東京モーターサイクルショー2025に行ってきました!(前編)

関東最大の展示会と言っても過言ではない、年に1度の東京モーターサイクルショー。
今回は東京モーターサイクルショー2025(3/28(金)分)にニリーンブログの記者、えぬが行ってきましたので、レポ記事を書かせていただこうと思います!

当日の混み具合や、行って良かった点についても書いていきますので、「実際どんな雰囲気だったの?」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!

会場に着くまで

3/28(金)当日、朝方は雨が降っていましたが、お昼にかけて雨が止み始め、そのまま会場に向かうことができました。
筆者は会社から新橋駅まで徒歩で行き、そこからゆりかもめに乗って会場入りしたので、雨が止んでくれて非常に助かりました(汗)

東京モーターサイクルショーが開催される国際展示場には複数のアクセスルートがあることや、会場でバイクの駐車場を用意してくださっていることもあり、行きの電車には座って行くことができましたね。

この辺りは、平日の昼間ということも大きかったかもしれません。混雑する昼を避けて、14時ごろに行ったら座ることができました。

去年同じくゆりかもめで行ったときは混んでいて立たざるを得なかったので、タイミングの問題もあったのでしょうか?
「とにかく座れてラッキー!」と幸先のよい気持ちで会場まで向かうことができました!

駅到着~入場まで

国際展示場駅で降りると、お馴染みの逆三角形の建物と大きなノコギリのオブジェがお出迎え。
この2つを見ると、「国際展示場(東京ビッグサイト)」に来たな~!!」という気持ちになります。

また、辺りを見回してみると、バイク好きっぽい雰囲気を醸し出している方がちらほら……。
この日は別のイベントも違うホールで同時開催されていたのですが、なんとなく「この人バイク好きなんだろうな」と感じる人たちがたくさん会場に来られていましたよ!

ここからは看板の案内に従い、ビッグサイト名物の動く歩道に乗って、今回モーターサイクルショーが開催される東1・2・3・8ホールまで移動していきます。

移動するごとに先ほどから見かけていた「バイク好きっぽい人」の濃度がだんだん上がっていくのが面白かったですね。全員同じところに向かっているので当然といえば当然なのですが、現地で集まるイベント特有の楽しさがありました。

会場の入り口にはブースがあり、割引を使う人とチケットを購入してきた人でゲートが簡単に分かれていました。
今回筆者は新ライダー割(1年以内に免許を取得しているとチケット代が0円になり、招待扱いになる)を使っていたので、ゲートで緑の免許証をお姉さんに見せて、再入場用のリストバンドをもらいました。

もしかしたら、今回一番驚いたのはここだったかもしれません(笑)
1年以内に免許を取っていたらタダで入場できるって、モーターサイクルショーさん、太っ腹すぎませんか!?

もし関東近郊にお住まいで、「これから免許を取るぞ!」という方がいたら、ぜひモーターサイクルショーの「新ライダー割」を使ってみてください!

何しろタダ(笑) タダですから、損することはありません。中の色々な展示が無料で見れますしね。
ですが、タダとはいえ証拠として免許証の提示が必要なので、当日は忘れずに持ってくるようにしてくださいね。

入場後~各展示を回っていく

入場後は一旦ゲート近くの空きスペースに退散して、上着を脱ぎました。
当日の気温の高さと人の多さもあったのでしょうが、とにかく暑い!
会場は人が多くて暑くてたまらないのに、その日は朝の寒さに合わせて冬仕様のコートで来てしまったので、上着を一旦脱いでリュックの中にしまいました。

コートをリュックの中にしまったら、さっそく散策開始です。
お目当てはホール奥の国内四大メーカー(カワサキ、ヤマハ、ホンダ、スズキ)を回ることでしたが、色々な展示を楽しみたい気持ちもあり、とりあえず目についた展示に飛び込んでみることに。

ここからは、寄って行って楽しかった展示についてレポートさせていただきます!

寄って楽しかった展示①:レディースサポートスクエア

寄って楽しかった展示の1つ目は、レディースサポートスクエアのブースです。

こちらのブースでは、女性向けのウェアやグッズを集めてくれているのですが……
なんと、こちらには女性専用のバイク試乗ブースがあるんです!!(ドン!!)

他の企業ブースだと、待たないと試乗できないことがほとんどなのですが、女性専用のおかげで待ち時間なし!

しかも「女性にもバイクに乗ってほしい!」という思いから10台前後のバイクがチョイスされており、どれも跨りやすいバイクばかりでテンションが上がりました!

※テンションが上がり、鏡に映った自分を撮ってみた筆者。こんな風に購入後のイメージを湧かせてくれる仕掛けはいいですよね。

待ち時間なしで色々なバイクに跨れるというだけで、どんどん楽しさが上がっていきます。
試乗用にガッチリ固定されているので、転倒の心配なく跨れるのも良かったですね。

行った当日はスニーカーだったので、両足がつかず「ぷらーん」となってしまう車種もありました。

でもそれもまた楽しいんですよね。
「このバイクは厚底なしじゃ無理かー」と分かったり、「これは無理なのでは!?」と思ったスポーツタイプの車種が意外と足つきが良かったりと、色々な発見があるのが面白いんです。

レディースサポートスクエアさんの用意してくださったバイクは、身長155cmの筆者が跨ってもほとんどが「両足ツンツン~片足ならなんとか」の範疇に収まっていたので、乗りやすくて楽しかったですね。

東京モーターサイクルショーに行く女性の方、このブースはとにかく必見です!!
待ち時間なしでこんなに色々なバイクに跨れるのはここしかありません!(笑)

自分がバイクに跨っているときの写真も撮れます(他の人からどう見えているかが分かるブースはここぐらいだったように思います)ので、自分とバイクの見た目の相性が気になる女性の方はぜひ一度寄って行かれることをオススメします。

寄って楽しかった展示②:インディアンモーターサイクル

寄って楽しかった展示の2つ目は、インディアンモーターサイクルです。
ブースに近づいて行くとドドンと、ド派手なアメリカンクルーザーがお出迎え。一目で「カッコいい!」と虜になってしまいました。

そして何より楽しかったのが、ここでの試乗で初めて「両足べったりつく」体験をしたことです!!

筆者の身長は155cmなので、両足がべったりつくバイクはそこまで多くありません。
シート高の低いアメリカンやクルーザータイプでないと、そのような体験はできなかったのではないかと思います。

また、クルーザータイプのバイクに跨るのが初めてだったので、乗車後のライディングスタイルにも衝撃を受けました。

教習所で乗ってきたのはネイキッドタイプのバイクだったので、「バイクとはニーグリップするものなんだ」とずっと思ってきたのですが……

インディアンモーターズのクルーザーは足を前に投げ出して座るような姿勢なので、ライディングポジションが今まで経験してきたものと全く違って驚きました!

「こんなソファに座るような感覚の座り方で運転していいバイクがあるの!?」と、目がまん丸に。
シフトペダルを蹴ったり、リアブレーキを踏んだりする感覚が、教習所で乗っていたネイキッドタイプとは全く異なり、大変興味深かったです。

ブースの担当者の方も親切で、「実際はペダルの位置を調整できるので、もっと乗りやすくなると思いますよ」とお声をかけてくださいました。
この辺りは、小さいブースならではのきめ細やかさですね。大きいブースだと跨りたい方がたくさんいらっしゃるので、そうもいかない(笑)

また、歴史あるメーカーということで、昔のバイクが展示されているのも興味深かったです。

見ていて驚いたのは、シートにクッションが全くないように見受けられるところです。このバイクに乗っていた昔の人は、お尻が痛くなったりしなかったんでしょうか。

すぐそばに最新型のバイクが展示されているので、昔のバイクから今のバイクへとどのように進化していったのかが分かり、バイクの歴史を感じる時間を過ごすことができました。

何はともあれ、インディアンモーターサイクルさんの展示は訪れてみてとっても良かったです!
「身長が低いけれど、両足べったりつく体験をしてみたい」という方は、ぜひ訪れてみてくださいね。

寄って楽しかった展示③:カワサキブース

寄って楽しかった展示の3つ目は、カワサキブースです。
カワサキのような超有名メーカーともなると、バイク知識の浅い私でも「このバイク知ってる!」と分かる車種が多く、「このバイクに跨ったらどうなるんだろう」というワクワク感がありました。

 

まず最初に跨ってみたのは、KLXです。オフロード車として有名な車種ですね。
シートの硬さから、一部の方からは「三角木馬」とも呼ばれている車種です。

シート高の高いオフロード車なので、足がつかない前提で乗ってみました。
そしたら案の定、全然足がつかない!(笑) ただ跨っているだけの状態になってしまいましたね……。

その上、私の体重が軽すぎて全然沈まなかったです。
他の男性の方が立ち乗りしてみたり、前後に揺すってみたときは柔軟に衝撃を吸収する動きを見せていたので、「ある程度の体重は必要なんだなあ」と痛感しました。

 

このように、普段なら転倒させてしまいそうな車種にも、躊躇なく跨れるのが展示会のいいところ!
たくさんのお客さんが試しに跨るので、転倒しないよう前後のタイヤがしっかり固定されています。
「こんなの実際には乗れないでしょ」という車種にもチャレンジできるのが、展示会の良さではないでしょうか。

 

普段は乗れないはずのオフロード車に乗ってゴキゲンになった筆者は、他の車種にも跨ってみました。
次に跨ってみたのはZ900RSです。Zシリーズの流れを汲むカッコイイ車種ですね。

こちらも跨ってみると両足が「ぷらーん」となって浮いてしまいました。
シートの横幅が広かったので、片足をつけるだけでも苦労しましたね。

大型車に乗るには、やはり体格が良くないと難しいんだな~と改めて感じました。
ですが、とりあえず転倒はしないので、両足をペダルに乗せて、「もし自分がこのバイクを運転していたら」と想像してみました。

こんな大型のバイクが自分の思い通りに動いてくれたら、とても爽快な気分になりそうですね。
体格の問題で私には難しいと思いますが(……)、大型に跨れる体格の方はぜひ楽しんでみていただきたいです。

また、憧れのNinjaシリーズにも跨ってみました!

Ninjaシリーズは個人的にデザインが好きで、カッコいいな~と前々から思っていた憧れの車種だったので、試乗会で跨がれて満足でした!

足つきは片足でなんとか、という感じでしたね。シートがスリムに作られているので、筆者の身長(155cm)でも案外足つきは悪くなかったです。

正直もっと乗っていたい気持ちはあったのですが、人気車種ということもありそそくさと退散。
「せっかく免許を取ったんだから、今回のモーターサイクルショーではいろんな車種に乗りまくるぞ!」と意気込んでいましたが、周囲の視線が気になりすぐ降りてしまいました(小心者)。

また試乗会やレンタルなどで跨る機会があれば、もう少ししっかり乗り心地を感じてみたい車種だな~と感じましたね。

ブース周り~休憩

ブースをいくつか回ったところで、身体が疲れていたので一旦休憩を入れることにしました。
「春のイベントだから、大した準備はいらないだろう」と舐めてかかっていたのが完全に裏目に出ましたね。

先ほどまでご紹介したブース以外にもいろいろ回っていたので、会場の半分を歩いたところでクタクタになってしまいました。

主に展示が行われている東1・2・3ホールには特に休憩所などは設けられていませんので、ホールの奥にある空きスペースに避難して休憩することに。

※マップの赤丸の辺りで休憩していました。大規模メーカーの裏は空いていて人がいないのでオススメです。
私以外にも休憩したい方や、荷物を整理したい方がこの辺りで休んでいました。
また、お手洗いも近くにありますので、用を足したり手を洗うなどして気持ちをスッキリさせることもできます。

 

人の少ないところでカバンを下ろし、「疲れた~」と休憩していると、壁沿いに飲み物の自販機が!!
コンクリートの壁の裏になっていて、表からは分からなかったのですが、シャッターとお手洗いの間に飲み物の自販機があるのを発見!

「神の救い!」とばかりにお財布を出し、500mlの水を買いました。会場を歩いているだけで汗だくだったので……。
疲れた体だと、お水が冷えているだけでもおいしく感じます。
体の求めるままに飲んでいたら、半分ほど量が減っていて驚きました。そんなに喉が渇いていたのでしょうか?

振り返ってみると、いくつかブースを回っただけで思ったより体力を使っていたのかなと思います。

東京モーターサイクルショーは決して人の少ないイベントではありません。
他の人と不意に荷物をぶつけあってしまって「すみません」と声を掛け合うことも少なくなかったです。

そんな人出の多さと熱気に当てられて、しばしダウン。
荷物を下ろしての休憩を余儀なくされました。

皆さんが東京モーターサイクルショーに遊びに来るときは、体調を万全にして、飲み物を持って行くようにしてくださいね。
思ったより会場は人の熱気で暑くなりますので、体温を調節しやすい服装で来た方がいいかもしれません。

レポは続くよどこまでも~(レポ後編へ)

会場の空きスペースで休憩し、元気が戻ってきたので次のブースへ向かうことに。

ですが、この記事も長くなってまいりましたので、一旦前編として区切りとさせていただきます。

後編ではヤマハ、ホンダ、スズキ、ハーレーに跨ってみたときのレポや、他のブースに寄ってみた感想を書いていきますので、ぜひ後編も読んでいってくださいね。

▼後編の記事はコチラ▼
【レポ後編】東京モーターサイクルショー2025に行ってみた!跨りまくりのバイク女子レポ!