250ccオフロード最強のバイクはどれ？気になる方にオススメバイクを紹介
今もバイクの1ジャンルとして根強い人気があるオフロードバイク。
250ccクラスに絞っても、魅力的な車種がたくさんあります。そのため、「どれが一番いいの？」と思うこともありますよね。
そこで今回は、250ccクラスのオフロードバイクを6つご紹介します。
各車種の解説を読んでみて、自分に合いそうな1台を見つけてみましょう！
オススメバイク①：ホンダ CRF250L
オススメポイント①：万能バイク
250ccのオフロードは一台でなんでもできる万能バイクですが、ホンダCRF250Lはそのお手本のようなバイクです。
車両重量が140kgと軽く、未舗装路から舗装路までどのような状況でも乗りやすく、ライダーに負担をかけない扱いやすさを実現しています。
一般的に、オフロードバイクは高いシート高が課題となりがちですが、CRF250Lは跨るとリヤサスペンションが沈むので意外と足つきが良いです。
そのため、体格に不安のあるライダーでも安心して乗車できます。
オススメポイント②：高速道路もOK
250ccのオフロードバイクというと「軽量優先で高速性能は犠牲になっているのでは？」と懸念される方も多いでしょう。
確かにCRF250Lの最高出力は24馬力と控えめな数値ですが、実際の高速道路の走行では十分実用的な性能を発揮します。
大型バイクのように圧倒的なパワー余裕はないものの、100km/h程度であれば充分巡航可能です。
このように、CRF250Lは万能バイクとしてオン・オフ、街乗りや高速道路など、あらゆるシチュエーションに対応できる頼れる相棒です。
身長が低い人や女性の方でも安心した足つきでオススメの1台です。
オススメバイク②：ヤマハ セロー250
オススメポイント①：軽くて曲がりやすい
セロー250の車両重量は、わずか130kgという驚異的な軽さを実現しており、市街地の交差点や山道のコーナーを軽やかに駆け抜けることができます。
まさに「ヒラヒラ」と表現したくなるような軽快なハンドリングが魅力です。
重いバイクでは曲がろうとする際、相応のパワーと集中力が必要ですが、車重の軽いセローなら自然な操作で方向を変えることができます。
この軽量性は、狭い場所でのUターンのしやすさにも貢献しています。
ツーリング中の道間違いや行き止まりに遭遇しても、躊躇することなく方向転換できる安心感があるでしょう。
オススメポイント②：走る場所を選ばない
セロー250の真骨頂は、路面を選ばない高い走破性にあります。
整備された林道はもちろん、岩場の多いガレ場まで、あらゆる地形に果敢にチャレンジできる、冒険心をくすぐるようなバイクです。
良好な足つき性も相まって、オフロード初心者でも安心して未舗装路にチャレンジできる心理的なハードルの低さも大きな魅力となっています。
エンジン出力は18馬力と控えめですが、低回転からくるトルクで低速でのオフロード走行や、信号の多い市街地でのストップ＆ゴーでもストレスなく走行可能です。
このように、セロー250は軽さを活かした曲がりやすさと、低回転のトルクを活かした街乗りやオフロードを楽しむことができるのが魅力です。
ギヤが6速ではなく5速のため、高速道路での巡航にはやや不向きな面もありますが、それを除けばあらゆるシーンで快適な走行を楽しむことができるバイクです。
オススメバイク③：ヤマハ WR250R
オススメポイント①：高性能な乗り味
ヤマハが同時期に展開していたセロー250とWR250Rは、まさに対照的なキャラクターを持つモデルでした。
林道をトコトコとゆっくりと走る馬力が低めのセローに対し、こちらのWR250Rはハイパワーエンジンを積んだ本格派オフロードバイクです。
WR250Rは「YZF-R1のオフロード版」という開発のコンセプトがしっかりと打ち出されるほどのバイクで、エンジンはセローよりもかなりパワーがあります。
高速域でのオフロード走行や、よりアグレッシブなライディングスタイルに対応できる本格的な走破性能を備えています。
オンロードにおいても鋭い加速性能を発揮し、スポーツライディングを満喫できるポテンシャルを秘めています。
さらに驚くべきは、これほどのハイパワーエンジンでありながら優れた燃費効率も実現している点です。
経済的な走行を心がければ25〜30km/Lという低燃費を達成できます。
このパワーと経済性の両立は、ヤマハの技術力の高さを物語っており、驚くほど高性能といえるでしょう。
オススメポイント②：アルミフレームや倒立フォーク
WR250Rにはアルミフレームが採用されています。
レーサーやエンデューロバイクには採用されていましたが、市販車にアルミフレームが採用されたのはこのバイクが初です。
アルミフレームはとにかく軽量で、バイクの動きも軽くなるのでレーシングマシンのような俊敏な動きを実現します。
より高出力なエンジンを搭載しながらも、車両重量を130kgという軽量レベルに抑えることに成功しているのも、このアルミフレームのおかげです。
セローよりもパワフルで重量のあるエンジンを搭載しているにもかかわらず、車両総重量はほぼ同等というのは驚異的です。
実際の走行では信じられないほどの軽快感を体験することができます。
また、フロントフォークは倒立フォークとなっています。市販車のオフロードでは正立フォークが一般的です。
WR250Rは倒立フォークにすることで運動性能が上がり、ジャンプや高負荷に充分耐えられる仕様となっています。
このように、WR250Rは純粋なスポーツオフロードバイクとして設計されており、のんびりとした林道ツーリングが得意なセローとは対極的な存在です。
軽量のフレームを駆使して本格的なオフロードを楽しむことができる、強力なパワーを持ったバイクです。
オススメバイク④：カワサキ KLX250
オススメポイント①：オフロード走破性が高い
KLX250はオフロード走破性に優れたバイクです。
ガレ場への突入も可能で、性能はセローとWR250の中間に位置します。
のんびりとトコトコ走るのにも適しており、路面状況の厳しい場所でも確実に走破できる能力を持っています。
オススメポイント②：燃費がいい
KLX250のタンク容量は7.7L（2016年最終型）とコンパクトですが、メーカー発表値で40km/Lという優秀な燃費性能を誇ります。
エコ運転を意識すれば、40km/Lを上回る燃費を記録するライダーもいるようです。
このように、KLX250は非常にバランスの取れたバイクで、ゆったりとした街乗りから本格的なオフロード走行まで幅広く対応できます。
燃費性能も優秀で、長時間の乗車でもお尻が痛くなりにくいシート設計も魅力的なオススメのバイクです。
オススメバイク⑤：カワサキ KLX230 シェルパ
オススメポイント①：街乗りから林道まで乗れる
カワサキから17年ぶりに復活したシェルパは、KLX230Sがベースになっています。
KLX230SはKLX230と比べて前後のサスペンションのストロークを抑えて、シートの厚みを変えてシート高を下げたモデルです。
そのKLX230Sをベースにシェルパにはハンドルブレースやハンドガード、アルミ製のアンダーガードがついており、よりオフロード性能が高まっています。
優れた振動吸収性により着座姿勢でのオフロード走行が可能で、スリム化されたシュラウドにより周囲の視認性も良好です。
また、絶妙に設定されたハンドル幅やステップ位置、良好な足つき性により、街乗りから高速道路まで安心して走行できます。
オススメポイント②：取り回しが楽
KLX230シェルパは車重134kgと軽量で、低いシート高により小柄な方でも安心して乗車できます。
車体もスリムに設計されているため、自宅の駐車場や市街地の狭いスペースでも押し引きやUターンが容易で、日常使いにおける取り回し性に優れています。
オススメポイント③：燃費がいい、エンジンもスムーズな吹けあがり
シェルパの燃費は34km/L、燃料タンクは7.6Lなので1回の満タンで260km程度走行することが可能です。
走行方法や道路状況により変動しますが、約250kmの航続距離を確保できるため長距離ツーリングにも十分対応できます。
エンジンは低回転から高回転域まで滑らかに回転し、時速100km程度であれば高速道路でも快適に巡航できる性能を持っているといえます。
このように、KLX230シェルパはシート高とサスペンションの最適化により足つき性と乗りやすさを両立したバイクです。
ハンドガードやアンダーガードの装備によりオフロード性能を高めながらも、軽量な車体と優秀な燃費性能で、街乗りから高速道路まで幅広いシーンで快適な走行を実現しています。
オススメバイク⑥：ヤマハ トリッカー
オススメポイント①：車重が軽い
ヤマハトリッカーは車重120kg台の非常に軽量なバイクです。
スリムな外観やBMXのようなスタイリングからも想像できますが、乗ってみると身をもってその軽さを体感できるでしょう。
狭いスペースや自宅駐車場での取り回し、走行中の軽快なハンドリングを存分に楽しめます。
ただし、ギアが5速のため高速道路ではやや厳しく感じる場合があります。
オススメポイント②：タイヤを変えればオフロードも走行可能
トリッカーには純正でオンロード寄りのタイヤが装着されています。
これをブロックタイヤに交換することでオフロード性能が大幅に向上し、林道から未舗装路まで確実に走破することが可能になります。
このように、トリッカーは軽量な車体を活かした軽快な走りが魅力です。
セローよりも短いホイールベースによりクイックな動きが可能で、機敏なハンドリングを楽しめます。
前期モデルの燃料タンク容量は6Lでしたが、後期モデルでは7Lに増量されているため、航続距離を重視するライダーには後期モデルがオススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は250ccクラスのオフロードバイクのオススメ6車種をご紹介しました。
オフロードバイクは長きにわたって愛され続ける人気ジャンルのバイクです。
125ccから250cc、さらにそれ以上の排気量でも数多くの選択肢がある中で、250ccクラスだけでも魅力的な車種が豊富に揃っているため、どの1台を選ぶべきか迷われる方も多いでしょう。
ぜひ、今回ご紹介した6車種を参考に、ご自身の体格やライディングスタイルにマッチした理想の1台を見つけてください。
