土地活用にこんなお悩み、ありませんか?
「事務所の裏にガレージがあるけど、あんまり使っていないな……」
「管理しているマンションに空きスペースがあるけど、何かに使えないかな?」
土地活用にそんなお悩みをお持ちの方、その空きスペース、バイク駐車場として貸し出してみませんか?
余っているスペースも、簡単なライン引きを行うだけで、副収入が得られるバイク駐車場に大変身!
バイク駐車場は専門の業者さんに頼まないと作れないと思われがちですが、実は自分でライン引きをしてバイク駐車場を作って、貸し出すこともできるんです。
この記事では「空きスペースにバイク駐車場を作って、貸し出すまでの手順」を徹底解説しますので、是非最後までご覧ください。
記事の後半では、「駐車場のライン引きをやったことがない社員が実際に引いてみた」ときのレポートと感想を載せていますので、「素人でも大丈夫かな……」と思われている方はレポートだけでも読んでいただけますと幸いです。
目次
・貸し出すまでの流れを解説!
・駐車場を作るには何が必要?
・レポート:初心者ができるか実際にやってみました
・借り手さんに向けて集客を行う
・最後に
バイク駐車場を作って、貸し出す流れを解説!
バイク駐車場を作って、貸し出すまでの流れを大まかに解説すると、下記の3ステップになります。
①ライン引きをしてバイク駐車場を作る
②借り手さんに向けて集客を行う
③借り手の方から連絡があり、契約
ここからは、各ステップについて解説します。
駐車場を作るには何が必要?
バイク駐車場を作るのに最低限必要なのは、この2つです。
①バイク駐車場用の土地・スペース
②区分け用のラインテープ
バイク駐車場用の土地・スペース
まずはバイクを置くためのスペースを確保しましょう。
いらないものは整理整頓して綺麗にし、利用する方が気持ちよく停められるようにするのも大事です。
スペースの大きさは、下記の表を参考にしてみてください。
大きさは最低限、縦190cm×横70cmあれば、50ccの原付が停められるバイク置き場を作れます。
主だった車種ですと、ホンダのスーパーカブやヤマハのビーノなどが停められますね。
とはいえ、原付だけでなく中型バイクも置けた方が、借り手がつきやすいのも事実です。
中型向けとしてラインを引く場合、オススメの大きさは縦230cm×横90cm!
中型バイクとして人気の高いホンダのレブルや、ヤマハのYZF、カワサキのNinja 400などが、ゆとりをもって停められるサイズです。
ライダーさんは入出庫のとき、隣とぶつからないかを心配される方が多いので、横幅を広めにとっておくと親切ですね。
場所にゆとりのある方は、大型バイク置き場を作ることを検討しても良いでしょう。
縦270cm、横110cmあれば、ハーレーなどの超大型車種も置くことができます。
当社にもしばしば「大型なので置き場所がなくて……少々割高でも構わないのですが……」というご相談が寄せられますので、スペースが余っている方は、活用のチャンスかもしれません。立地が良ければ、さらに需要も高まります。
ここまでバイク駐車場を作るのに必要なおおよそのスペースの大きさを説明してきましたが、いかがでしょうか?
もしかしたら土地や建物を管理されている方の中には
「まとまったスペースがないから、無理なんじゃないかな?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はまとまったスペースでなくとも、バイク駐車場は作れるんです!
下の写真は当社が施工した物件の一部ですが、手がけてきたのは必ずしもまとまった大きなスペースばかりではありません。
三角形・台形のような変形地や……
コインパーキングの空きスペースであったり
アパート横の通路もOK!
道路脇の私有地を施工したこともございます!
このようなスペースでも十分にバイク駐車場として活用できますので、「まとまったスペースでないととダメかも……」と心配される必要はありません。
ただし、排水溝・地面に埋め込まれたメーター類(水道やガスのメーター)の上や、通路や避難経路をバイク駐車場にすることはできませんので、その点はご注意ください。
具体的な例としては、非常口の前のスペースですね。バイクが駐車されると避難経路をふさいでしまうので、そうした場所はバイク駐車場にはできません。
高いマンションやビルの敷地内ですと、意外な場所が上層階からの避難器具降下地点(物を置いてはいけない場所)として指定されていることがありますので、事前の確認が大切です。
バイク駐車場にしたいスペースの周りの条件をチェックして、安全な駐車場を作っていきましょう!
区分け用のラインテープ
バイク駐車場を作る際は、駐車場とそれ以外のスペースを見やすく分ける必要があります。
そんなときに手軽に使えるのが、地面にそのまま貼れるラインテープです。
※ラインテープの実物。普通のガムテープと比べ厚みがあり、ずっしりしています。
Amazonやモノタロウ、アスクルなどの通販サイトで取り扱いがあり、「ラインテープ」「駐車場 テープ」などで調べると出てきます。
作りたい駐車場の雰囲気に合わせて、好きな色を選びましょう。
色にこだわりがなければ、夜でも見やすい白か黄色を選ぶのがオススメです。
反射材入りのものを選ぶと、夜中でもライトが当たればキラキラ光りますので、反射材無しのものより視認性が高く、借りる方に優しい駐車場を作ることができます。
できるだけ、反射材入りのテープを使って駐車場を作りたいですね。
意外なことに、ホームセンターでは取り扱っているところが少ないようですので(筆者の近所のホームセンターでは取り扱っていませんでした)、ネット通販で買うのがオススメです。
レポート:初心者ができるか実際にやってみました
とはいえ、「バイク駐車場作りなんて簡単にできるの?」「やったことないけど、素人でもできるのかな?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
というわけで、バイク駐車場のライン引きの具体的な手順と、ライン引きをやったことがない社員(素人ニリンジャ)が挑戦してみた感想をお伝えいたします!
【解説動画もアップしております】
まずは場所決めから。今回は画像内の赤線で囲った部分にバイク駐車場を作っていきます。
場所が決まったら、サイズを測ります。
今回はメジャーで測った結果、縦210cm×80cmのバイク駐車場が作れそうだと分かりました。
では、早速テープを……といきたいところですが、まずは貼り付けるところの掃除から。地面に小石や泥がついていると、テープが地面に密着せずはがれやすくなってしまうので、貼り付け面をホウキで掃いていきます。
このとき、水は使わないよう注意しましょう。水で濡れた路面は、テープの粘着力を低下させてしまいます。水を使って掃除してしまったら、乾くまでテープを貼るのを待ってください。
掃除が終わったら、メジャーに沿ってラインテープを広げ、80㎝と、200㎝のところでカットします。
このとき、片方の端を少しだけめくって地面に貼り付け、動かないようにすると切りやすいですね。ラインが短ければ、ヒザで押さえても構わないと思います。
テープがカットできたら、貼り付けていきます。片方の端の裏紙を剥がし、仮留めをしてからゆっくり裏紙を剥がしていくと、綺麗に貼ることができます。
80cm程度の長さでしたら、テープの裏紙を取って行くのも簡単ですね。200cmほどの長さになってくると、途中でヨレてしまったり、裏紙が切れてしまうこともありますので、あせらずゆっくりやっていきましょう。
テープを貼り終えたら、ゴムハンマーで叩いて地面と圧着させていきます。時々浮き上がっていないか確認し、浮いているところを重点的に叩いていきましょう。
ゴムハンマーが手元になければ、ご自身の足で踏み固めていただいても大丈夫です。周辺のスペースにゆとりがあれば、車やバイクでラインテープの上を通って圧着させることもできます。はがれないように、しっかりくっつけていきましょう!
しばらく時間を置き、ラインテープの接着面と地面がなじんだら完成です。
これで何もない空きスペースに、バイク駐車場を作ることができましたね。
テープを貼る前と比較すると、駐車場の位置がとても分かりやすいですね!
反射材が入っているテープを使いましたので、キラキラ光って視認性もバッチリです。
では、実際にテープを引いた素人ニリンジャさんに、生の声を聞いてみましょう!
Q:実際にバイク駐車場作りをやってみて、どうでしたか?
A:思ったより簡単にできましたね。簡単すぎて、拍子抜けしたぐらいでした。
事前にネットで調べたら『最後はバーナーであぶる』とか『養生テープを貼って塗料を塗っていく』といった記事が見つかり、現地に行くまでは『難しかったらどうしよう』と思っていましたが……テープを貼っていくだけなので、とても簡単でした!
Q:なるほど、案外簡単だったんですね。その中でも、難しかった部分はありましたか?
A:やはり、長いテープを綺麗に貼るのは難しかったですね。テープの裏紙が綺麗にはがれなくて、途中で慌てて剥がし直したり、そのせいで真っすぐにテープが置けていたのにヨレてしまったり。
ですが、接着剤が固まる前だったので簡単に張り直しができ、リカバーすることができました。他のやり方だと素人の私にはリカバーが難しかったと思うので、テープで良かったです(笑)
Q:やっていて気づいたことなどありましたら、教えてください。
A:動きやすく、汚れてもいい服でやった方がいいですね。実際取り組んでいくと、掃除をしているうちに泥が靴についてしまいました。また、作業をするときはしゃがむことになりますので、しゃがんでもきつくないズボンを履くのが大事だと思います。
あと、駐車場にしたいスペースが屋外の場合、日中の作業は要注意です!
私がテープを貼りに行った日は風があり、そこまで気温も高くありませんでしたが、コンクリートの地面に近づくと熱気がすごかったです。
明るい時間帯の方が手元が見えやすい側面はありますが、照り返しを受けてしまう分、思ったよりも身体が熱くなりやすいですね。作業を終えたときには、知らない間に汗びっしょりになっていました。
これから作業をされる方は、朝方の涼しい時間に作業をしていただくか、適宜休憩を挟んでいただいた方がいいと思います!
Q:では、最後にこれから取り組まれる方にお伝えしたいことがあればどうぞ。
A:『バイク駐車場を作るレポートをやってみない?』と言われたときは、『どんなことをやるのかな?』『難しかったらどうしよう』と思っていましたが、実際に取り組んでみると、テープを貼るだけでとっても簡単にバイク駐車場を作ることができました。
テープを貼っただけなのに、すごく見栄えも綺麗でしたし。完成したときには内心『おおー!ただの空き地だったところに、ちゃんとしたバイク駐車場ができてる!』と、なかば感動するような気持ちになりました(笑)
ラインテープさえあれば本当に簡単にできますので、空きスペースをお持ちの方には是非一度トライしていただきたいです!
素人ニリンジャさん、ご協力ありがとうございました!
借り手さんに向けて集客を行う
これでバイク駐車場が出来上がりましたね。では、早速貸し出しましょう!
借り手さんを探すには、こちらからバイク駐車場があることをアピールしていくのが大切です。
借り手さんを探す方法をいくつかご紹介しますので、是非試してみてください。
看板を設置する
「バイク駐車場貸します」といった看板を設置する、オーソドックスな方法です。
バイク駐車場を探している方の中には、周辺を歩いて探している方も案外多いんですよ。
そういった方へのアピールのために、簡単なもので良いので看板を取り付けておきましょう。
すぐに看板を作るのが難しければ、取り急ぎラミネートした紙をテープで貼っておくだけでも良いと思います。
まずはアピール第一でいきましょう!
バイク駐車場検索サイトに掲載する
バイク駐車場専門の検索サイトに、自分のバイク駐車場を掲載する方法です。
元々バイク駐車場を探す人が集まるサイトに掲載することになりますので、効率的に集客することができるのが良いところですね。
掲載サイトのフォームにバイク駐車場の住所・賃料等の基本的な情報を入れるだけで登録できますので、とてもお手軽です。
掲載料はサイトにより異なりますので(毎月定額を払う形か、問い合わせ数に応じて課金される形になっていることが多いです)、事前にどれぐらい借り手さんがついてくれれば掲載料をペイできるのか、チェックしておきましょう。
また、弊社のバイク駐車場検索サイト「ニリーン」でも、現在登録してくださるバイク駐車場オーナー様を募集しております!
掲載料はなんと……無料でございます!!(※2022年9月現在)
他のサイトさんだと掲載料がかかるところがほとんどですので、お手軽に弊社から始めていただき、どのような感じかを見ていただいても良いかと思います。
また、お問い合わせがあったときに満車でも、空き待ち予約の受付が可能ですので、「今貸している借り手さんがいなくなったから、次の借り手さんを探そうか……」という際にも安心です。
参考までに、他社の掲載システムとの比較表を記載しておきます。
掲載を検討される際にお役立ていただければ幸いです。
オマケコーナー:結局、いくら儲かるの?
ここまでお読みいただいた方にだけ、こっそりお伝えさせていただきますが……
バイク駐車場の貸出って、案外お金になるんです。
こちらに載せているのはあくまで一例であり、売上のイメージですが、参考にしていただけますと幸いです。
・都内、中型サイズのA物件(月極)の1ヶ月の売上イメージ
5,000円(1ヶ月)×2台(貸出台数)=10,000円
・都内、中型サイズのB物件(1日単位の時間貸)の1ヶ月の売上イメージ
400円(1日)×10日(稼働日数)×1台(貸出台数)=4,000円
もちろん借り手さんがつくかどうかは、駐車場の条件にもよりますが(立地が駅前だったり、屋根付きだったり、盗難防止の鍵がかけられるアンカーがあるなど……借り手さんによって、希望は様々です)、ほったらかしで月に4,000円~10,000円の収入が得られるなら、けっこうお得ですよね。
この記事を書いている筆者は賃貸に住んでいるので、貸し出せるようなスペースは持っていませんが……個人的には、スペースを持っていたら是非貸し出したいと思います。
借り手さんさえついてしまえば、定期的な駐車場整備(借り手さんが気持ちよく使えるようにお掃除をしたり、ラインテープが汚くなったら貼り替えたり)をするだけで収入が発生するなんて、お得すぎますからね。
最後に
ここまで空きスペースにバイク駐車場を作って、貸し出すまでの手順を解説しましたが、いかがでしょうか?
バイク駐車場を作られた際には、下のバナーからお問い合わせいただき、是非弊社サイト「ニリーン」に駐車場をご登録くださいませ!
「自分で駐車場を作るには、持っている土地が広すぎる」「忙しくてあまり時間がないので、諸々お任せしたい」等、一括でご相談されたい方は、こちらからお問い合わせください。
(※ニリーン他社掲載システムのページとは異なるページ(オーナー様向けご相談ページ)に繋がります。お問い合わせを確認次第、折り返し弊社の担当者が直接お話をお伺いし、施工・借り上げ等のご相談をさせていただきます)
お読みくださりありがとうございました。