仮面ライダーといえば、変身ポーズや必殺技を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、シリーズを語るうえで絶対に外せないのが「バイク」という存在です。
仮面ライダーは、バイクと共に戦うヒーローとして描かれてきました。
風を切って疾走し、孤独と覚悟を背負って怪人に立ち向かうヒーローには、いつも相棒となるバイクがありました。
今回は、昭和・平成・令和の3つの時代を通して、仮面ライダーたちが駆ってきたライダーマシンを総まとめで紹介します。
目次
ライダーマシンとは?
仮面ライダーといえば変身や必殺技に注目が集まりがちですが、シリーズを語るうえで欠かせないのがライダーマシンです。
仮面ライダーはその名の通り「ライダー」であり、バイクと共に戦い、走り続けるヒーローとして描かれてきました。
ライダーマシンの原点
原点となる初代仮面ライダーに登場したサイクロン号は、市販バイクをベースに改造されたマシンでした。
改造人間として生み出されながらも人として生きる道を選んだ本郷猛と同じように、サイクロン号もまた、人の手によって別の使命を与えられた存在です。
ライダーとマシンは、同じ運命を背負う相棒として描かれていました。
仮面ライダーがバイクに乗る姿は、その在り方を象徴しています。
巨大なロボットに守られるわけでもなく、生身に近い身体で風を受け、転倒すれば命を落としかねない状況で戦います。
その覚悟と孤独を、バイクという乗り物が視覚的に伝えてきました。
ライダーマシンの存在
昭和時代のライダーマシンは、現実のバイクに近い姿で、ライダーを支える相棒として描かれていました。
平成に入ると、物語性が強まり、バイクは変形や融合といった要素を持つようになります。
仮面ライダーの世界観を語る存在へと変化していったのです。
令和では、必須装備ではなくなりつつも、象徴的なアイコンとして位置づけられています。
それでも一貫しているのは、人が意思を持ってハンドルを握るという点です。
ライダーマシンは暴走する力ではなく、仮面ライダー自身の選択と覚悟を乗せて走る存在として在り続けています。
だからこそバイクが映るだけで、私たちは自然と仮面ライダーを感じ取れるのです。
昭和仮面ライダーの歴代バイク
サイクロン:仮面ライダー
シリーズの原点となるのが、本郷猛が駆るサイクロン号です。
ホンダCBシリーズをベースに改造されたこのマシンは、風を切って疾走する姿そのものが孤独な戦士の生き様を表していました。
鮮やかな赤いボディは正義の象徴として視聴者の記憶に刻まれ、サイクロン号は単なる移動手段を超えた存在として描かれます。
仮面ライダーの覚悟を背負い、共に戦い続ける相棒でした。
ハリケーン:仮面ライダーV3
仮面ライダーV3で風見志郎が乗るハリケーンは、前作からパワーアップした主人公の姿を象徴するマシンです。
そのイメージに合わせるように、バイクアクションもよりダイナミックになりました。
ジャンプ台を使った大迫力の走行シーンは、スピードと力強さを兼ね備えたV3の戦闘スタイルと強く結びついています。
走ること自体が戦いであるという、昭和ライダーらしい演出が際立っています。
クルーザー:仮面ライダーX
仮面ライダーXのクルーザーは、水中走行が可能という当時としては非常に異色の設定を持つバイクでした。
海を舞台にした戦いが多かったXの世界観を反映し、陸だけでなく水中でも活躍できるマシンとして描かれています。
ライダーマシンが作品の舞台やテーマと密接に結びつく存在として扱われ始めたことを示す、象徴的なマシンと言えるでしょう。
ジャングラー:仮面ライダーアマゾン
仮面ライダーアマゾンのジャングラーは、昭和ライダーの中でも特異な存在です。
機械というより生き物に近く、意思を持ってアマゾンと心を通わせる姿が描かれました。
自然と野生をテーマにした本作の世界観そのものを体現するマシンであり、ライダーとマシンが言葉なしで通じ合う関係性は、昭和ライダーの中でも特に印象深い描写です。
平成仮面ライダーの歴代バイク
トライチェイサー2000:仮面ライダークウガ
仮面ライダークウガのトライチェイサー2000は、平成ライダーにおけるバイクの在り方を象徴するマシンです。
警察車両をベースにしたこのバイクは、現実世界に根ざした存在として描かれました。
五代雄介は特別な力を持ちながらも、現実世界と地続きのヒーローでした。
その足となるトライチェイサー2000もまた、リアルな乗り物として画面に溶け込んでいます。
平成ライダーは、ここから現実に近いヒーロー像を再構築していくことになります。
ライドシューター:仮面ライダー龍騎
仮面ライダー龍騎では、バイクの役割が大きく変化しました。
ライドシューターはモンスターと融合したマシンであり、単なる機械ではないからです。
バトルロイヤルという過酷な世界で、ライダーたちは戦う理由を問い続けます。
バイクもまた、ライダーの選択や運命と密接に結びついた存在として描かれました。
カブトエクステンダー:仮面ライダーカブト
スタイリッシュな演出が特徴の仮面ライダーカブトに登場するのが、カブトエクステンダーです。
高速戦闘を売りにした本作において、バイクはスピードと進化の象徴でした。
バイク形態からロボ形態へと変形するギミックは、平成中期ならではの派手さを持ちながらも、仮面ライダーは常に進化し続ける存在であるというメッセージを伝えています。
ハードボイルダー:仮面ライダーW
平成ライダーの中でも特にバイクの存在感が強いのが、仮面ライダーWです。
ハードボイルダーは、二人で一人の仮面ライダーという設定を体現するマシンでした。
タンデム走行という形で、相棒との関係性をそのままバイクに落とし込んだ演出は、キャラクター同士の絆を重視する、平成ライダーらしい表現となっています。
令和仮面ライダーの歴代バイク
ライズホッパー:仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワンでは、AIや最新テクノロジーが物語の中心に据えられました。
ライダーマシンのライズホッパーも近未来的なデザインで描かれ、テクノロジーと人間の関係性を象徴する存在となっています。
ただし、バイクが前面に出る場面は多くありません。
物語の主軸はあくまで人の意志に置かれており、ライダーマシンは補助的な役割へと変化しています。
ディアゴスピーディー:仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバーは、剣と物語をテーマにしたファンタジー色の強い世界観が展開される作品です。
ディアゴスピーディーは、従来のリアルな乗り物というより、世界観を補足する要素として登場しました。
ライダーマシンは必須装備ではなく、物語の雰囲気を支える存在として位置づけられています。
ブーストライカー:仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツでは、仮面ライダーという存在そのものを問い直す構造が取られています。
その中で、バイクの扱いも意図的に軽やかになりました。
生き残りをかけたゲームという設定の中で、走ることよりも選択することが重視され、ライダーマシンはあくまで象徴的なアイテムとして登場します。
歴代仮面ライダー バイク人気ランキング
各種ランキングサイトやファン投票の結果を総合的に見ると、歴代の仮面ライダーマシンで、特に人気が高いのは次の5台です。
1位:サイクロン号:仮面ライダー
歴代ライダーマシンの中で最も高い人気を誇るのは、やはり初代仮面ライダーのサイクロン号です。
市販バイクを改造したリアルな造形と、風を切って走る姿は、「仮面ライダーと言えば、バイク」というイメージを決定づけました。
2位:トライチェイサー2000:仮面ライダークウガ
次いで支持を集めているのが、仮面ライダークウガのトライチェイサー2000です。
警察車両を思わせる現実的なデザインは、等身大のヒーロー像と重なり、多くのファンの共感を得ました。
3位:ハードボイルダー:仮面ライダーW
仮面ライダーWのハードボイルダーも根強い人気を誇ります。
二人で一人の仮面ライダーという設定を、タンデム走行で表現したこのバイクは、物語性の高さを象徴する存在だったのが印象に残る一台だったと言えるでしょう。
4位:エクステンダー:仮面ライダーカブト
仮面ライダーカブトのカブトエクステンダーは、高速戦闘と変形ギミックによって進化する平成ライダー像を印象づけました。
バイクからロボへと姿を変える演出は、派手さと革新性を兼ね備えています。
5位:ハリケーン:仮面ライダーV3
仮面ライダーV3のハリケーンは、今なお語り継がれる名マシンです。
力強さとスピード感が多くのファンの記憶に刻まれており、昭和ライダーを代表するバイクの一つとなっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、歴代の仮面ライダーマシンを紹介しました。
仮面ライダーのバイクは、時代とともに姿や役割を変えながらも、常にライダーのそばにあり続けてきました。
昭和のライダーマシンは、傷つきながらも前に進むヒーローを支える相棒として、平成では物語や人との関係性を映し出す存在へと、その役割を広げていきます。
そして令和では、前に出すぎることなく、仮面ライダーらしさを思い出させてくれる象徴として描かれています。
どの時代にも共通しているのは、ライダー自身が意思を持ってハンドルを握っているという点です。
ライダーマシンはこれからも時代とともに形を変えながら、ヒーローと共に走り続けていくことでしょう。

















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