バイクのミラーが見づらい……なんだか緩んできたような気がする……
バイクにとって、大事な部品であるミラー。「ミラーが見づらいので調整したい」「ミラーが緩んできたかも」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ですが、「ミラーを自分好みの角度にしたいんだけど、調整の仕方が分からない」「ナットが二つあるけど、どっちを回せばいいの?」と思っている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、バイクのミラーを調整する方法を丁寧に解説します! ミラーの調整をするのが初めてでも、この記事をしっかり読めば大丈夫ですので、落ち着いてやっていきましょう!
バイクのミラー調整の手順①:一度ミラーを取り外す
ここでは、一度バイクからミラーを取り外すことについて紹介します。
ミラーを外して構造を知る
まずは緩んでしまったミラーを外してみましょう。バイクのミラーは転倒したときやぶつかったときに緩むようになっています。
そうでなくても、ミラーを調整するために触っていたり、ヘルメットをかけているだけでだんだんと緩んできます。
緩んでしまったら、そのまま締めこんでしまうのもいいですが、初心者ライダーだと締め方が分からないということもあると思います。
そのようなときには、一旦ミラーを取り外して様子を確認してから取り付けていきましょう。
右ネジと左ネジ
ネジには、時計回りに締めこんでいき、反時計回りに回すと緩んでくる右ネジタイプ、時計回りに回して緩めていき、反時計回りに回して締めこんでいく左ネジタイプのものがあります。
ミラーのネジは、時計回りと反時計回りの構造が、他社はもちろん、同一メーカー内でも混在しています。
多くのミラーはナット式
バイクのミラーはナット固定式になっています。しかし、よく見ると緩める場所や工具をかける場所が上下に2か所あります。
下側はミラーをハンドルやクランプに固定しているアダプターで、上のナットはミラーの角度や締まり加減を調整しているものです。
緩めるときには、下側をスパナで抑えながら上側のナットを緩めます。
上側のナットは基本的に左ネジになっていることが多いです。
下側は右ネジが多いですが、車種によっては違うこともあるので確認しながら取り外しましょう。
バイクのミラー調整の手順②:下側のアダプターを取り付け、ミラーをねじ込む
ここからは、ミラーを締めこんで調整していく方法を紹介します。
ミラー根元を分解する
ミラーは上下に分かれています。下側はアダプターになっていて、バイクに固定するものです。
この下側のアダプターとミラー本体を回して取り外し、分解しましょう。
回していくと、右ネジや左ネジなどの構造が分かりますよ。
下側のアダプターをバイクに固定する
下側のアダプターをバイクに固定します。アダプターはバイクに直接ねじ込んで固定していきますが、こちらもネジの回す方向に注意しましょう。
多くのバイクは左右両方とも右ネジになっています。
一部のヤマハ車などは、右側のミラーアダプターが左ネジになっていることがあるので、締めこむ方向を確認しながら回していきましょう。
アダプターをしっかり締めこむ
アダプターを手締めで最後まで締めこんだら、スパナを使って締めましょう。
アダプターを仮締めしてからミラーを取り付けると、下側のアダプターと上側のミラーをどちらに締めたらいいか分からなくなってしまうので、まずは下側のアダプターをしっかりと締めこんで固定してしまうことをオススメします。
ミラーを回して締めこむ
アダプターを固定したら、ミラーを回して締めていきましょう。
アダプターとは違い、こちらは多くのバイクが左ネジになっていることが多いです。
ミラーを回すときには、確認しながら最後まで手で回しながら締めこんでいきましょう。
バイクのミラー調節の手順③:下側のナットをスパナで押さえながら、上側のナットを回して角度を調整する
次に、下側のアダプターをスパナで押さえて上側のナットを締めこんでいきます。
ミラーの角度を調整する
ミラーを最後まで締めこんでいくと、止まって回転しなくなります。
その状態ではミラーの角度が内側や外側を向いていて、後ろが見えにくくなっています。
止まって回転しなくなったところから、自分が見えやすくなる角度まで緩めます。
ミラーの鏡面を調整できますが、少ししか調整できないので、このミラー本体の角度をある程度後ろが見えるように調整しましょう。
スパナで締めこんでいく
ミラー本体の角度が決まったら、スパナを使って締めこんでいきます。
スパナは1本ではなく2本必要なので準備しましょう。
スパナが1本だと、上側のナットを締めるときに逆ネジになっていることが多いため、固定するときに下側の右ネジが緩んでしまいます。
そのため、スパナが2本必要です。
下側のアダプターをスパナで緩まないように固定して、上側のナットを逆ネジで締めこんでいきましょう。
締めこむときにミラーが動く
ちょうどいい角度に調整したミラーを締めこんでいくときに、スパナ2本で固定していくと、締めるときにミラーが閉まる方向に動きます。
そうなるとミラーの角度が変わってしまい、再調整の必要があります。
ミラーの調整は1回では決まらないことが多いです。
コツは、ちょうどいい角度から少し緩む方向にミラーをセットしておくことです。
そうすることで、締めこんだときにミラーが締める方向に少し動いて固定されるので、自分が見えやすい角度になりますよ。
バイクミラーを調整する際の注意点
ここでは、ミラーを調整する際の注意点を紹介します。
ネジ山を潰さないようにする
ミラーの調整や交換は比較的簡単な作業なので、気軽に触ることができる部品です。
しかし、締め付けを誤ってしまうと簡単にネジ山が潰れてしまいます。
ミラー側のネジ山はあまり壊れることがありませんが、ネジ山が潰れてしまうのは固定するバイク側のほうが多いです。
バイク側のネジ山が潰れてしまうと、その部分の交換に数千円から数万円の新品部品を購入しなければならなくなるので注意しましょう。
ミラーの調整方法でも紹介しましたが、ミラーの上側のナットと下側のアダプターは回る方向が逆になっていることが多いです。
メーカーごとに異なりますが、回す方向を慎重に確認しながら締めたり緩めたりしましょう。
左ネジにはマークや切り欠きがあるときがある
ミラーのネジを回す方向には種類があります。
右ネジと区別するために、一部の左ネジにはマークや切り欠きが入っていることがあります。
これにより、ネジの緩める方向を確認し、間違えずに緩めたり締め付けたりすることができます。
これはヤマハの右側ミラーに多いので、ヤマハのバイクに乗っている人は特にチェックしましょう。
スパナを2本使う
ミラーの調整にはスパナを2本使用しましょう。
ミラーは下側にアダプター、上側にロックナットがついている構造です。
上下で締め付け方向が異なるため、スパナ1本で下側を締め付けることは可能ですが、上側のロックナットを締め付けるときに1本だけだと下側が緩んでしまいます。
そうならないように、下側のアダプターが緩まないようにスパナで押さえ、上側のナットをもう1本のスパナで締め付けていきましょう。
ボールジョイント式のミラーはどう調整すればいいの?
バイクのミラーは、基本的に今回紹介した方式のミラーを採用している車両が多いです。
しかし、バイクのミラーにはカスタム要素があるため、数多くの社外品ミラーが販売されています。
その中でも、ボールジョイント式のミラーは鏡面の固定部分が緩んでしまうことがあります。
緩んでしまったときには、新しいミラーを購入すれば解決しますが、その都度ミラーを購入するのは大変です。
そのようなときは構造をよく見て、緩んでいる固定ネジの締め付けや、滑り止めシートを挟んで締め付けるなど、さまざまな対策方法を試してみましょう。
お辞儀してしまうミラーは、調整可能かどうか観察し、最適な方法で固定しましょう。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、バイクのミラーの調整方法や仕組み、調整するときの注意点を紹介しました。
バイクのミラーは、転倒したり、人や物が当たったときなどに緩んでしまう構造になっています。
後方を確認するミラーが見えにくくなったら、不安になりますよね。
ミラーが緩んできたら、接触や事故などの余計な交通トラブルに発展しないように、しっかりと後方確認ができる角度に調整することが重要です。
ミラーの調整方法はスパナ2本でできます。
しかし、ミラーの締め付けの原理や右ネジ・左ネジ、ネジ山を潰さないようにする慎重さが重要です。
これを実践しないと、ミラーの調整にかなりの時間を使ってしまいます。
今回紹介したミラーの調整方法や注意点を正しく理解して、自分のバイクの緩んで見づらくなったミラー角度をさっと調整し、締め直せるようになりましょう。