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前回の記事:【教習日記】大型二輪免許取得までの道のり~教習所6日目~
前回、教習6日目を終了したのですが、スラロームがなかなか上手くいかなかったりと苦戦しました。そして、一番やってしまったと思った出来事は予約の取り間違えで、悪戦苦闘しながらもなんとかここまで来ました。
大型自動二輪免許取得を取得するためにはしっかりとコースを覚える必要があると分かったので、今からでも活かして上手く活かさないとだめですね。
そして、やっぱりなおらないビビりな性格、新しいことになると、とにかく出来ないのではとマイナス面で考えてしまうことがあり、今回もまた同じようにビビりな自分が出てしまうことが心配です。
ただ、今回は「急制動」、名前からいくと運転技術というよりは課題通りに止まれればいいような感じに見えます。ビビりな自分でもうまくクリアできればいいのですが頑張ります。
教習7日目~急制動~
いよいよ教習7日目で、今回は「急制動」です。最初何のことかわからなかったことなのですが、詳しく聞いたら短い距離で急に止まるという練習みたいです。漢字だけでは意味が分からないのですが、本当に急に制動を求められることだったんですね。そうすると反射神経などが必要になるのではと思ってしまいましたが、そこまでは必要にならないみたいです。とにかく練習あるのみで何とかなればいいのですが、とにかくやってみないことにはわからないですね。
停止線をオーバーしたらダメ
最初聞いた限りでは、短い距離の中で止まる時にブレーキを作動させるだけかなと思ったのですが、ここで驚いてしまうことが出てきました。それは、停止線をオーバーしないように止まらないと検定が即中止になることです。
ブレーキングが弱すぎても強すぎてもダメということで、何回も練習してコツをつかまないと合格難しいのではと思ってしまう自分がいました。
ポイントは、停止線手前で止まれるスピードを体感で覚えることらしく何度も練習する必要がある試験だとすぐに感じました。
そして、今回は「急制動」なので、危険を予知してすぐに止まれるようにするための訓練らしく、信号の手前の停止線で止まるとはちょっと感覚が違うみたいです。でもこの訓練をクリアできれば、もしもの時にすぐに車体を止められるようになるので、しっかりとマスターしないとですね。
コントロール制御も大事
短い距離でブレーキングするということは、その場で車体が止まることになるので、バランスが崩れて倒れてしまうことが心配です。ある程度車体のコントロールが慣れていないとその場で倒れてしまうので、ブレーキングのコツをつかむと同時に車体のコントロールもできないと心配ですね。車体の方は、何度も乗らないと特徴がつかめないので、時間がかかりそうで心配です。
特に大型二輪の場合は、タイヤが2本しかないので、バランスを崩してしまったらそのまま倒れてしまいます。そして、倒れた車体を起こすのは大変なので、もし公道でバランスを崩してしまったら他の車に迷惑をかけたりする事もあるため、今回の訓練でしっかりと制御できるように頑張りたいです。
余談
「急制動」の教習を始める前にちょっと私も考えたのですが、ブレーキと関連性がある摩擦係数という言葉を高校の物理で習ったなと思い出してしまいました。当時は、試験のために覚えていたこともあってあまり気にしていなかったのですが、まさか生活の中で関係してくるとは思いませんでした。
ブレーキングと関係ある摩擦係数
ブレーキングした時に地面に対してタイヤ面がグリップ力を発揮します。静止摩擦係数と動摩擦係数の差が大きいと動摩擦な状態になり、スリップすると一気にツルっと滑ってしまいます。非常に危険な状態になるのですが、その時に活躍するのがアンチロックブレーキシステムです。ABSというみたいですが、便利な機能もあるんですね。
アンチロックブレーキシステムが義務化されれば「急制動」は不要
アンチロックブレーキシステム(ABS)の搭載は、2018年10月以降義務化されていることもあり、該当月以降に開発販売された新車であれば、「急制動」は不要になってくるみたいです。でも、該当月以降に発売された新車や、中古車であればまだ対応していないので、やっぱり自分でできるようになっていないとだめですね。もしですが、アンチロックブレーキシステム(ABS)が搭載されたものだけが流通するようになれば、教習所の「急制動」はなくなるかもしれないですね。
教習7日目~それはさておき急制動~
余談で話がとんでしまいました。さて、「急制動」の教習に入っていくのですが、一番気にしないといけないのは、停止線で止まらないと即中止になることです。まずは、停止線で止まれるようにしないといけないのですが、実はその他にもリトライになることがあるそうです。それは、速度不足や制御開始が早すぎることになります。
ここでやられたと思ったのは、速度をゆっくりにすれば誰でも停止線で止まれるのではと考えていたことです。やっぱり教習なので、あまくはないですね。
「急制動」の教習で大事になる速度不足と制動開始について
「急制動」は、規定速度の時速40km以上のスピードを出していないといけません。
時速40kmは徐行の時速15kmより25km早いので、正直止まれるか心配でした。
速度不足の件は、規定速度は必ず出す必要があることでクリアすることができます。制動開始の件は、ブレーキを開始する場所が決まっているので、その距離を超えないようにする必要があります。
こちらの2つを守っていないと例え停止線で止まれてもリトライになるので注意が必要ですね。
「急制動」をクリアするためにはイメージが大事
「急制動」についていろいろ予備知識を手に入れたのですが、クリアしないと意味がありません。今までの知識をもとにどのように動かすのかというイメージが大事だと思いました。
まず、速度不足をクリアするために、時速40kmに対して時速45kmで挑むことにして、制動開始の手前でアクセルを踏むのをやめてブレーキに切り替える方法でいこうと思いました。
ただ、癖でクラッチを握ってギアを下げてしまい、エンジンブレーキが利きにくくなるため、エンストさせるつもりで対応しないといけないと教えてもらいました。
イメージがついたら練習あるのみ
どのように挑むかイメージはできたのですが、後はできるようにするための練習ですね。とにかくアクセルを回すことを強く意識して、何回かイメージ通りに練習した後に、車体を中型車に変更してどうなるか試したみたいと思い、CB400で練習してみました。大きさが違うことが原因か、結構軽々しく乗ることができました。大型と中型ってこんなに違うんだと試してみてわかりました。
このまま、中型車の体験ということで、停止線とは別のところに置いてある障害物(パイロン)を目印にしてブレーキを作動させるのですが、オーバーランすると障害物(パイロン)にぶつかって転倒する可能性があります。あまり気にしていなかったのですが、結構リスクが高いなと感じました。そのため、気持ち早めにブレーキを作動させて、障害物(パイロン)にぶつかって転倒する事だけは避けようと思いました。
いつの間にか自分の中でリスク管理ができていることにも驚いているのですが、現場で学べという言葉がよくわかりました。
中型車から大型車へ
何度かCB400で練習した後に、また大型車のNC750に戻したのですが、感覚的にイメージがつかみやすかったです。何故、中型車になると停止線とは別のところに障害物(パイロン)を置くのかと疑問が出たのですが、車体が違うと重さも違うため、ブレーキの感覚も違ってくるんですね。
正直中型車では、上手くいったけど大型車になると感覚が違うとなると意味がないのではと思っていたのですが、きちんと速度にあわせた停止線によって大型車に変更しても違和感なく対応できるというメリットがありました。なんとなくしている行動って結構大事なこともあるため、今回の自分の発想力には驚いています。
「急制動」は、練習するのが大事
「急制動」の教習を始める前に、摩擦係数とかいろいろ分析していましたが、自分で実際に教習を受けて気付いたこととして、練習あるのみと感じました。正直、イメージも出しておく必要がありますが、それ以前に練習を繰り返してできるようにならないと、停止線で止まることや速度不足や制御開始の時点でリトライを繰り返してしまうなと感じました。
そして、どうしてもクリアできない場合は、大型車であれば中型車に変更して、まずは停止線で止まるというイメージをつかむことが必要だと感じました。
今回偶然ですが、大型車から中型車へ変更しましたが、その対応が具体的なイメージを掴むきっかけになりました。正直大型車よりは中型車の方が操作がしやすくて楽だったです。
まとめ
今回は、「急制動」の訓練でしたが、最後は教官の後ろについていく感じで、車線にそって千鳥走行を行いました。先行車両が急停止した場合にぶつかることなく止まれる「車間距離」を学ぶ目的みたいです。
時速30kmで車間距離を意識しながら進むわけですが、結構神経を使います。相手も動いていて自分も動いているので、距離感を掴むのが難しく、やっぱり追突相当の状態になりました。教官からは「公道では車間距離をちゃんととりましょう」と注意を受けましたが、個人的には「急制動」よりも難しいような気がします。
しかし、なんとか「急制動」もクリアして、車間距離も学ぶことができたので、安心しました。
次回は「コース走行」で、要件を満たすコースを自分で考えて走行します。今までの訓練を実際にコースを走りながら実用していくという訓練になるので、頑張ってきた自分の技術を出していきたいですね。
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