原付って、どうやってガソリンを入れたらいいの！？
日常の足として、何かと便利な原付。
進学や転勤などで、「最近初めて原付を買った！」という方も多いのではないでしょうか。
ですが、原付に乗るのが初めてだと「給油口ってどこ？」「どうやってガソリンを入れたらいいの？」と困ってしまうこともありますよね。
そこで今回は、原付のガソリンの入れ方を優しく解説します！
カブ・タクト・ジョルノ・ジョグなどの有名な原付の給油方法も個別に解説しますので、該当の車種をお持ちの方はぜひ、自分のバイクのところだけでも読んでいってください！
目次
原付バイクの基本的なガソリンの入れ方
ここでは、原付バイクの基本的なガソリンの入れ方について紹介します。
納車日にガソリンを入れることが多い
原付に限りませんが、バイクが納車されるとガソリンは数リットルしか入っていないので、この後ガソリンスタンドに寄って帰るようにバイク屋の店員さんに言われることが多いです。
中には満タンにしてくれているバイク屋さんもありますが、ほとんどの場合は納車された日にガソリンスタンドに寄ることが多いです。
スタッフ給油のガソリンスタンド
ガソリンスタンドのスタッフが給油してくれるタイプのお店なら、初めてでガソリンの入れ方がわからなくても大丈夫です。
バイクを停めて「レギュラーガソリンを満タンでお願いします。」と伝えると、ガソリンを入れてくれます。
その後、支払いをしてガソリン給油は完了です。
セルフガソリンスタンドでの給油
最近はセルフガソリンスタンドが増えてきました。
そのため、ガソリンを自分で入れなければならない場面が多くなると思います。
セルフガソリンスタンドでは、すべてを自分で操作しないといけません。
しかし、順番があるので、その通りに進めれば難しいことはありません。
①バイクを停める
まず、ガソリンスタンドに入ったら給油ノズルの近くまで行き、バイクのエンジンを切って停めましょう。
給油ノズルは伸びるので、ギリギリまで近くには寄らなくても大丈夫です。
エンジンをつけっぱなしの人もいますが、給油中は火災などのトラブルを防止するため、必ずエンジンは切りましょう。
②油種を選んで支払う
ガソリンの種類を選んで支払いをしましょう。
原付バイクは基本的にはレギュラーガソリンです。
軽油はトラックなどのディーゼルエンジン用なので、入れないように注意しましょう。
支払いは現金やクレジットカード、電子マネーでできます。
スタンドごとに値引きクーポンやアプリがあるので、活用してガソリン代を安くしましょう。
③静電気を除去してガソリンキャップを開けて給油する
支払いが済んだら、給油をしていきましょう。
静電気があるとガソリンに引火して火災の危険があるので、キャップを開ける前に静電気除去シートに触れましょう。
その後、キャップを開けてノズルの先を入れて給油をしましょう。
ノズルは奥まで入れてトリガーを握りましょう。
ガソリンタンクが満タンになったら、自動で給油がストップするので完了です。
④キャップを締める
給油が終わったらキャップを締めましょう。
車はキャップの締め忘れがあったりしますが、原付の場合はキャップにバイクの鍵を挿さないといけないので、忘れにくいと思います。
キャップの締めを確認して、給油は終了となります。
ホンダ スーパーカブ50のガソリンの入れ方（給油方法）
ここでは、ホンダ スーパーカブ50のガソリンの入れ方を紹介します。
スーパーカブの給油口はシート下
ホンダのスーパーカブシリーズのガソリン給油口はシート下にあります。
シートを開けますが、カブシリーズは吸盤タイプになっているので、手で上方向に上げるだけでシートが跳ね上がります。
そうすると、給油口のキャップが見えます。
ガソリンの入れ方
シートを跳ね上げて見えるキャップをメインキーを使って外します。
レギュラーガソリンを選んで給油していきます。
高年式のカブは給油口の近くに燃料計があるので、入れながら針が満タンになっていくのを見ることができます。
低年式のカブはメーターに燃料計がついています。
入れすぎるとガソリンがにじみ出る
欲張ってガソリンを給油口の縁まで入れてしまうと、キャップを締めたときや走行中にガソリンがにじみ出てきます。
キャブレター車ならそれだけで済みますが、インジェクション車になるとあふれたガソリンをエンジンに送ってしまうので、エンジンの調子が悪くなったり、かからなくなったりすることがあります。
説明書に従って、限度のところまでの給油で止めておきましょう。
ホンダ タクトのガソリンの入れ方（給油方法）
ここでは、ホンダ タクトのガソリンの入れ方を紹介します。
タクトの給油口は足元にある
タクトの給油口は足を置くステップボードのところにあります。
ステップボードを見ると蓋があり、それを手で開けると給油キャップが見えてきます。
ガソリンの入れ方
カブと同様に、キャップには鍵を挿すようになっているので、メインキーを差し込んで外しましょう。
タクトのガソリンタンクは足元で地面に近いため、ガソリンノズルを持って屈んで給油しましょう。
タクトもガソリンを入れすぎるとエンジン不調になったり、始動できなくなったりするので、説明書に沿った限度で給油しましょう。
また、あふれてしまってガソリンがステップボードにこぼれると、滑ってしまったり、色が落ちたりするので注意しましょう。
シートを開けた所にあるキャップ
タクトはスクーターなのでシート下にスペースがあり、荷物を入れることができます。
シートを開けて後ろ側を見ると、黒いキャップがあります。
このキャップは冷却水を入れるところです。
タクトに初めて乗ると、ガソリンタンクの場所が足元だと分からず、シートを開けたところにある黒いキャップを開けてガソリンを入れてしまうことが意外と多いです。
誤ってそこにガソリンを入れてしまうと、バイク屋さんでガソリンや冷却水を抜いて清掃をしたりする作業が必要になります。
タクトに乗る場合は、シート下ではなく足元にあるキャップがガソリン給油口だということを覚えておきましょう。
ホンダ ジョルノのガソリンの入れ方（給油方法）
ここでは、ホンダジョルノのガソリンの入れ方を紹介します。
給油口は足元にある
ホンダジョルノはタクトと同じで足元にあります。
以前のホンダの原付スクーターはシートを開けた所にありましたが、現行のタクトやジョルノは足元にガソリンタンクがあるので注意しましょう。
ガソリンの入れ方
タクトと同じように給油口は足元にあるので屈んで給油しましょう。
ガソリンの入れすぎはエンジンが不調になるので注意が必要です。
ガソリンがあふれてしまうとこれもタクトと同じく足元が滑ったり、塗装が落ちるので注意しましょう。
タクトと違い、足元はただの黒い樹脂ではなく、おしゃれな白色の樹脂になっているのでガソリンでの劣化を防ぎましょう。
シート下のキャップ
タクトと基本的には同じですが、ジョルノのシート下に冷却水を入れるところがあります。
しかし、タクトと違ってジョルノは隠れているのでガソリンを間違えて入れてしまう心配はありません。
ヤマハ ジョグのガソリンの入れ方（給油方法）
ここでは、ヤマハ ジョグのガソリンの入れ方を紹介します。
給油口は足元にある
現行のジョグはホンダのタクトと共通なので、給油口はタクト、ジョルノと同じく足元にあります。
ヤマハ製の旧型ジョグは足元ではなく、テールランプの近くにあって剥き出しでしたが、現行はホンダの原付と同じ場所にあるので注意しましょう。
ガソリンの入れ方
タクトと同じように給油口は足元にあるので屈んで給油しましょう。
ガソリンの入れすぎはエンジンが不調になるので注意が必要です。
ガソリンがあふれてしまうとこれもタクトと同じく足元が滑ったり、色が落ちてしまうので注意しましょう。
シート下のキャップ
ジョグはジョルノのように冷却水のキャップが隠れていないので、タクト同様注意が必要です。
冷却水のキャップからガソリンを入れないようにしましょう。
旧型ジョグの場合の注意点
中古でヤマハ製の旧型ジョグを購入した人は、給油キャップがリアキャリア付近に剥き出しになっているので、メインキーを使って開けて給油しましょう。
リアキャリアやリアボックスがついていると給油がしづらいのでこぼさないように注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は原付バイクのガソリン給油方法を紹介しました。
日常の足として通勤や通学、買い物に便利な原付バイクですが、初めて納車するとガソリンの入れ方が分からずに不安になることがあると思います。
店員給油ならいくらか安心ですが、セルフ式になると、すべてを自分でこなさないといけませんので不安があると思います。
車は給油口がほとんど決まったところにありますが、バイクは車種ごとに違う場所、開け方があり、開け方や給油の仕方が分からないといったことが多くあります。
今回紹介したガソリンスタンドでの給油方法や車種ごとの給油方法、特徴を理解して初めての原付でも困らずに給油しましょう。
