従来の50ccに代わる新しいバイクとして、「新基準原付」が注目を集めています。
2026年から本格的に普及が進んでいますが、「何を選べばいいのか分からない」という声も多いのが現状です。
見た目はこれまでの原付と大きく変わらない一方で、中身は125ccクラスの技術がベースとなっています。
そのため、選び方を間違えると後悔につながる可能性もあります。
今回は、新基準原付のメリットからおすすめ車種、選び方のポイントまで、分かりやすく解説します。
目次
2026年最新|新基準原付(125cc以下)を選ぶべき3つのメリット
パワーの余裕と耐久性
エンジンのベースが125ccクラスであるため、従来の50ccよりも排気量に余裕があります。
発進や坂道でもスムーズに加速でき、ストレスが少ないのが特徴です。
最高出力自体は制限されていますが、トルクは活かされているため、日常走行では扱いやすく感じる場面は多いでしょう。
エンジンに無理をかけずに走れるため、回転数を抑えた走行がしやすく、結果的に耐久性の向上やエンジン寿命の延長にもつながります。
維持費がほぼ変わらない
新基準原付は原付一種として扱われるため、軽自動車税は年額約2,000円です。
従来の50ccと同じ金額で、コストが上がることはありません。
性能は向上しているにもかかわらず、保険や税金の負担が変わらない点は非常に大きなメリットです。
パーツの豊富さと車体の安定性
車体ベースが125ccモデルのため、カスタムパーツや補修部品が豊富で入手しやすく、長く乗り続けやすいのも利点です。
また、車体サイズが50ccと比べて一回り大きくなることで、直進安定性や乗り心地も向上しています。
長時間の走行でも疲れにくく、快適性が高くなっているのが特徴です。
新基準原付は「扱いやすさ」と「余裕」を両立した新しい原付です。従来の50ccの弱点をカバーした実用性の高い選択肢といえます。
【ホンダ】新基準原付「Lite」シリーズ|日常を変える3選
新基準原付の中でも、最もラインナップが充実しているのがホンダの「Lite」シリーズです。
ベースは125ccクラスでありながら、原付一種として扱えるよう設計されており、日常使いのしやすさと走行性能を両立しています。
Dio110 Lite
Dio110 Liteは、街乗りに特化した扱いやすさが魅力です。
車体が軽くコンパクトで、足つきや取り回しが良く、初心者でも扱いやすいモデルです。
ストップ&ゴーの多い市街地でもスムーズに走れるため、通勤や買い物といった日常用途に向いています。
燃費性能にも優れており、維持費を抑えたい人にも適している1台です。
スーパーカブ110 Lite
スーパーカブ110Liteは、実用性と耐久性を重視しているモデルです。
低燃費で長距離走行に強く、エンジンの信頼性も高いため、日常使いはもちろん、仕事用途でも安心して使えます。
リアキャリアを活かした積載性の高さも大きな魅力で、荷物を運ぶ機会が多い人にとっては、特に使い勝手の良いモデルです。
クロスカブ110 Lite
クロスカブ110 Liteは、アウトドア志向のユーザーに人気のモデルです。
ブロックタイヤやアップライトなポジションにより、未舗装路や段差のある道でも安定して走行できます。
見た目の個性も強く、カスタムベースとしても楽しめるため、移動手段と趣味性を両立したい人に向いています。
このように、同じ新基準原付でも特徴は大きく異なります。
日常の足として使うのか、積載や実用性を重視するのか、あるいは趣味性や走破性を求めるのかによって最適なモデルは変わるため、自分の使い方を明確にして選ぶことが重要です。
【ヤマハ】待望の新基準モデル「JOG ONE」の実力
ヤマハからは、新基準原付として「JOG ONE」が登場しています。
ヤマハらしい走行性能のバランスと、細部へのこだわりが光るモデルです。
日常使いでストレスフリー
発進時のスムーズさや、アクセル操作に対する反応の良さが特徴です。
ストップ&ゴーの多い街乗りでも扱いやすく、日常使いでストレスを感じません。
加速は穏やかすぎず鋭すぎず、初心者でも扱いやすい絶妙なセッティングです。
それでいて物足りなさを感じないのがJOG ONEの良さです。
足回りの安定感
足回りの安定感やブレーキのコントロール性にも配慮されており、低速域でもふらつきません。
駐輪場や狭い路地でも安心して扱えます。
こうした細かい扱いやすさは、毎日使っていると大きな差として実感するでしょう。
足つきの良さ
シート高やポジションも無理のない設計で、幅広い体格のライダーにフィットしやすいのもポイントです。
足つきや乗り降りのしやすさは、日常使いで意外と重要です。
この部分が快適だと、毎日の使用が楽になります。
デザインの良さ
デザイン面でも質感の高さが感じられます。
シンプルながら細部の仕上げにこだわりがあり、単なる移動手段ではなく「所有する楽しさ」も味わえるバイクです。
Dio110 Liteとの違い
ホンダのDio110 Liteが軽さと実用性を重視しているのに対し、JOG ONEは乗り味と質感を重視しています。
スペックだけで比較するのではなく、どのような乗り心地を求めるかで選ぶのがポイントです。
自分の好みに合った一台を選びましょう。
過去のジョルノやビーノのようなレトロ系デザインの新基準モデルは、現時点では発表されていません。
しかし今後の展開次第では、ラインナップの幅が広がる可能性も大いにあります。
【スズキ】今選べる「原付一種」の選択肢
現時点では、スズキから新基準原付の明確なラインナップは発表されていません。
そのため、スズキで原付を選ぶなら別の選択肢を検討する必要があります。
現状の選択肢
現状の選択肢としては、電動原付である「e-Let’s」が挙げられます。
静音性が高く振動も少ないため、住宅街での使用や短距離移動に適しています。
ガソリンを使わないため維持コストを抑えやすく、日常の足として割り切って使うには十分な性能です。
ただし、航続距離や充電時間に制約があるため、長距離移動やツーリング用途には不向きだというデメリットもあります。
排気量のステップアップ
もう一つの現実的な選択肢として、原付二種(125cc)へのステップアップがあります。
例えば、アドレス125のようなモデルなら、30km/h制限や二段階右折といった制約がありません。
交通の流れに乗って走行できるため、通勤や幹線道路での移動が多い人には大きなメリットがあります。
エンジン性能にも余裕があるため、坂道や長距離でもストレスを感じにくいのが特徴です。
ただし、小型二輪免許の取得が必要になるため、時間や費用というハードルがある点は忘れてはいけません。
「すぐに乗りたい」「免許を増やしたくない」という場合は、新基準原付の登場を待つのも一つの選択肢です。
このように、スズキに関しては、電動で割り切るか、125ccへステップアップするか、新モデルを待つかの3つが選択肢になるでしょう。
自分の走行環境や使用頻度を基準に、無理のない選択をするのがポイントです。
新基準原付へ乗り換える前に知っておくべき注意点と賢い買い方
新基準原付は便利ですが、従来の原付と同じルールが適用される点には注意が必要です。
購入前に知っておくべきポイントを解説します。
交通ルールは従来通り
30km/hの速度制限や二段階右折といった規制は、従来の原付と変わりません。
エンジンに余裕があるため、走行中に「もっとスピードを出せそう」と感じることもあるでしょう。
しかし、法律上は原付一種のままです。
この感覚のズレが違反につながりやすいため、注意が必要です。
車両価格は高め
車両価格は、中古の50cc原付と比較すると高くなる傾向があります。
新車ベースである点や充実した装備がその理由ですが、初期費用だけでなく維持費や使用頻度も含めて総合的に判断する必要があります。
原付二種にしたほうが得?
「どうせ125ccベースなら原付二種のほうがいいのでは?」という意見もあります。
実際、30km/h制限がなく二段階右折も不要な原付二種は、走行の自由度や快適性で大きなメリットがあります。
通勤距離が長い人や交通量の多い道路を走る機会が多い人には、原付二種のほうが適しているケースも少なくありません。
125ccよりも手軽
新基準原付は原付免許で乗れる点や維持費の手軽さが魅力です。
「免許を増やさずに気軽に乗りたい」なら新基準原付、「制限の少ない快適な走行を優先したい」なら原付二種を選びましょう。
新基準原付と原付二種、どちらも125ccベースですが、性能だけで判断してはいけません。
ルール・コスト・使用環境まで含めて考えることが、失敗しない選び方につながります。
自分の使い方や目的に合わせて、最適な一台を選んでください。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、新基準原付のおすすめ車種と失敗しない選び方について解説してきました。
新基準原付は、従来の50ccと比べて性能や快適性が大きく向上した新しい選択肢です。
発進や加速に余裕があり、日常の移動でストレスを感じにくく、通勤や買い物といった用途でも使いやすくなっています。
ただし、法律上の扱いは原付一種のままです。
30km/h制限や二段階右折といったルールに変更はありません。
性能が上がった分、「もっと走れそう」と感じる場面もありますが、このギャップを理解しないまま乗ると違反につながる恐れが高くなります。
また、車両価格や使用環境によっては、原付二種のほうが適しているケースもあります。
手軽さを取るか、快適性を優先するか、自分の使い方をよく考えて判断しましょう。
性能だけでなく、ルールやコストも含めて総合的に考えることが、後悔しない選び方につながります。
自分に合った一台を見つけて、快適で安全なバイクライフを楽しんでください。

















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