女子との二人乗りで「最高!!」と思ってもらうには、どうしたらいい?
バイク乗りの男性なら一度は憧れる、好きな女子との二人乗り。
どうしたら二人乗りデートを成功させられるか、気になりますよね?
「せっかく一緒に行くのなら、『最悪だった』って言われるのは嫌だ!できればバイクに乗るのを好きになってほしい!」
「見た目がカッコいいバイクと、乗り心地のいいビッグスクーターのどっちを選ぶべき?」
そんなお悩みを抱えているバイク好きの皆様向けに、今回は女子目線で「最悪だった二人乗りツーリング」と「最高だったタンデムツーリング」のポイントを、本音で解説していきます!
「気になるあの子との二人乗りツーリングで失敗したくない!絶対成功させたい!!」と考えている方は、ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです。
目次
最悪だった、父との府道31号ツーリング
私のワーストな二人乗りの思い出は「父との府道31号(鷹峯街道)ツーリング」です!!
※ルートはこちら。幼いころの記憶なので定かではありませんが、多分この道を通ったと思います。
バイク好きの父親としては、「運転できる俺!」と娘にカッコいいところを見せたいという気持ちもあったのかもしれません。
ですが……結論から言うと、父の計画は大失敗でした!
道中楽しいと感じる瞬間はなく、「怖い」「酔って気持ち悪い」「早く帰りたい(泣)」という印象だけが残ってしまったのです……。
皆さんもさすがに、好きな女性との二人乗りデートは失敗したくないですよね。
ここからは、父との二人乗りのどのようなところが最悪だったのか女子目線でガチ解説していきます。
「絶対に二人乗りデートで失敗したくない!」という方は、次から解説するポイントをしっかり読んでいってください!
NGな点①:行き先を知らされていなかった
父との府道31号ツーリングですが、実は行き先を知らされていませんでした。
出発するときに「バイクで出かけるぞ!」と言われただけなので、どこに行くのか分かってなかったんですよね。
行き先が山の中で、バイクや車でないと帰れないところだと分かっていたら、最初から「い、行きたくない!!」と叫んで逃げ出していたと思います。
皆さんならしないとは思いますが、二人乗りデートで「行き先を隠して連れて行く」のは絶対ダメ!
行き先を隠されて連れて行かれると、デートを通じて仲良くなるどころか、今まで築いてきた信頼もなくなる可能性があります……。
二人乗りデートに行く前には、先に「こういう道を通るつもりだよ」「行き先はここです!」と伝えておきましょう!
NGな点②:カーブの多い道だったので、気持ち悪くて吐きそうになった
また、連れて行かれた先がカーブの多い道で、私はバイクに慣れていないこともあり、気持ち悪くなって吐きそうになってしまいました。
ここからは、当時の私の気持ちをリアルタイムでお届けすべく、回想タイムに入りたいと思います。
~~当時の回想開始~~
バイク乗るのたのちい!お出かけたのちい!
……ん?待って?このバイク何か山の方に行ってない?
道の端に砂利が出てきてるんだが??
しかもなんかカーブ曲がる回数増えてないです???
「ちょ、ちょ、ちょ待てよ!!」
この辺りで、私の心は完全にキムタクとシンクロしました。
しかし、走っているバイクから降りることはできません。
「オ゙ォ゙ン゙!!!ごわ゙い゙ぃ゙!!!お゛ろ゛し゛て゛!!!!(CV:にゃんちゅう)」
~~回想終わり~~
バイクに慣れている方からすれば、どうということのない道なのかもしれませんが……
バイクに乗った回数も多くない、カーブの曲がり方も分かっていない私にとっては、吐き気を催すほどにきつかったです。
「自分の運転テクニックを彼女に見せたい!」「一緒にワインディングを楽しみたい!」という気持ちは分かりますが……
一緒に行く方にとっては、吐き気の原因にしかならないかもしれません。
二人乗りデートに出かけるときは、カーブの少ない平坦なルートを選んだ方が、お互い平和に過ごせるのではないでしょうか。
NGな点③:山の中なので、「置いていかれたら帰れない」という恐怖があった
ストリートビューを見てもらうとすぐお分かりいただけると思うのですが、父に連れて行かれた府道31号って、めちゃくちゃ山の中なんですよね。
周囲を見渡しても「木!土!枯れ葉!」という感じで、「ここから一人で帰れそう!」という気配を全く感じませんでした。
するとどんな感情が湧くでしょうか。
そう、恐怖です。
「降りたいと言って、怒った父に置いて行かれたら帰れない」と直感的に感じた私は、パニックを起こしてしまいました。
二人乗りデートに女性を誘う際は、「もしバイクが動かなくなっても、別の交通手段で帰れる!」と思える場所を選んだ方が、女性の方も安心してついていきやすいと思います。
NGな点④:限界なことを伝えたら、労わりの言葉より先にアドバイスが出てきた
吐き気と恐怖心でパニックになってきたので、父が停止した瞬間を見計らって「今しかない!!」と思った私は
「あの、カーブの連続で吐きそう。もう無理。止まって」
と伝え、ようやく小休止に入ることができたのですが……
そのとき、父が何と言ったか、皆さん予想できますか?
「ええ~っ……『ごめん』とか、『ちょっと休もうか』とか?」
「『ここで一回水飲もう』とかかな?」
違う!そんな気の利いたことを言われていたら、私は今こんな記事を書いていません!
正解は、
「カーブを曲がるときは、前方じゃなくて曲がった先を見るんだ!」
です!!
……うん、正しい!めちゃくちゃ真っ当なアドバイス!
そうだよね……カーブを曲がるときは曲がった先を見て……
……って、納得するわけあるかい!
まず先に「ごめんね」とか「大丈夫?」って言え!!
男性は好きな女性が困っていたら、「アドバイスして助けてあげたい!」と考える生き物らしいですが、一緒に来ている女性が気持ち悪さを訴えていたら、まず「大丈夫?気持ち悪い思いをさせてごめんね」と気遣う言葉をかけましょう。
実際に役立つアドバイスをもらうよりも、気持ちに寄り添う言葉をかけてくれた方が、女子は100倍元気になります。
アドバイスをするのは、気持ちに寄り添った言葉をかけて、休憩してからでも遅くはないはず!
「彼女がバイクに慣れてなくて辛そうだ。乗るコツを教えてあげようかな……」という気持ち自体は悪いものではないと思いますが、それをすぐに言うのはグッとこらえて、先に気遣う言葉をかけてあげてくださいね。
……ここまで父との二人乗りが最悪だった理由を説明してきましたが、いかがでしょうか。
「彼女を峠道に連れて行こうとしてた……」という方は、この記事を見たのであれば、行き先を速やかに変更しましょう!
二人乗りデートでやってはいけないことのまとめ
以上の経験から、「二人乗りデートでやってはいけないこと」をまとめました。
〇バイクに不慣れな女子とカーブの多い道に行く
〇行き先を山や海など、バイク以外の交通手段で帰れないところにする
〇女子の体調に気を遣わない
〇女子から体調が悪いと言われたとき、労わらずにアドバイスで返す
二人乗りデートに憧れる男子の皆様は、上の内容を頭に入れておくだけで、失敗する確率がグンと下がると思います。
「ちょっと怖かった」で済むならともかく、仲良くなりたい女子に嫌な思いをさせてしまっては、元も子もありませんよね。
NG行動を押さえて、二人とも楽しめるデートにしましょう!
最高だった、上司との山梨マスツーリング
私史上最高に楽しかったタンデムツーリングは、「上司との山梨マスツーリング」です!
「えっ??彼氏とかじゃなくて上司??」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが……
実は当社にはバイク好きの社員が複数名在籍しているので、「バイク好きの人たちで山梨にマスツーリングに行こう!」という話になったんですよね。
その際、私は上司のUさんの運転するバイクに乗せていただいたのですが……
そのときの対応がとても丁寧で、「タンデムって、本当はこんなに楽しいんだ!」と、昔の嫌な記憶が塗り替えられるぐらい、とても素敵な思い出になったのです!
ここからは、上司のUさんの対応の中で、特に私が「ステキ!!」と思ったポイントを解説していきます。
気になる女子とのタンデムツーリングを楽しい思い出にしたい方は、これから解説するポイントを勉強してから臨みましょう!
良かった点①:女子にとって楽なバイクをチョイスしてくれた
上司のUさんが二人乗り用にチョイスしてくださったのは、ヤマハのトリシティ300でした。
トリシティ300は3輪バイクとしての印象が強いですが、後ろに乗せてもらっている私からすると、「大きいスクーターとほぼ同じ」という感じでしたね。
タンデムバーも握りやすく、ステップにも足がかけやすかったので、跨るときの不安も少なかったです。
そして何より、シートが柔らかくて、お尻が痛くならないのが本当に最高!!
その日は数時間に渡ってバイクに乗っていましたが、「お尻が痛い!」と感じる瞬間はほとんどありませんでした。
※レブル250の純正タンデムシートにも乗ったことがありますが、あまりにも硬すぎて、2時間乗ってるだけでお尻が割れるかと思いました(個人の感想です)。
正直、女子にとって乗り心地の良いバイクをチョイスするだけで、誘ってくれた方への好感度は爆上がりします。
普段スポーツバイクに乗っている方も、タンデムデートに行くなら、女子にとって楽なバイクをデート用にレンタルした方が、好印象に繋がると思いますよ!
良かった点②:乗り降りするときに、毎回声掛けをしてくれた
乗り降りするときに、「乗っていいよ」「降りていいよ」と毎回声掛けをしてくださったのも、後ろに乗る人間としては助かったポイントです。
運転する方が準備OKかどうかって、後ろに乗る側からすると意外と分かりづらいんですよね。
乗せてもらう側としては、「自分が変なタイミングで乗って、バランスを崩したらどうしよう……」とか、色々気になりますし。
自分から声掛けすれば良いだけの話なのですが、そこを先回りして、運転する方の側から言ってくださると、「気遣いができるステキな人!」と感じます。
良かった点③:発進・停車が丁寧だった
細かいところではありますが、発進・停車が丁寧だったのも「ステキ!」と感じたポイントです。
乗せていただいく身で言うのも何ですが、やはり急発進・急ブレーキはビビります……。
父は黄色信号を見たら、私が後ろに乗っていても加速してブッチ切ろうとするタイプだったので、余計に上司のUさんの丁寧な運転が有難く感じました。
気を付けるべきポイントをまとめると、次のような感じでしょうか。
・発進するときは、ゆっくりスピードを上げる
・黄色信号で無理に渡ろうとしない
・赤信号を見かけたら、早めに減速する
※タンデムだと、普段よりスピードが出ません。黄色信号を見て「渡れるだろう」と思ってもできないこともあるので、無理に渡ろうとするのはやめましょう。
上の3点を守るだけでも、全然印象が違います!
気になる女子とお出かけするときは、丁寧な運転を心がけてくださいね。
良かった点④:適宜休憩を挟んでくれた・行き先が楽しかった
複数人でのマスツーリングというのもあり、適宜「休憩しよう」「休もうか」と声掛けをしてくださったのが、とても有難かったです。
その上、連れて行っていただいたところが、どこもステキなスポットですごく楽しかったんですよ!!
新倉山浅間公園展望展望デッキからの写真。あいにく富士山には雲がかかっていましたが、晴れていたらきっと絶景だったと思います。
お昼ご飯に連れて行っていただいたお店のほうとうも美味しかったです!また食べたいですね~……。
▼美味しかったほうとうのお店はコチラ!
ほうとう不動 河口湖北本店
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町河口707
駐車場:有(アスファルト)
お店のHP:http://www.houtou-fudou.jp/
また、鳴沢氷穴にも行きました!
8月下旬のツーリングだったので、氷穴の中がひんやりしているのがすごく心地よかったです。
観光スポットとしてもオススメですので、山梨ツーリングに行かれる方は一度立ち寄ってみてください!
▼鳴沢氷穴の観光情報はコチラ!
鳴沢氷穴
住所:山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8533
料金:大人1名 350円
営業時間:4月1日~10月15日の間、9:00~17:00入場可能
公式HP:https://www.mtfuji-cave.com/
どういう場所が「楽しい」と感じるかは人それぞれなので、「ここに行けば絶対OK!」と言えるスポットはありませんが……
デートに誘う方の好みや、行きたそうな場所を聞いてみて、それに合わせて一緒に行き先を考えると、楽しい一日になるのではないでしょうか。
タンデムツーリングで押さえた方が良いポイントまとめ
以上の楽しかった思い出から、「タンデムツーリングで押さえた方が良いポイント」をまとめました。
〇後ろに乗る女子にとって楽なバイクで行く
〇乗り降りするときは、運転する側から声掛けをする
〇丁寧な運転を心がける
〇一緒に行く方も楽しめる行き先にする
個人的には、「後ろに乗る女子にとって楽なバイクで行く」のが一番重要だと思います。
バイクに乗ったら、女子の目に見えるのは運転する方の背中だけですからね。
見た目がカッコいいバイクかどうかは、乗ってしまえば全く関係なくなります……。
「迎えに来てくれたときは『カッコいい!』と思ったけど、時間が経ってきたら、お尻が痛すぎて辛い……」と思われてしまったら、挽回するのは大変です!
「自分のバイクはタンデム向きじゃないな」という自覚がある方は、その日1日だけで良いので、ビッグスクーターなどの楽なバイクのレンタルを検討してみてくださいね。
おわりに
ここまで私の実際の経験を交えて、
「二人乗りデートでやってはいけないこと」
「タンデムデートを成功させるポイント」
について解説してみましたが、いかがでしょうか。
この記事が、「好きな女子を二人乗りに誘うぞ!」と考えている皆様の助けになりましたら幸いです。