バイクのUSB電源って、自分で取り付けられる?

スマートフォンやナビゲーションの充電に重宝するUSB電源。

バイクに取り付けたいと考える方も多いのではないでしょうか。ですが、取り付けるにしてもやり方が分からないと困ってしまいますよね。

そこで今回は、バイクのUSB電源を自分で取り付ける方法について解説します!

初心者の方でも安心して作業できるよう丁寧に説明していきます。

また、後半にはオススメの商品もあわせて紹介しますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

ブレーキスイッチから電源を取る際のやり方

ここでは、ブレーキスイッチから電源を取る際の方法について紹介します。

フロントブレーキスイッチ

フロントブレーキレバーの根元部分には、ブレーキランプを点灯させるためのスイッチがあります。

多くの場合、配線は2本あります。1本はキーをオンにしたときに流れる12Vのプラス電源、もう1本はブレーキランプを作動させるためのプラス電源です。

電源取得には、キーオン時に通電する配線を使用しましょう。

もう一方の配線に接続してもショートすることはありませんが、ブレーキレバーを握った時にしか電源が供給されないため実用的ではありません。

リアブレーキスイッチからも電源を取れる

多くのUSB電源の付属品や説明書を見ると、フロントブレーキスイッチから電源を取るように推奨されていることが多いです。

しかし、バイクショップやプロの整備士が配線作業を行う際は、フロントよりもリアブレーキスイッチから電源を取る方が美しく仕上がることが多いのが実情です。

フロントブレーキ周辺の配線が露出すると外観を損ねるため、サイドカバーやシート下に位置するリアブレーキスイッチからプラス電源を取得し、マイナスをバッテリーに接続することでスマートな取り付けが実現できます。

デメリットは、ハンドル周りからシート下まで配線を引くのに手間がかかるという点です。

バッテリーから電源を取る際のやり方

ここでは、バッテリーから電源を取る方法を紹介します。

バッテリーに配線を接続する

バッテリーは、シート下に配置されているのが一般的です。

まずシートを取り外してバッテリーターミナルを確認しましょう。

安全のため、いきなりプラス・マイナスを接続するのではなく、ショート防止として最初にマイナス側の配線をすべて取り外します。

その後、プラスターミナルにバイク側のメインハーネスと電源のプラス線を接続します。

最後にマイナス線を接続して完了です。

バッテリーのマイナスターミナルを外すことでショートのリスクを軽減し、安全な作業が可能になります。

作業後は、メーター内の時計がリセットされるため、再設定しましょう。

常に電源が流れる

バッテリーに直接配線してしまうと、その時点で電源に12Vが流れてしまいます。

キーをオンにしなくてもUSB電源を使うことができますが、そのまま使っているとバッテリーが上がってしまう可能性が非常に高いです。

複雑な配線をせずにバッテリーに接続するだけの簡単な方法ですが、バッテリーの劣化を招く恐れがあるので、使用時はエンジンをかけた状態で使いましょう。

このように、バイクへのUSB電源の取り付けにはいくつかの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

どの方法を選ぶかは、配線の技術レベルや使用目的によって決まりますが、どの場合でも適切な製品選びは大事です。

そこで、ここからはバイク用USB電源のおすすめ商品を紹介します。

オススメ商品①:Kaedear MOTO USBチャージャー KDR-M3A

オススメポイント

Kaedear MOTO USBチャージャーは可能な限りコンパクトに設計されており、すっきりとした外観が特徴です。

バイクでは雨天走行時の水濡れが避けられないため、密閉性の高い防水キャップが装備されています。

キャップを開くと青いイルミネーションが点灯し、夜間の暗い環境でも充電ケーブルを容易に接続できます。

さらに、この防水キャップはスイッチと連動しており、開放時は電源オン、閉鎖時は電源オフとなるため、消費電力を効率的に削減できるのも嬉しいポイントです。

バッテリーに直接配線する場合でも、バッテリーへの負担を軽減し、取り付けも簡単に行えます。

Kaedearについて

神奈川県横浜市にあるKaedear(カエディア)はスマホホルダーや電源などのバイク用品を専門に開発・販売するメーカーです。

Kaedearは、顧客アンケートやマーケットデータ、ライダーたちの悩みや要望を分析し、それを製品開発に反映させています。

一般ユーザーはもちろん、プロの整備士からも信頼を得られるよう、信頼性の高い製造工場と細部に至るまで綿密に調整を重ね、高品質な製品の実現に取り組んでいます。

  • 商品名:Kaedear(カエディア)MOTO USBチャージャーKDR-M3A
  • サイズ:縦52×横28×厚さ22mm
  • 入力電圧:12Vバッテリー車
  • 出力電圧:タイプA 5V3A/9V2A/12V1.5A(18W)
         タイプC 5V3A/9V3A/12V3A(36W)
  • 価格:税込1,892円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

オススメ商品②:デイトナ バイク専用USB電源 Type-C

オススメポイント

デイトナ バイク専用USB電源Type-CはUSB PD対応により、スマホの急速充電が可能です。

最近のスマートフォンは急速充電対応モデルが主流となっているため、非常に実用的な機能と言えるでしょう。

Android端末でも使用可能ですが、特にiPhoneとの相性が良く、iPhone8以降のモデルで急速充電を利用できます。

最大18Wの高出力により、パワーを要求するアクセサリーも使用可能です。

また、Type-C端子のコンパクトな接続部により、ハンドルに固定しても目立たずスマートに使用できます。

さらに、ブレーキスイッチとの連動機能により、バッテリー上がりの心配もありません。

差込口には、防水のキャップがついており、雨天時に走行しても安心して使用できるのもポイントです。

なお、取り付けについては国産バイクのハンドル径(22.2φ)やアメリカンバイクのハンドル径(25.4φ)の両方に対応しています。

デイトナについて

静岡県に拠点を置くデイトナは、1972年に創業した老舗バイク用品メーカーです。

USB電源をはじめ、ライダージャケットや各種パーツなど幅広いバイク用品の開発・販売を手がけています。

デイトナは独自の企画力・開発力を発揮し、世界のバイクライダーのニーズに対応する商品・サービスを提供することで、世界のバイクライダーに支持されるブランドを目指しています。

  • 商品名:デイトナ バイク専用USB電源Type-C
  • 入力電圧:12V
  • 出力電圧:5V(4.7‐5.35V)、9V(8.5V~9.5V)、12V(11.4~12.6V)
  • 出力定格電流:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A
  • 出力定格効率:18W(差込口USBType-C)
  • 価格:税込3,520円
  • 公式ホームページ:サイトはこちら

オススメ商品③:ONVIAN QC3.0急速デュアルUSB充電器

オススメポイント

ONVIAN QC3.0急速デュアルUSB充電器は、その名の通り充電ポートが2口搭載されており、スマートフォン以外のデバイスも同時に充電できます。

両ポートともQC3.0の急速充電に対応しているので、対応するスマホであれば快適な充電が可能です。

QC3.0とPDは異なる規格ですが、QC3.0急速充電はAndroid端末との相性が良いです。

カバーを開くと2つのポートとスイッチが配置されており、このスイッチで電源のオン・オフが切り替えられるため、バッテリー消費を抑えることができます。

また、ポートの上側にはモニターが付いており、現在のバイクのバッテリーの電圧を表示してくれる機能があります。

デジタル表示になっており、文字が緑だと正常範囲、赤いと高電圧、青いと低電圧ですので視覚的に分かりやすいです。

バッテリー電圧の低下を確認することで、交換時期の目安にしたり、電装系統の異常を早期発見したりすることができるのは大きなメリットです。

ただし、ポートやスイッチを保護するカバーは完全防水ではないため、雨天走行時は注意が必要です。

降雨の程度によっては、カバーの上からさらに追加のカバーを装着することも検討してください。

ONVIANについて

ONVIANはUSB充電器をはじめとしたバイク用品や自転車用品に特化しているバイク用品メーカーです。

ONVIANは初心者から上級者まで、幅広いライダーのバイクライフを充実させる商品を豊富に提供しています。

あると便利なパーツから必需品まで、ライダーが抱える様々な悩みを解消する製品開発に取り組んでいます。

  • 商品名:ONVIAN QC3.0急速充電デュアルUSB充電器
  • 入力電圧:12V
  • 出力電圧:QC3.0に対応
  • 参考価格:税込2,099円
  • 参考ホームページ:サイトはこちら

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、バイクに取り付けるUSB充電の取り付け方法とオススメの商品を紹介しました。

ナビやスマホなどの電子デバイスは、以前と比べてバイク乗車中の使用頻度が格段に高くなっています。

ツーリング先での写真撮影や、電子マネー決済など様々な場面で活用するため、バッテリーが少ないとかなり不便です。

バイクが納車されたらすぐにUSB電源を取り付けたいと考えるライダーは多いものの、取り付け方法が分からない、どの製品を選べば良いか迷うといったケースが多いのも事実です。

今回紹介したUSB電源の取り付け方法とオススメの商品を参考に、ご自身の使用スタイルやバイクに適したUSB電源を取り付けて、快適なツーリングに出かけましょう。