バイクの車検の流れ・必要書類について徹底解説!納税証明書はいる?いらない?

原付バイクには車検は必要ありませんが、中型・大型バイクは2年に一回車検を受ける義務があります。車検を受けないまま放置していると、そのバイクに乗ることができなくなるので早めの対処が肝心です。

とは言っても、バイクを購入してから初めて車検を受ける人は、何をすればいいのか不安ですよね。

今回は、どんな書類が必要かわからない、車検ってどんな流れだったか忘れたライダーにもわかりやすく車検の流れを解説します。

2年に1度のバイクの車検!準備をして期間内に受けよう!

原付バイクには必要なく、排気量が250㏄を超えるバイクは2年に1度車検を受けなければなりません。
「ちゃんとメンテナンスしてるのに」「バイクショップで見てもらっているから大丈夫」と車検を受けないと大変なことになってしまいますよ!

バイクの車検証には有効期限があるので、1ヶ月前になったら車検の申し込みをしましょう。
前回車検を受けた整備工場から、半年前くらいには「車検のお知らせ」が届くはずなので、早めの準備をおすすめします。

車検は2年に1度行うので「前回はどんな風にしたっけ…」と記憶も曖昧になりがちです。自家用車なら、ダッシュボードに車検証などを入れておくので場所もわかりやすいのです。

ところが、バイクの場合には自宅に保管する人が多いので、片付けた場所がわからなくなったなんてことも…。

「車検が受けられない」「どうしよう…」と悩まなくて大丈夫!
バイクの車検に必要な書類と流れ、書類を紛失した時の再発行までわかりやすく徹底解説します!

バイクの車検の大まかな流れを解説!

バイクを持っているけれど、仕事が忙しくてツーリングにも出かけられない。
通勤は電車だし、2年間でバイクを走らせたのは数えるほどしかないんだけど…車検は必要ないんじゃないの?とか思ってはいけません。

バイクに乗っても、乗らなくても、所有している限りは車検を受ける必要があります。
乗らずに売却するつもりなら車検の必要はありませんが、車検が切れたバイクは公道を走れないので運搬も大変です。

また、乗りたい時に車検が切れていた場合には、工場まで運んでもらわなければならなくなるなど手間と時間がかかります。
面倒くさいと言わず、ちゃんと準備して車検を受けましょう。

必要な書類を揃える

車検を受ける前に、必要な書類を準備しましょう。

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 納税証明書
  • 印鑑

これらは一緒に保管している人が多いと思いますし、ファイルなどにまとめてあるならチェックしておきます。
税金が未納な場合や、自賠責保険が切れていると車検が通らないので注意してくださいね。

バイク屋さんで車検の予約を取る

車検はバイクを購入したバイク店で受けることができます。
初めての車検なら、バイク店から「車検のお知らせ」が届くので捨てないで取っておきましょう。

購入した店でなくても構いませんが、売れるまでメンテナンスもしてくれるお店の方が何かと頼みやすいのでおすすめです。
費用などもハガキに目安が書かれているので、不安であれば電話で聞いてみるといいですよ。

スタッフの対応もわかりやすいですし、親切に対応してもらえるなら愛車の車検も頼みやすいですよね。

電話かHPから車検の予約をしたら、バイク店から車検についての手引きが送られてきます。車検当日に持ってきてほしい書類が書かれているので、再度チェックしておきます。

車検が終わるまで待つ(1~2週間かかります)

当日にバイクをバイク店に引き渡したら、車検終了の連絡がくるまで待ちます。
数時間で終わる車検もあるようですが、車体が古いと時間がかかるので1〜2週間を目安にするといいでしょう。

車検中に故障や、取り換えが必要な部品があった場合には連絡をもらうようにしておきます。
修理や部品代金がプラスされると見積もり金額より高くなるので、どこを直して総額はいくらになるのか聞いておきます。

車検が済んだバイクを引き取りに行く

車検が終わるとバイク店から連絡がきます。
修理箇所や、今後修理が必要になるかもしれない箇所などを、整備士さんから説明を受けたら支払いを済ませて終了です。

特にタイヤとバッテリーは「今はいいけれど、年内には交換したほうがいい」などのアドバイスはしっかり聞いておいてくださいね。

バイクの車検に必要な書類は?納税証明書はいる?なくしたらどこに連絡すればいい?

自宅に保存したはずなのに、車検証や納税証明書が見当たらない!引っ越しやお掃除のどさくさで紛失してしまうこともあるでしょう。
初めての車検で大切な書類を紛失してしまうと、不安な気持ちになりますよね。

万が一車検に必要な書類を紛失したら、速やかに再発行手続きを取って揃えましょう。

自動車検査証(車検証)

バイクは車検を受けて問題ないと認定されたものには「自動車検査証」が発行されます。
これがないと車検を受けることができないので、紛失した場合にはバイクのナンバーを管轄している運輸支局で再発行手続きを取ります。

まずは警察に届け出をし、必要事項や受理番号を記入した理由書を発行してもらいましょう。
理由書が発行されたら、本人確認ができるもの(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど、写真付きのもの)を持って運輸支局に向かいます。

運輸支局で申請書をもらって記入し、手数料納付書と一緒に申請してください。本人が手続きできない場合は、委任状(使用者の認印が押印されているもの)が必要です。

軽自動車税納税証明書

毎年5月になると税務署から軽自動車税の納税通知書が送られてきて、軽自動車税を支払うと半券が渡されます。
この半券が軽自動車税納税証明書ですので、紛失しないように車検証と一緒に保管するのがおすすめです。

ですが、お金を払って財布に入れっぱなしにしたり、レシートと一緒に捨ててしまう人もいるでしょう。紛失した場合には、税務署に連絡をして発行してもらいます。

郵送でも発行は可能ですが、時間がかかりますので直接税務署にて発行してもらうのがいいでしょう。

現在の自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)

自賠責保険はバイクを運転するためには加入が必要な保険です。
未加入だと車検を受けることができないので、保険証明書を紛失した場合には保険会社に連絡して再発行の手続きをしてもらいます。

再発行には時間がかかりますので、最低でもひと月前には保険証明書の有無を確認してきましょう。

車検期間に加入する新しい自賠責保険証書も必要ですが、バイク店で代行してくれるのでお任せすれば問題はありません。

書類が揃ったら、バイク屋さんに車検を依頼しよう!

必要書類が揃ったら、いよいよバイクを車検に出すためにバイクショップに納車します。
必要であれば代車を借りることもできますが、店によっては台数が少なく混んでいると貸出できないケースもあります。代車が必要な場合には、早めに予約して代車を頼んでおきましょう。

もし、車検期日までに予約が取れなかったり忘れていた場合には、バイクショップに引き取りをお願いします。車検切れの場合、再度受けてから24ヶ月が有効期限となるので、その間に速やかに手続きを行いましょう。

バイクショップから「車検完了」の連絡がくれば、すべての手続きが終わったのでバイクを引き取りに行って終了になります。

車検に時間をかけたくない・長期間バイクがないと通勤ができないなど、1日で車検を終わらせたい方は、指定工場のあるバイクショップにお願いしましょう。

ホリデーバイク車検

自社工場に1級・2級自動車整備士が常時おり、自店で車検を完了させられます。
車検費用もリーズナブル、1日で車検が終わりますので納車して数時間で持ち帰ることができます。

早くて安いと車検の申し込みも多くなりますので「早めの予約」が必要です。

2りんかん車検

早期割引あり。わかりやすい料金設定は3タイプあり。初めて車検を受ける人にも安心のディーラーです。年間100,000台の車検実績があり、指定工場併設の座間店・茨木店は1日車検対応店舗となっています。

関東1都3県・関西2府4県に対応した民間車検場を3か所保有し、最短で車検が行われます。

次の車検の時期を忘れそう……スケジュールアプリを活用しよう!

初めての車検を受ける人は特に、車検時期を忘れないようにしておくこと。
手帳に書いて…とはいっても、2年後のスケジュールを忘れないようにするのは大変です。

そんな方には、便利なスケジュールアプリを使うことをおすすめします。
Yahoo!やGoogleのスケジュールアプリなら無料でダウンロードできますし、機種変してもそのまま使えます。

電子化された車検証をお持ちの方限定ですが、国土交通省の車検証アプリも使えます。ただし、バイクの車検時には紙の車検証が必要になるので、スマホアプリの方が確実ですよ。

あとは、バイクショップや整備をお願いしたことがあるディーラーから、車検のお知らせハガキが届くので、郵便物は安易に処分せずに目を通しましょう。

車検切れのままのバイク走行は、道路運送車両法違反となり「違反点数6点・6ヶ月以下の懲役・または30万円以下の罰金」とかなり重い懲罰が待っています。事故を起こしてケガをしても、車両保険適応外ですから保険料は下りないのでバイクも廃車同然です。

1日でも車検が切れていれば違法になりますし、マナーだけでなく基本的なことはしっかり守りたいですよね。
安全運転でバイクを楽しむためにも、早めの予約で車検を忘れずに受けてください。

まとめ

初めて車検を受ける人、毎回車検時期に慌ててしまう人も、車検は早めに予約すれば代車も借りられますし割引を受けることもできます。
スケジュールアプリなどを使って、車検期日を忘れないようにしてください。

250㏄以下のバイクは車検の必要はありませんが、安全に運転するためにも定期的なメンテナンスは行っておきましょう。

年に2回の法定点検やオイル交換は愛車を守り、バイクライフを豊かにします。
いつまでも愛車と同じ景色を楽しむためにも、車検を忘れずに行ってください。