バイク用品を購入した新入社員の773さん

前編では一般人とバイクライダーの温度差を引き合いに、「バイクに使えそうなものを勝手に買ってきて!」といったら、どんなものをチョイスするのかの実験を始めました。

今年入社、バイク免許なしの「773ニリンジャ」に頼んだところ、ツッコミどころ満載のメモを渡されびっくり!とりあえずは、メモを参考に錦糸町の100均を回って目的の商品を購入しました。

後編では購入した商品と、どうしてバイクにこれが必要と思ったのかを詳細に解説していきます。

100均グッズを購入した意図

先ずは、100均でも200円や300円の商品があるので、商品の横に値段を載せておきます。

バイカーにとってバイクは恋人のような存在なので、メンテナンスはもちろんですが少しでもカッコよくしたい気持ちが強いんです。

バイクグッズは、バイカーを守るための大切なアイテムではありますが「高い…」のが難点です。そんなライダーの力強い味方は、100均です!

100均には、バイクグッズとして使えるものもあるので非常に助かりますが、一般の人が考えている使いかたとは違っていたり、使えそうであると勘違いするものもあります。

そこで、どんな商品が使えるのか、一般人とバイクライダーとの認識の違いをグッズを使って説明したいと思います。

購入商品一覧

購入品
購入品

・インカム(300円):ツーリングの際の連絡手段
・バンダナ(100円):首に巻いて汗を拭いたりする
・スプレー(100円):サビ防止
・手袋(100円):防寒、怪我防止
・汗拭きシート(100円):汗を拭く
・ドライバーセット(500円):バイク修理
・カッパ(100円):バイクに乗っていて雨が降ってきた時のため
・ロープ(100円):荷物を固定
・サングラス(100円):紫外線対策
・ウエストポーチ(200円):財布や携帯を入れる
・水筒(100円):水分補給
・スーツケース用ベルト(100円):タンデム用(後ろの人と固定)
・ネックカバー(100円):紫外線防止
・座布団(100円):お尻が痛くならないようにする

100円で購入した商品をAYNと振り返る~その1~

購入商品は15点、けっこう揃えることができました。ライダー的にも使えるものばかりで、なかなかのチョイスですが「これをこう使うのか…」と驚いたアイテムもちらほらありますね。それでは順に紹介していきましょう!

まずは、一番気になるインカムのご紹介です。バイクは基本は1人で乗り回すものなので「1人が好き」「孤独感がたまらない」と感じることもありますが、仲間と走っている時には「寂しいな」と思ってしまうもんなんです。

インカム

そんな時に役立つのがインカムです。1万円以内で手に入るようになりましたし、仲間とのツーリングだけでなくスマホと連動すれば単独ツーリングでも活躍するので持っていて損はありません。
通話の品質などもあるので、そこそこのものを購入しないと会話が途切れるのが難点ではありますが…

ですが、こちらはイヤホン…さすがにインカムは100均では買えないですねwww。前回ご紹介したインカムは1万5千円でしたから、見つかるとは思いませんでした。インカムとイヤホン…似ているようで、まったく違うものですが、一般人はこんなものもバイクで使えると思ってしまうのでしょうか。

インカムに関する記事はこちら

イヤホンは携帯に繋いでBluetoothを使えば会話はできそうですね。ただ「通信距離10m」ですから、バイク走行では役に立ちません。
インカムとBluetoothイヤホンの違いもわからなかった反省の気持ちと共に…

バンダナ

バンダナ

バンダナはパンツのベルトにワンポイントとして使ったりできるので、仲間と色違いで揃えるのもいいかなと思います。

また、首に巻いて風よけにしたり、ヘルメットで髪が乱れないように帽子にするのもいいですよね。女性は、けっこうメット下にバンダナを使っているのを見かけます。ロングの女性は、ゴムの結び目に巻いたりしてもおしゃれだし、可愛いです。ハンカチ代わりにも使えるので、パンツのポケットからチラ見せしておくのもいいかもしれません。

スプレー

サビ取りのスプレーはライダーには必須アイテムです。雨はもちろんですが、細かい泥はねもサビの原因になるんです。AYNのバイクはサビだらけなのでこれは普通に欲しいです。

実際にサビ落としをした記事はこちら
サビ落とし

手袋

転倒はもちろんですが、寒さや摩擦からも手を守ってくれる手袋。基本的にレザーで防水性が高いものが好まれますが、教習所に通う時に使いたい場合やレンタルバイクで街乗りに慣れたい時期は安いものでも十分な効果が得られると思います。ただし、100均の手袋は生地が薄いので、はめてみて自分の手にフィットするか試してください。購入するなら、滑り止めのついたタイプをオススメします!

汗拭きシート

ヘルメットの中はもちろんですが、バイクで風を切り走ったあとの信号停止はかなりきつい。一気に汗が吹き出すので、これは使えます。コンパクトなサイズなので使いやすいですし、ライダーの必需品です。香りですが、有名メーカーの制汗剤に似た感じで気になりませんでした。

ドライバーセット

工具系は100均でも十分な品揃えなので、揃えておいていいと思います。ミラー交換やカスタムの時に使いますし、必需品です。バイクによってネジのサイズが違うので、自分のバイクのネジに合うものをチョイスしましょう。工具はどれだけあっても困らないので、定番とバイク用は持っていると便利です。

カッパ

ダイソーにあったのは、雨具・ポンチョ・コンパクトカッパ・ズボンのみの4種類。バイクにまたがることを考えて、現物をよく見ると肘から下は出せないみたいでした。ところが!注意書きには「着用時は自転車に乗らない」と書いてあってガックリ。そういえば、雨の中とかでも学生ってカッパを着てないよな…と納得。ウインドブレーカーで多少は防げるし、長いのは危険性が高いってことになりますね。風圧でポンチョは脱げてしまうし、メットにかかると前が見えなくなって危険性も高い。バイク走行時はまったく役に立ちません。必要であれば100均で、ズボンタイプとセットでを購入することをオススメします。

ロープ

100均のグッズはクオリティが高いものがあるので、本当にびっくりすることばかりです。バイク用のロープもあったので、荷物を固定する時に役立ちますね。間違っても、タンデムで後ろの人を固定するために使わないでください!色・長さは様々なので、幾つか購入しておくのもアリかな。用途によって使い分けるといいと思います。

サングラス

バイク=サングラスって、西部警察とかのイメージなのか!ヘルメットの色付きシールドは用途によって使い分けているし、夜はサングラスもスモークが入っているものも危険なのは考えればわかることですよね。AYNからヘルメットの色付きシールドの存在意義を教えられた後の773の感想は「いらなっ(笑)」でした。

ウエストポーチ

アウトドアのお供でもあるウエストポーチは、財布や携帯を入れるのに大活躍!特に高速の料金所で、ETCバイクでないときは便利そうですね、グローブは厚みがあるので、ファスナーが開きにくいです。キーホルダーやカラビナをつけて開閉がスムーズにいくようにしておくといいでしょう。

水筒

ツーリングのお供に便利な水筒。一つあると色んなシーンで使えるので、100均グッズで購入できるのはちょっと嬉しいです。ただ、バイカーの多くは自販機で缶コーヒーを買うことが多いので、水分補給にお茶や水が必要な人には使えますね。女性なんかは、美容のために水は多めに飲むそうなのであると便利でしょう。

スーツケース用ベルト

スーツケース用ベルトは確かに、幅の広いものを安定させるのには便利です。が、タンデムシートに座っている相手をこれで離れないようにするには無理があります。大体、すぐに外して使えるように設計されているので不安定だし危険。タンデムは、バイカーにしっかり密着して振り落とされないようにするのが基本。一般人的には、バイクに振り落とされないようにというイメージなんでしょうが、危険性がありますので使わないように!

ネックカバー

バイクに乗る際には、万が一転倒してケガをしないように長袖・長ズボンが基本です。頭はヘルメットで守られていますが、首はレザージャケットなどでガードしない限りはノーガード。走行中に小石が当たったりして切れていることもあるので、あると便利かも。バンダナを巻くのもいいのですが、秋口からは風も冷たく感じるので専用に持っていてもいいかな。

座布団

何に使うんだ!と思いきや、レンタルバイクの場合にはシートが座りにくいなんてこともあるわけで。座布団は人によっては楽に感じることもあるので、あってもいいかな。ただ、つけたままで野外駐車場に停めてしまうと濡れてしまうので野外駐車場に停車するか、外して出発時に着け直す工夫は必要です。

まとめ

意外にバイクグッズとして使えるものが100均に揃っていたので驚きました。長く使いたいとか、こだわって使いたい場合には専用のバイクグッズがいいと思いますが、免許を取得したばかりは100均グッズでも十分です。

何せ、ヘルメットにお金がかかりますし、バイクをレンタルしてツーリングに出かけるにしても費用が必要です。そんな時に役立つのが100均グッズです。

購入したものの多くは使えるものでしたし、今回は購入しませんでしたが小銭入れやカッパ、リュックカバーなどは使い道があると思います。

座布団の使い道がバイクシートとは想像もしなかったのですが、バイクに乗らない人からすれば「硬いシートに座る」発想がないのだなと納得です。確かにそういう柔軟な発想も必要ですよね。バイクの免許を持っていない773ならでの視点で考えたバイクグッズに納得しました。

良いものを長く使うために専用のバイクグッズを揃えるのもいいのですが、値段が高いものも多いので最初は100均グッズで徐々に揃えていくのがいいかもしれません。

また使えるものが見つかったら、ご紹介することがあるかもしれませんが今回はこれにてお開きとなります。最後まで読んでいただきありがとうございます!