バイクのバーエンドミラーは違法?それとも大丈夫?
バイクカスタムの一つであるバーエンドミラーの取り付けは、カフェレーサーなどによく似合うカスタムです。
ですが、実際に取り付けるとなると気になるのが保安基準ですよね。
「違反にならないかな……」と心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、バーエンドミラーの取り付けが違法なのかどうか、そして正しい取り付け方法について詳しく解説します。
さらに記事の後半では、おすすめのバーエンドミラーもご紹介しますので、取り付けを検討している方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
目次
結論:バーエンドミラーの取り付けだけで違反になることはない
ここでは、バーエンドミラーの取り付けだけでは違反にならないことについて紹介します。
ミラーに関する保安基準がある
バイクのミラーは、保安基準により大きさや取り付け位置が明確に規定されています。
車検対象である251cc以上のバイクではこの保安基準に基づいて検査が行われますが、車検のない250cc以下のバイクにも適用されます。
ちなみに、この保安基準は定期的に改正される場合があるため注意が必要です。
ミラーの面積、取り付け位置、形状、
バイク用のミラーの面積は69平方センチメートル以上であることが必要です。
円形ミラーは、直径94mm以上150mm以下、ミラーの形が円形でない場合は直径78mmの円が鏡面内に収まることが基準となります。
取り付け位置は、左右2箇所への設置が義務付けられており、原付やオフロードバイクで見かける片側のみの設置はNGです。
また、ハンドルの中心から280mm以上外側に取り付けることも規定されています。
構造面では、歩行者との接触時に危害を与えない衝撃緩和構造と、運転者が容易に操作できる構造であることが求められています。
このように、バイクのミラーには明確な保安基準が設けられており、適合するミラーであれば取り付けOKです。
つまり、バーエンドミラーも保安基準を満たしていれば、取り付けるだけで違反になることはないのです。
バーエンドミラーの正しい取り付け方・避けた方がいい取り付け方
ここでは、バーエンドミラーの正しい取り付け方法、避けるべき取り付け方法について紹介します。
正しい取り付け方①:見やすい位置に取り付ける
バーエンドミラーは、周囲の状況を確認しやすい位置に取り付けることが重要です。
純正ミラーから取り付け位置が大きく変わるため、視界や見え方も従来とは異なります。
実際の見え方を確認しながら、最適な角度と位置に調整して取り付けを行いましょう。
正しい取り付け方②:専用品を使って取り付ける
バーエンドミラーは既存のバーエンドを外して取り付けることになります。
そのため、現在装着されているバーエンドに適合する形状のアダプターを選択することが必要です。
不適切な取り付けを行うと、走行中にミラーが外れたり位置がずれたりする危険性があるため、十分注意しましょう。
避けるべき取り付け方:下向きに取り付けるのは避ける
バーエンドミラーは上向きに取り付けるのが基本的なスタイルです。
しかし、ストリートファイターやカフェレーサーなどスタイルを重視するネイキッドバイクでは、下向きに取り付けるケースが増えています。
ミラーを下向きに取り付けると視界が広がり、自分の顔が映りにくくなるため、スタイリッシュに見えるかもしれません。
しかし、腕が邪魔になってミラーが見づらくなる場合があるため、実用性を考慮して避けるようにしましょう。
また、下向きにするとハンドルを切ったときに燃料タンクに干渉してしまって傷が付く可能性もあります。
幅が広いハンドルであれば接触しないかもしれませんが、狭いハンドルに交換している人は要注意です。
バーエンドミラーの取り付け方のイメージはできましたか?
ここからは、オススメのバーエンドミラーについてご紹介していきます。
オススメのバーエンドミラー①:KEMIMOTO バーエンドミラー ENFCBEM085BK
オススメポイント①:様々な車種に対応
KEMIMOTOのバーエンドミラーは様々な車種に取り付け可能です。
内径が13〜19mmまでのハンドルに対応しているため、ほとんどのバイクに装着できます。
バーエンドを外した際のネジの大きさや純正を使用する場合でも、付属のカラーを使うことで装着できます。
取り付け前には、お手持ちのバイクのハンドルエンド部分をよく確認しておきましょう。
オススメポイント②:車検・安全基準に対応
このバーエンドミラーはE9などのヨーロッパ認証を取得しているため、安全性が確保されており安心して装着できます。
認証マークも表示されているため、車検対象バイクでも検査を問題なく通過できます。
オススメポイント③:広い視界を見ることができる
鏡面部には広い視野を確保できる凸面鏡を採用しています。
これにより、ツーリング中の後方確認が広範囲で行えるため、より安全な運転が可能です。
オススメポイント④:360°調節可能
ミラーは強化されているジョイントで360°調節可能になっているので自分の見えやすい角度に自在に調節できます。
これにより、運転姿勢を変えることなく常に最適な後方視界を確保できるため、疲労軽減と安全性向上につながります。
KEMIMOTOについて
KEMIMOTOは2007年に設立されたバイク用品メーカーです。
KEMIMOTOの商品は日本だけでなく、アメリカやカナダ、ドイツなど世界約20ヵ国で販売されており、グローバルに展開されています。
顧客ニーズに応える高品質な製品の提供に、継続的に取り組んでいる信頼性の高いブランドです。
- 商品名:KEMIMOTO バーエンドミラー ENFCBEM085BK
- カラー:ブラック
- 適合:内径13~19mmのハンドルに対応
- 価格:税込6,680円
- 参考サイト:サイトはこちら
オススメのバーエンドミラー②:デイトナ バーエンドミラー HIGHSIDER ステルス X5
オススメポイント
デイトナエンドミラーステルスX5は、ユーロスタイルの先駆けであるドイツ生まれのバーエンドミラーです。
エッジの効いたステルス戦闘機を思わせる10角形のデザインをマットブラックで仕上げたプラスチック製のヘッドに、シャープなアルミ製ミラーアームを組み合わせています。
ヘッド部分は調節ができるので、取り付け後も見えやすい角度に調節できます。
なお、バーエンドへの取り付けには汎用ハンドルや各メーカー対応の別売りアダプターが必要で、1個入りのため1台分には2個の購入が必要です。
デイトナについて
静岡県に拠点を置くデイトナは、バイクパーツからライダーウェアまで幅広いバイク用品の開発・販売を手がけています。
独自の企画力と開発力を活かし、世界中のバイクライダーのニーズに応える商品・サービスを提供することで、グローバルに認知されるメーカーを目指している国内有数のバイク用品ブランドです。
- 商品名:デイトナ バーエンドミラー HIGHSIDER ステルスX5
- カラー:ブラック
- 適合:汎用(取り付けには別売りのバーエンドアダプターが必要)
- ※新保安基準に対応
- 価格:税込9,350円(1個入)
- 公式ホームページ:サイトはこちら
オススメのバーエンドミラー③:タナックス バレンネオミラーC ANC-104
オススメポイント
タナックス バレンネオミラーC ANC-104は丸形デザインを採用しており、クラシカルな雰囲気を演出しています。
そのため、カフェレーサースタイルをはじめ、どのようなバイクにもマッチするでしょう。
調整箇所が豊富で、
・鏡面の後ろ側
・ステーの振付角度
・バーエンド部分の角度
と3箇所も調整できるので自分のバイクや体、目線に合わせた最適な視界の調整ができます。
ミラーには広視野角タイプを採用しているため、後方確認が容易で、歪みが少なく透過率も高いため、クリアで明るい視界を提供します。
取り付けアタッチメントは、ホンダやヤマハをはじめとする国産車から一部外車まで対応できるよう豊富に付属しており、自分のバイクのハンドルの形状やエンド部分に合わせて柔軟に取り付けることが可能です。
なお、デイトナ製品と同様に1本入りのため、1台分には2セットの購入が必要です。
タナックス(TANAX)について
千葉県に拠点を置くTANAXは、田中製作所として自転車用ミラーの販売からスタートしました。
その後、バイク用ミラーやシートバッグ、近年ではスマートモニターなど、幅広いバイク用品を展開する専門メーカーとして発展し続けています。
TANAXは、オートバイライフを楽しむライダーのニーズに応える、便利で魅力的なバイク用品を提供しています。
- 商品名:タナックス バレンネオミラー C ANC-104
- カラー:ブラック
- 適合:汎用(各種アダプター付属)
- 価格:税込8,580円(1個入)
- 公式ホームページ:サイトはこちら
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はバイクのカスタム部品の1つであるバーエンドミラーについて保安基準やオススメの商品をご紹介しました。
カフェレーサー風にカスタムしたい人にとってバーエンドミラーは魅力的な商品です。
しかし、お気に入りのバーエンドミラーを取り付ける際に、それが保安基準に適合する合法的なカスタムなのか、それとも違法カスタムに該当するのか判断に迷うケースがあります。
今回紹介したミラーに関する保安基準と正しい取り付け方を理解し、そしてオススメの商品を参考にして自分のバイクに合うスタイリッシュなバーエンドミラーを手に入れましょう。