バイク好きなら一度は名前を聞いたことがあるアニメ「ばくおん!!」。

可愛い女子高生たちの日常を描いた作品と思いきや、実在するメーカー名や車種名が多く登場する本格的なバイクアニメです。

ホンダ、スズキ、ヤマハ、カワサキはもちろん、BMWやドゥカティ、ハーレーまで登場し、バイク好きなら思わずニヤっとしてしまうネタが満載です。

しかも本作の魅力は、ただ車両をカッコよく描くだけではありません。

初心者が感じるリアルな戸惑い、維持費の厳しい現実、そしてメーカーごとの思想やクセまで、ギャグを交えながら丁寧に描き出しています。

今回の記事では、「ばくおん!!」に登場するバイクをキャラクターやメーカー別に整理しながら、それぞれの特徴や現実での立ち位置をわかりやすく解説します。

アニメファンはもちろん、これからバイクに乗ってみたい人にも楽しめる内容です。

「ばくおん!!」はどんな作品?

あらすじ

「ばくおん!!」は、バイク部に所属する女子高生たちが、バイクと共に過ごす日常を描いた学園コメディ作品です。

原作はおりもとみまな氏による漫画で、2016年にテレビアニメ化されました。

可愛らしいキャラクターが中心の作品ですが、その内容は非常にバイク愛と現実感に満ちた異色のアニメです。

特徴

本作最大の特徴は、実在するバイクメーカーや車種がほぼ実名・実車ベースで登場することにあります。

ホンダ、スズキ、ヤマハ、カワサキといった国産メーカーはもちろん、BMW、ドゥカティ、ハーレーダビッドソンなどの海外メーカーまで幅広く登場します。

それぞれのメーカーが持つ思想やクセを、ギャグを交えて描いているのも面白いポイントです。

この「メーカーごとの性格付け」は非常にわかりやすく、バイクに詳しい人ほど共感しやすい内容になっています。

バイクに乗る上での現実が描かれている

「ばくおん!!」は、バイクの楽しさだけを描く作品ではありません。

車両価格や維持費の高さ、バイクの取り回しの大変さ、故障や転倒のリスクなど、バイクに乗るうえで避けて通れない事実がリアルに描写されています。

そういった要素を深刻に描くのではなく、笑いに変えながら伝えている点が、本作ならではの魅力です。

「ばくおん!!」はバイクに憧れる人にとっては入口になり、すでにバイクに乗っている人にとってはあるあるネタ満載の共感にあふれる作品となっています。

可愛いキャラクターと本格的なバイク描写が両立されていることで、バイクという趣味の楽しさと奥深さを親しみやすく伝えてくれる作品です。

「ばくおん!!」の登場人物

物語の中心となるのは、バイク部に所属する個性豊かなメンバーです。

全員が異なる価値観やバックグラウンドを持ち、その違いがバイク選びや乗り方にも色濃く反映されています。

佐倉 羽音

本作の主人公です。

明るく前向きで、少し天然な性格をしています。

物語開始時点ではバイク未経験者で、免許取得から実際のライディングまでを段階的に経験していきます。

初めてバイクに乗ったときの不安や恐怖、そして走る楽しさを素直に表現する存在で、視聴者が最も感情移入しやすいキャラクターです。

「ばくおん!!」では、羽音の視点を通してバイク初心者が感じるリアルな感情が丁寧に描かれています。

天野 恩紗

羽音の親友で、行動力と現実的な思考を持つキャラクターです。

バイクへの興味は強いものの、常にお金や維持費といった現実面を気にする堅実的な少女です。

初心者の羽音を引っ張りつつ、ときに冷静なツッコミ役として物語を支えています。

バイクの楽しさと同時に「維持する大変さ」を代弁してくれる存在でもあります。

鈴乃木 凜

無口でクールな性格のバイク部員です。

スズキ車に対する強い愛情を持ち、作中ではメーカー愛を象徴するキャラクターとして描かれています。

感情表現は控えめながら、バイクに対しては非常にストイックで、乗り手としての芯の強さが際立っています。

スズキに関する自虐ネタも多く、作品のバイク文化的側面を担う重要な存在です。

三ノ輪 聖

バイク部の先輩にあたるお嬢様キャラクターです。

常に上品で余裕のある立ち振る舞いを見せますが、価値観はかなり独特です。

実用性よりも格式や美学を重視して、サイドカー付きバイクという珍しい選択をしています。

一般的なバイク観とは違った価値観を持っているので、作品に独特の面白さを加えているキャラクターだと言えるでしょう。

「ばくおん!!」主要メンバーのバイク

「ばくおん!!」では、キャラクターの性格や価値観が愛車選びにそのまま表れています。

ここでは主要メンバーが乗るバイクを紹介します。

佐倉 羽音 ホンダ CB400SF

主人公・羽音の愛車はCB400SFです。

扱いやすさと完成度の高さで知られる400ccネイキッドで、教習車としても有名です。

バイク初心者の羽音にとって現実的な選択で、クセのない素直な乗り味は彼女のまっすぐな性格とも重なります。

天野 恩紗 ヤマハ セロー225W

恩紗の愛車は、軽量で信頼性の高いオフロードモデルセロー225Wです。

舗装路から未舗装路まで走れる万能性と、転倒しても扱いやすいタフさが特徴です。

現実的でコスパを重視する恩紗らしい選択で、日常使いから冒険心まで満たしてくれる一台として描かれています。

鈴乃木 凜 スズキ GSX400S カタナ

凜の愛車は、個性的なデザインで知られているスズキGSX400S カタナです。

尖ったスタイルで評価が分かれる乗り味は、スズキというメーカーの個性そのものです。

メーカー愛を貫く凜のキャラクター性と強く結びついています。

三ノ輪 聖 ドゥカティ 916(サイドカー仕様)

聖が乗るのは、名車ドゥカティ 916にサイドカーを装着した特別仕様です。

実用性よりも美学と格式を重んじる価値観を象徴する選択で、作品にロマンを添えています。

「ばくおん!!」に登場するバイク紹介

作中には、主要キャラクターの愛車以外にも実在するバイクが数多く登場します。

ホンダ モンキー

価格帯:40〜60万円前後

コンパクトな車体と愛嬌のあるデザインが特徴のミニバイクです。

軽くて足つきが良いため、バイク初心者や小柄な人でも安心して乗れます。

街乗りやちょっとしたツーリングに向いているでしょう。

また、パーツの流通量が非常に多く、マフラーやハンドル、外装などを自分好みに仕上げられるカスタムベース車両としての人気も高い一台です。

実用性だけでなく、カスタムする楽しさを味わえる点が大きな魅力といえます。

ヤマハ SR400

価格帯:60〜80万円前後

SR400は、キックスタートを採用したクラシックスタイルのバイクとして長年愛されてきたモデルです。

シンプルな構造と空冷単気筒エンジンにより、機械を操る感覚をダイレクトに味わえます。

ただし、始動や取り回しには慣れが必要で、万人向けではありません。

それでも、乗り手と対話するような感覚や時代に左右されないデザイン性から根強いファンがいます。

BMW R1200GS

価格帯:150〜250万円前後

R1200GSは、世界的に評価されているアドベンチャーバイクの代表格です。

長距離走行を前提とした快適なライディングポジションや、高い積載能力、舗装路から未舗装路まで対応できる走破性を備えています。

車体は大柄ですが、重心設計が優れており、走り出すと驚くほど安定感があります。

ツーリングやキャンプで「どこまでも走って行きたい」というライダーにとって理想的な一台です。

ハーレーダビッドソン スポーツスター

価格帯:120〜180万円前後

スポーツスター系は、ハーレーダビッドソンの中でも比較的コンパクトで扱いやすいシリーズです。

独特の鼓動感と低回転域のトルクが特徴で、スピードよりも走る感覚を楽しむスタイルに向いています。

重量はありますが、その分安定感があり、ゆったりとしたクルージングに最適です。

ファッション性やライフスタイルの一部としてバイクを楽しみたい人から強く支持されています。

バイクを購入するための費用

初期費用

「ばくおん!!」をきっかけにバイクに興味を持った場合、まず把握しておきたいのが現実的な初期費用です。

免許取得にかかる費用は、普通二輪でおおよそ7〜10万円、大型二輪では12〜20万円ほどが目安になります。

ちなみに、取得にかかる期間は教習の進み具合や混雑状況にもよりますが、数週間から1カ月程度かかるのが一般的です。

バイクの価格

バイク本体は、中古車なら30万円前後から選べます。

新車の場合は50万円台からで、モデルによっては200万円を超えることもあります。

加えて、ヘルメットやグローブ、ジャケットといった安全装備も必要です。

一式揃えるためには5〜10万円程度と考えておくと安心でしょう。

費用だけでなく、時間もかかる点に注意が必要です。

免許取得から納車まで含めると、早くても1〜2カ月はかかります。

作品に登場する大型バイクに憧れるのは自然ですが、最初は扱いやすい排気量から始める方が無理なくバイクライフを楽しめるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は「ばくおん!!」のあらすじと、作中に登場するバイクを紹介しました。

「ばくおん!!」は、バイクに乗る楽しさだけでなく、メーカーごとの思想や車種ごとの個性まで丁寧に描いた、かなり珍しいアニメ作品です。

登場するバイクはどれも実在しており、初心者向けから玄人好みまで幅広く網羅されています。

アニメをきっかけにバイクに興味を持った人にとって、「ばくおん!!」は単なる娯楽ではなく、バイクとどう付き合うかを考えるきっかけを与えてくれる作品です。

ぜひ、作品の世界観を楽しみながら、現実のバイク選びにも役立ててみてください。