二輪教習所

前回の記事:【教習日記】大型二輪免許取得までの道のり~教習所5日目~

今回で教習は6日目となりました。前回、回避と危険予測を行い、シミュレーターを行ったため、実車に乗るのはなんだか久しぶりのような気がします。回避と危険予測は通常予約とは違い専用予約が必要だったので、予約を取り直すというトラブルもあり、なおさら実車に遠ざかった感じで教習6日目を迎えました。

今回の教習はいよいよ大型自動二輪免許の検定に向けて!の教習です。回避と危険予測をみたせいか、何となく慎重になってしまう自分もいましたが、久しぶりの実車教習で気持ちよく乗れました。大型二輪免許の取得は、とにかく乗りこなすことが必要です。そのためにもこれから先は検定に向けて準備段階の教習となります。

検定って聞くと何となく緊張してしまいますが、検定の際、緊張しないように・・・ということも含めてじっくり教習に臨みます。

検定準備のことにプラスして、免許の選び方についても解説したいと思います。欲しいバイクによってはMTではなくAT免許でいい場合もあるので、選び方についても注目してください。

教習6日目~久々の実習~

教習6日目になり、予約の取り損ない(回避と危険予測は専用予約だったため)によって教習5日目がスケジュール通りに行かず少し伸びたこともあり、実車に乗るのが久しぶりで何となく気分もウキウキでした。しかし・・・危険回避の経験などを通じてバイクに対して慎重になっている自分がいて(そんな感じではなかったのに実際乗ってみたらそうだった・・結構ビビりなんだと実感しましたね。)ウォームアップ走行でギクシャクした感じ。でもやっぱりバイクって気持ちがいいですね。

先頭を走っている原付の方が原付の上にかなりスローペースの走行だったので、まったりした感じで走行。久しぶりの走行に感じている自分にとってまあこれでよかったのか?と思いました。バイクは、パワーのあるNC750なのでガッツリパワーを感じる走りでウォームアップしたい気持ちもありましたけどね。ウォームアップが終わっていよいよ検定に向けて準備段階の実習、教習となります。
教習

教習6日目~検定に向けて~

検定に向けて、これから先は検定に合格するためのポイントなどを習う教習となります。教官は今まで技術的な点や安全走行などに重点を置いて教習してくれていましたが、検定に向けての教習は合格するために、各教習生に対しそれぞれへアドバイスをくれます。ここからはいよいよ検定に向けての準備が本格化してきます。

検定の準備に無線を使うところもある

この葛西橋自動車教習所での検定に向けた教習は、実車に乗ってコースを何度も走行し、教官のアドバイスを受けながら徹底して検定コースを覚えさせるというスタンスです。教習所によっては無線指導で、1人で検定と同じ緊張感をもってコースをまわることもあるらしく、それはそれで楽しみたいなと思いました。教習所で教習を受けていると思うのですが、教官がいるってことがかなりの安心感なんですね。
検定コースを検定に沿った形で実践さながらに受けていても、教官がいることで見ていてくれる安心感というか、本番のように感じないというか・・・こういうときに教官って存在感凄いなと思うのですが、結局甘えてしまうわけです。しかし無線で教官がいない状態で走行すれば(想像ですけどね)、検定しているような気分になって緊張感をもった練習ができるのではないかなと思います。まあ自分に集中力がないだけなんですけどね。

教習の中で第一段階から耳にタコができるくらい「検定のコースをしっかり覚えておけ」といわれ続けてきたので、とにかくコースを頭に叩き込もうと思っていました。教習所内にはコースが掲示されていたので何度も何度も眺めて頭に入れていたし、検定コースはしっかり覚えられたかな?と思います。
オッケー

検定コースは2種類・・忘れかけている技術も?

この教習所のコースは2種類。検定ですからあらかじめこのコースで行くからといわれることはなく、検定の当日になってから2種類のコースのうち、こっちのコースねといわれます。そのため、検定を受ける前に2種類のコースを頭にしっかり入れておかなくてはならないわけですね。普段から勉強している学生さんはいいと思いますが、社会人になるとなにかを意識して記憶するということも少なくなるからしっかりコースを覚えようと必死になりました。

検定コースの練習は教官が先導してくれて、ウィンカーをこのくらいで出す、しっかり一時停止して左右を確認するなど発信準備をすること、こうしたいわゆる法規走行を確認します。こうして法規走行を確認しつつ2種類ある1コースを体験しました。次に教官ではなく自分が先導してもう1周し、ここで苦手意識がまだ残っているスラローム、一本橋なども1つずつ復習します。やっぱりちょっとでも時間が空くと、出来るようになったかなと思う技術もギクシャクしますので、練習あるのみですね。
コース

2コース目に入って時間切れ

1種類目のコースを終えて次の2コース目を同じ手順で走行して時間となりました。今回の教習では、ゆったり走る教習車がいたこともあり(自分のペースがありますから、この人が悪いわけじゃないけどペースが合わなかった)、自分が考えたよりも乗れなかったなというイメージでした。ゆったりペースの教習車が何人かいたんですよ。もっと乗れることを予想していたため、消化不良気味で教習終了。教官からは進路変更が少し遅いと指摘を受けたのですが、まあ許容範囲なんで大丈夫とOKを頂きました。

コースは二種類あるのですが、検定当日にどちらのコースを走るのかいきなり言い渡されるため、どちらも覚えて体に入れておかねばなりません。まずは教官の先導で、ウインカーをいつ出すのか、一時停止後の発進手順、などといった法規走行を確認しながら1コース目を体験。続いて自分が先頭でもう一周し、続けてスラロームや一本橋などの課題も1回ずつ復習。すっかり忘れてしまっておりまたもギクシャクしてしまいましたが、とりあえず完走です。

引き続き同じ手順で2コースも走ったところで時間切れ。本来であればもう少し走れたと思われますが、ゆったり走る他の教習車に先を何度もはばまれ、全体的に消化不良気味な気分。ただ、進路変更がちょっと遅いねと指摘されましたが、まあ次行きましょうということでOKもらいました。
ガッツポーズ

ATとMTどちらを選ぶ?

ちょっとここで、免許について説明します。バイクの免許っていくつか分かれていますが、免許を取得する前に、自分がどんなバイクに乗りたいのか?考えておくといいと思います。かっこいいなと思ったバイクに乗ろうと思ったら、自分の二輪免許では乗れなかったーなんてことがないようにしたいですね。

どんなバイクに乗りたいか・・を決める前に、ATにするかMTにするか考える必要があります。車にもオートマ限定免許とマニュアル車の免許がありますが、バイクにもAT限定免許が出来ました。自分はそもそも乗りたいバイクがMTだったこともありますし、最初からMTをとっておいた方が後々バイク選びが限定されなくて楽かなと思っていました。ただ自分が好きなバイクがあって、それほど乗り換えなど考えていない人で、乗りたいバイクがATならAT免許で十分です。

ニュアルの運転が苦手な方や気軽にバイクを楽しみたい方はATでもいいと思いますし、古いバイクも含めて色々なバイクに乗りたい人はMTの方がいいでしょう。

普通二輪を選ぶ基準ってどこにある?

普通自動二輪のどんな免許を取得するか、選ぶ基準を理解しておくといいでしょう。

「普通自動二輪をとってその先大型自動二輪に乗りたい」とか、「バイクでアウトドアを楽しみたい」とか、バイクの免許を取得する理由は人それぞれです。皆さんどんなことを基準にしているか知っておくと選びやすくなります。ちなみに…警視庁の運転免許統計によると、普通自動二輪のAT免許取得者は10%に満たないくらいだそうです。これも頭の片隅に入れておきましょうね。

普通自動二輪免許を選ぶ基準

自分は普通自動二輪の免許を取得して、それからより強く「やっぱり大型自動二輪に乗りたい」という気持ちが高まり、今こうして教習所に通っているわけです。一度は大型自動二輪に乗ってみたいと思いつつ、教習所生活に奮闘しているのですが、バイクに乗るためにどんな免許を取得するか、非常に大切なことを考えなければなりません。今は自動二輪の免許の種類が多くなっているので、免許を選ぶ基準を見て、それに沿って選ぶといいでしょう。

乗りたいバイクがある

バイクってかっこいいと思ったバイクに乗りたいからと自動二輪の免許を取得する人も少なくありません。乗りたいバイクがあるとモチベーションも高まりますよね。乗りたいバイクがATだったらAT免許だけもいいですし、色々なバイクから選んで乗りたいということならMTの取得がおすすめです。
バイク

取得難易度

バイクの免許は原付の用にさくっととれるものもあれば、なかなか取得が難しい免許もあります。普段から運動神経がよくないなと思っている人や、自転車下手なんだよねと思っている人などは、取得難易度を見てとりやすいものからとる方がいいかもしれません。

取得日数

自分もそうですが働きながら教習所に通うとなると、出来る限り早く免許をとりたいと思います。学生さんもたらたら通うよりも合宿など短期集中でとれる芳がいいと考える人がいますので、取得日数も免許取得の選び方の1つです。取得日数が長いとスケジュールを組むのも難しくなりますので、どの位で取得できるのか確認することも重要ですね。

金額(教習金額、車両代、維持費)

取得したい免許によって教習金額が変わります。また通う教習所によっても教習金額が変わりますし、バイクの免許を取得した後のことも考えて免許の種類を選ぶべきです。免許の種類で購入するバイクも変わりますが、車両代がどのくらいかかるか調べておきましょう。それにプラスしてどの程度維持費がかかるか、これもチェックしておいた方がいいでしょう。
お金かかる

普通自動二輪や大型自動二輪を段階的に取得したい

自分のように普通自動二輪をとってから段階的に大型自動二輪を取得する人もいれば、大型自動二輪にそのままチャレンジする人もいます。自分の感想としてはやはり、普通自動二輪の免許を取得してバイクの運転にある程度慣れてから大型自動二輪をとる方がいいかなと思います。教習所でも普通自動二輪の免許を取得してから大型自動二輪をとる方がいいですよと勧められることが多いようです。

自分もそうでしたが普通自動二輪免許で乗ることができる250㏄以上のバイクを探すと、ほぼMT車、マニュアル車です。そのため、普通自動二輪免許を取得する多くの方が一般的にMT免許を取得されます。しかし小型限定普通二輪免許は125㏄以下のAT限定車が多いので、AT免許の取得でもいいと思います。この辺りも頭に入れて、どの免許を取得するか考えてみるといいでしょう。

普通自動二輪免許で乗れる250㏄以上のバイクはMT車が主流なので、必然的にMT免許を取得される方が多いです。しかし、小型限定普通二輪免許で乗れる原付2種の場合はAT車が主流。この場合も上記の基準を参考にしてみると良いと思います。

まとめ

大型自動二輪免許を取得するために教習所に通い、今回で6日目となりました。スラロームがなかなかうまくいかなかったり、予約の取り方を間違えていたりと、色々なことがありながらも何とか検定の準備を学ぶところまできて、いよいよ大型自動二輪免許取得が見えてきたなという感じです。検定コースを頭に入れて教官のアドバイスなどをもらいながら、検定までしっかり練習しないと…と思っています。

さて次回はビビりの自分に不向きな「急制動」の教習となりますが、ビビりですから今から嫌だなーと緊張しています。

緊張していると失敗するぞ!と自分に言い聞かせつつ、次回は急制動についてお伝えしますね。

免許取得まで残り4時限!

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