バイクは1人か2人で乗るもの、というのが一般的なイメージです。
しかし、家族や友人と3人で一緒に走れたら、移動そのものがもっと楽しくなると思いませんか?
実は、条件を満たせば3人乗りできるバイクは存在します。
ただし、普通の二輪バイクとは仕組みも法律も違うので、正しい知識が必要です。
この記事では、3人乗りバイクの実態から種類、必要な免許や法律、安全性、そしておすすめのツーリングスポットまで、まとめてわかりやすく解説していきます。
目次
3人乗りのバイクは存在するの?
3人乗りバイクは存在する
3輪バイク(トライク)と呼ばれる車両には、構造や登録内容によって3人乗りできるモデルがあります。
3輪バイクは前か後ろのどちらかに2輪を持つ構造で、二輪バイクに比べて安定性が高いのが特徴です。
メリット
3人乗りバイクの最大の魅力は、家族や友人と一緒に移動やツーリングを楽しめることです。
同じ景色や時間を共有できるので、移動そのものが思い出になります。
また、3輪構造ならではの安定感があるため、停車時に倒れにくく、立ちゴケの心配も少なくなります。
シートが広くて乗車姿勢もゆったりしているので、長距離移動でも疲れにくく、のんびりとしたツーリングに向いています。
デメリット
一方で、デメリットもあります。
車体が大きくて重いため、狭い場所での取り回しや駐車には慣れが必要です。
購入価格や維持費も普通の二輪バイクより高くなる傾向があり、タイヤ交換や整備の費用もかさみやすくなります。
走行感覚も二輪バイクとは全く違います。
軽快に車体を倒し込むような操作はできないため、二輪特有のスポーティな走りを求める人には物足りなく感じるかもしれません。
3人乗りバイクは、スピードや機敏さよりも、安定感と快適性、そして「みんなで走る楽しさ」を重視した乗り物です。
特徴やメリット・デメリットをきちんと理解して選べば、これまでとは違ったバイクの楽しみ方を広げてくれる存在になるでしょう。
3人乗りのバイクの種類
3人乗りできるバイクには、いくつかのタイプがあります。
それぞれに特徴があり、向き不向きも違います。
トライク
前1輪、後ろ2輪のタイプがトライクです。3輪バイクの中では最も一般的な形です。
メリット
後部がワイドな設計になっているため、2人掛けのベンチシートを装備しやすく、運転者を含めた3人乗りに向いています。
車体がしっかりと路面を捉える構造のため、直進時の安定性が高く、高速道路や長距離移動でも安心感のある走行が可能です。
また、後部スペースに余裕があることから積載力にも優れています。
ツーリング用の荷物やリアボックスを装着しやすいのも魅力です。
デメリット
トライクは二輪バイクに比べて車幅が広く、車体も大きいため、狭い道や駐車場での取り回しには慣れが必要です。
小回りが利きにくく、Uターンや低速での方向転換では独特の操作感があります。
価格帯
価格はおおよそ200万円から400万円前後と高めで、維持費や保管場所についても事前に考えておく必要があります。
それでも、安定感と快適性を重視し、複数人でゆったり走りたい人にとっては、非常に魅力的な選択肢だと言えるでしょう。
3輪スクータータイプ
前2輪、後1輪タイプのバイクです。
メリット
ブレーキをかけるときや低速で走るときの安定感が高く、路面状況の影響を受けにくいので、街乗りや通勤といった日常使いに向いています。
ハンドル操作も比較的自然で、二輪バイクから乗り換える場合でも違和感が少ないと感じる人が多いでしょう。
前輪が2つあるおかげで制動力が分散されるため、雨の日や滑りやすい路面でも安心感があります。
デメリット
前2輪タイプの多くはもともと2人乗りを想定した設計で、3人乗りに対応したモデルは限られています。
後部座席のスペースが比較的コンパクトなため、3人での長距離移動にはやや不向きな場合もあります。
価格帯
価格は比較的安価で、100万円から200万円前後が中心です。
安定感を重視し、扱いやすい3輪バイクを求める人に向いています。
カスタムトライク
大型二輪バイクをベースに3輪化し、3人乗り仕様へと改造された車両です。
メリット
外観や装備の自由度が高く、シート形状やカラーリング、収納スペースなどを自分好みに仕上げられる点が大きな魅力です。
迫力のあるデザインや存在感を重視する人にとっては、非常に満足度の高い選択肢になります。
また、後部を広く設計できるため、快適な3人乗りを実現しやすいのも特徴です。
デメリット
カスタムトライクは製作費用が高額になりやすく、価格は300万円以上になることも珍しくありません。
車体重量も増すため、取り回しや保管場所には十分な配慮が必要です。
また、カスタム内容によっては整備や修理に専門知識が求められる場合もあり、維持費やメンテナンス面での負担は大きくなりがちです。
その分、個性や所有感を重視し、特別な一台を求める人にとっては大きな魅力を持つ3輪バイクと言えます。
価格帯
カスタムトライクの価格は、300万円から600万円前後が目安です。
価格幅がこんなにも大きいのは、カスタム内容によって大きく変動するからです。具体的には、ベースとなる大型二輪バイクの車種や年式に加え、3輪化キットの種類、足回りの構成、シートや外装によって変わります。
フルオーダーや高品質なパーツを多用した場合は、700万円以上になる場合もあります。
既製モデルと比べると高額になりやすいですが、自分だけの仕様に仕上げられる点は、カスタムトライクの最大の魅力です。
バイク3人乗りに必要な免許と法的要件
3人乗りが可能なバイクに必要な免許は、車両の見た目ではなく、法律上の登録区分によって決まります。
3輪バイクの中には、普通自動車として扱われるトライクがあり、この場合は普通自動車免許で運転することができます。
一方、3輪構造であっても二輪車として登録されている車両では、普通二輪免許や大型二輪免許が必要になります。
また、3人乗りできるかどうかは、車検証に書かれた乗車定員が基準です。
シートが広く見えても、定員が2人なら3人乗りはできません。
購入前や乗車前には、免許区分と乗車定員を必ず確認しておきましょう。
バイク3人乗りの安全性と快適性とは
3人乗りの安全性
3人乗りできる3輪バイクは、二輪バイクに比べて安定性が高く、停車時に立ちゴケする心配が少ないのが大きな特徴です。
足をつかなくても自立する構造なので、信号待ちや渋滞中でも安心して停まっていられます。
ただし、車体が大きくて重い分、ブレーキをかけたときの制動距離は長くなりやすく、急ブレーキや急ハンドルは危険です。
余裕を持った運転を心がけ、カーブでは早めに減速することが大切です。
また、運転者だけでなく同乗者も含めて全員がヘルメットを着用すれば、安全性はさらに高まります。
3人乗りの快適性
快適性の面では、シートが広く設計されているモデルが多く、3人で乗っても窮屈になりにくいため、長距離移動でも疲れにくいのが魅力です。
ゆったりした姿勢で景色を楽しみながら走れるので、ツーリングに向いています。
維持費
燃費は普通の二輪バイクよりやや劣る傾向があり、タイヤ交換や定期点検といった維持費も高くなりがちです。
こうした特性を理解したうえで選べば、安全性と快適性のバランスを保ちながら、3人乗りバイクならではの走りを楽しめるでしょう。
3人乗りバイクにおすすめの場所
3人乗りバイクの魅力を存分に味わえる、おすすめのツーリングスポットを紹介します。
海沿い
1つ目のおすすめの場所は、海沿いの道路です。視界が開けており、信号や交通量も比較的少ないため、3輪バイクの安定した走りを活かし、潮風を感じながら景色を楽しめるからです。
ゆったり走れるので、同乗者との会話も自然と弾んで、移動そのものが心地よい時間になるでしょう。
高原・リゾートエリア
高原やリゾートエリアもおすすめです。緩やかなカーブが続く道が多く、急な切り返しを必要としないため、車体の大きい3人乗りバイクでも安心して走行できます。
標高が高い場所では景色の変化も楽しめ、休憩スポットも点在しているため、無理のないペースでツーリングを楽しめるのが魅力です。
また、比較的直線が多い高速道路であれば、楽に安定して走行することができます。
観光地周辺
観光地周辺の周遊路も、3人乗りバイクとの相性が良いエリアです。
目的地をガチガチに決めず、気になった場所に立ち寄りながら走れるため、移動と観光を同時に楽しめます。
スピードを競うのではなく、景色や時間をゆったりと共有することを大切にできるのは、3人乗りバイクならではの楽しみ方です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は3人乗りバイクの特徴や魅力、おすすめなツーリングスポットを紹介しました。
3人乗りバイクは、一般的な二輪バイクとは異なる魅力を持つ、少し特別な乗り物です。3輪構造による高い安定感があり、停車時の不安が少ないため、ゆったりと安心して走行できます。
何より、運転者だけでなく同乗者を含め、複数人で同じ景色や時間を共有できるのが、3人乗りバイクの大きな魅力です。ツーリングが単なる移動ではなく、思い出をつくる時間に変わります。
ただし、車両区分や必要な免許、乗車定員など、法律面の確認は欠かせません。
今回の記事を参考に、正しい知識を身につけて、自分の使い方に合った車両を選べば、安全性と快適性を両立したバイクライフが実現できるでしょう。

















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