイクを軽トラの荷台に上げるときに使うものや、注意するポイントを紹介します。

ラダーや木の板を使う

軽トラにバイクを載せるときには、ラダーを使ってバイクを載せましょう。

ラダーは1本でもいいですが、人も登っていけるように、ラダーがもう1本あると確実にバイクを乗せることができます。

万が一ラダーがないときには、厚みがある木の板を用意しましょう。

爪があるラダーや木の板にする

ラダーや木の板を軽トラに使うときには、バイクが途中で軽トラの荷台からずり落ちないように、あおりに固定できる爪が付いているラダーを選ぶようにしましょう。

木の板を使うときには、爪になる金具を取り付けておきましょう。

踏み台を用意する

バイクはラダーや木の板の上を押して荷台に上げていきますが、合わせて人が上がれるものも準備をしましょう。

ラダーや木の板をもう1本用意してもいいのですが、軽トラの狭い荷台には1本しか積めないことがあります。

身長が高い人はバイクだけラダーに載せて、人は一気に荷台に乗る方法で載せることができますが、小柄な人は荷台に上がれない場合があるので、踏み台を用意して荷台に上がれるようにしておきましょう。

バイクは斜めに載せる

バイクを軽トラに真っ直ぐに載せると、最後まで入りきらないときがあります。

リアタイヤがはみ出てしまい、後ろのあおりが閉め切れなくなります。

小さなバイクなら真っ直ぐでも大丈夫ですが、ある程度大きくなってきたら斜めに載せましょう。

フロントタイヤが軽トラの荷台に乗ったら、すぐにハンドルを左に切って、荷台の左隅を目指して進んでいきましょう。

そうすると、超大型バイクを除いて荷台に収まります。

載せた後はブレーキやギアを入れてロックする

バイクを荷台に上げたら、フロントブレーキをロックしたり、ローギアに入れたりしておきましょう。

そうすることで、バイクが前後左右に動きにくくなります。

その状態で次に紹介するタイダウン・ロープで結べば、よりバイクが固定されますよ。

手順②:タイダウンベルトやロープなどで固定する

ここでは、バイクと荷台をタイダウンやロープで固定する方法を紹介します。

タイダウンで結ぶ

バイクをロープで結んだことがない人や、初めてバイクを載せるときには、タイダウンだけで結ぶのが素早く、確実にバイクを固定できるのでオススメです。

左右のフロントフォーク付近やハンドル付近にフックを取り付けて、もう一方はトラックのフックに取り付けます。

そのままラチェットをカチカチと動かしていけば、タイダウンが引っ張られていき、固定されます。

後ろ側もリアキャリアやタンデムステップなどにフックをかけて、しっかりと固定していきます。

ロープで結ぶ

ロープを使って結ぶ方法は、ある程度練習が必要となりますが、固定できるようになるとタイダウンよりも柔軟に結ぶことができます。

結び方は様々ありますが、もやい結びや南京結び、万力結びなどでバイクを固定していきます。

前2ヵ所(タイヤやアクスルシャフト、ハンドル付近)、後ろ2ヵ所(タンデムステップやフレームなど)を前側のほうに引っ張って固定します。

軽トラを運転するときにはバイクが後ろに動いてしまうので、それを防止するために前側にバイクを引っ張って固定します。

2つを使って固定する

ロープは前から後ろまで縛ると、縛り方にもよりますが、かなりの長さが必要になります。

結ぶことができるところまで結んで、最後の1ヵ所や補助で結びたいところにタイダウンを使えば、バイクをしっかりと固定できます。

手順③:バイクが固定されているか確認する

ここでは、バイクが荷台にしっかりと固定されているかを確認する方法を紹介します。

結び終わったらバイクを動かしてみる

タイダウンやロープを使って結び終わった後は、バイクを揺さぶってみましょう。

バイクのハンドルやタンデムステップなどを持ってバイクを強く揺さぶったときに、バイクと軽トラが一緒に揺れたら、しっかりと固定できています。

バイクだけが動くようなら、まだ結び方が緩いので、緩いところを結び直しましょう。

移動中もバイクの様子を確認する

バイクが動く場面は、発進時や停止時、交差点やカーブでの走行中です。

結び方が弱いと、軽トラが動くたびにバイクが倒れそうなくらい動き出します。

途中のコンビニやスーパーの駐車場、路肩に停めて、バイクを揺さぶったり、ロープの緩みがないか確認しましょう。

手順④:目的地に着いたらバイクを下ろす

ここでは、目的地に着いたらバイクを下ろす方法を紹介します。

ロープやタイダウンを緩めていく

ロープやタイダウンを緩めていくときには、サイドスタンドの反対側(またがって右側)から緩めていきましょう。

サイドスタンド側から緩めてしまうと、反対側に引っ張られてしまい、転倒する危険があります。

特にタイダウンは、ロックを外すと一気にフリーになるので、注意して緩めていきましょう。

ラダーや木の板を設置

ラダーや木の板をリアタイヤが通る位置に設置しましょう。

このときに踏み台も合わせて設置しておきましょう。

また、ラダーや木の板のフックが、あおりにしっかりと引っかかっているかを確認します。

バイクをゆっくり下ろす

バイクを斜めに載せている場合は、バイクのハンドルを左右に切って徐々にバイクを真っ直ぐにしていき、ラダーにリアタイヤを載せていきます。

フロントブレーキをかけながら、ゆっくり慎重に下ろしていきましょう。

複数人でバイクを下ろす

ラダーにバイクがしっかりと載っているか、バイクが滑り落ちないかを確認するのは、初めてや慣れないうちは1人だと厳しいです。

慣れるまでは、複数人に助けてもらいながら安全にバイクを下ろすことをオススメします。

軽トラにバイクを載せるならこれがあると便利!オススメの積載グッズ紹介!

ここでは、オススメの積載グッズを紹介します。

アストロプロダクツ アルミラダー

アルミ製の折り畳み式ラダーです。

スロープ部は棒が連なった形をしているので、強度を保ちながら軽量化を実現しています。

また、格子状になっているので、タイヤについた泥などを落としながらバイクを積載することができます。

湾曲しているので、積載するときにバイクを緩やかに、下回りを擦らずに載せることができます。

耐荷重があるので、自分のバイクが何kgあるのかを確認しましょう。

アストロプロダクツについて

アストロプロダクツは、工具やDIY用品、整備用品を販売しているお店です。

北海道から沖縄まで全国展開されています。

整備初心者からプロまで使うことができるアイテムが揃っています。

  • 商品名:アストロプロダクツ アルミラダーレール
  • サイズ:折り畳み時 長さ1160mm×幅285mm×高さ145mm
    展開時全長 2275mm
  • 耐荷重:250kg
  • 価格:税込15,290円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

デイトナ タイダウンベルトラチェット

バイクの固定に適しているラチェット式のタイダウンベルトです。

耐荷重は300kgあるので大きなバイクでも固定できます。ラチェット式になっているので狭い場所でも確実に固定できます。

サイドスタンドで積載することを想定してサブベルト(300mmと500mm)が付属しています。

デイトナについて

静岡県にあるデイトナはバイク用品メーカーです。

独自の企画力、開発力を発揮して世界のバイクライダーのニーズに対応する商品を生み出すことで世界のバイクライダーに支持されるブランドを目指しています。

  • 商品名:デイトナ タイダウンベルトラチェット
  • カラー:ブラック、レッド
  • 耐荷重:300kg
  • ベルト長さ:1500mm
  • ベルト幅:25mm
  • 価格:税込5,280円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

荷台ゴムマットやサイドスタンドプレート

他には軽トラの荷台の全面に敷くことができるゴムマットがオススメです。タイヤが滑りにくくなり、作業している人も足元が滑りにくくなります。

軽トラのゴムマットはホームセンターで様々なものが売られていますよ。サイドスタンドで固定するとその場所だけ傷がついてしまいます。

傷を防止するために樹脂製のサイドスタンドプレートや木の板を敷くといいですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、軽トラにバイクを載せる・固定する方法を紹介しました。

軽トラにバイクを載せると、サーキットや走行会など遠くまでバイクを運ぶことができます。

しかし、固定方法が甘いと、軽トラ運転中にバイクが転倒してしまいます。

今回紹介した方法を参考にして、軽トラにバイクを確実に固定できるようになって、今よりももっと行動範囲を広げていきましょう。